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魂の結婚(8) 全てが調和する世界

2人の子供がいる風景。それは、私が思い描いていた世界でした。数日間の間に、一哉と未央は、2~3才になっていました。いつも2人で遊んでいました。

一哉は、たたたっと彼の方に行きました。彼は、ソファに座っていて、一哉が来ると抱き寄せて、一緒にテレビを見たりしていました。ソファの前にテレビがあるという配置でした。彼は、新聞を読んでいることもありました。

未央は、私のところに来ました。私は、未央を抱っこしました。重さは感じませんでした。未央は、しばらく私の腕の中にいて、そしてまた、遊びはじめました。

彼は、私が台所に立っていると、後ろから抱きしめてくれました。

良い意味で、穏やかで、淡々とした世界でした。全てが調和していて、私はこの波動の中にいると、とても落ち着きました。

「あなたも、そろそろ俺と話してもいいんじゃないかな。もうあれから一か月以上経つし、俺もそろそろ限界が近付いてる。

何て言ったらいいのかな、こう、いじましいんだよね、すごく。

いじましいっていうのは、強く思っているのに、俺の気持ちが伝わらないことへの怒り。苛立ち。

あなたと話せない辛さ。あれもこれも、いっぱい話したいのに、それができないもどかしさ」

彼と連絡が途切れる、いわゆるサイレント期間というのは、今まで何度もありましたが、今回が一番のギフトでした。今まではただ苦しい、こんなに思っているのは自分だけ、とか、様々な感情がこんがらがって、堂々巡りのようになっていました。彼との関係が、見える世界では遠ざかっているように感じたのが、見えない世界では、どんどん物事が進行していたのです。


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