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めぐりあう時がきたら。

「本当の気持ちはなに?れんの本当の気持ち。れんはこれからどうしたいのかな?俺はそれを引き出したい。れんの本当の気持ちを引き出すのが、俺の役目」

私は新宿で、ホテルの客室メイクのアルバイトをしていたことがありました。ビジネスマンが多く利用するホテルで、外国人のお客さまが多かったです。

そこで驚いたのが、ビジネスマンの方はホテルの部屋に滞在する時間が短いからか、とてもキレイに部屋を使う、ということでした。自前の髭剃りなどを持参し、アメニティをあまり使わない。ツインの部屋をひとりで泊まるので、ひとつのベッドしか使わない。

結果的に、メイクの工程がとっても楽になり、その分早く一部屋の清掃が終わり、ほくほくしたのです。

同じ職場で、東京で私の2つ先の駅に住んでいた方がいました。東京はとても広く、駅も路線もいっぱいある中で「僕、ここに住んでいたんですよ」と聞くと、びっくりします。住んでいた時期は重なっていませんが、近すぎて、不思議な感覚になるのです。

彼とは10年同じ職場にいましたが、最初の6年間は、ほとんど話をしたことがありませんでした。同じ部署にいても、つながらなかったのです。関わりができたのは、LINEを交換してからでした。そこから起こりはじめた何が何だかさっぱり分からない出来事、彼のドッペルゲンガーを見たり、もう、そういったうまく説明できないことが、次から次へと続く。そうした不可思議で濃密な4年間のつながりが、様々な方たちとの関わりの中で重なり合い、溶け合っていったのです。

なぜめぐり逢うのかを 私たちはなにも知らない  いつめぐり逢うのかを 私たちはいつも知らない  どこにいたの 生きていたの 遠い空の下 ふたつの物語  中島みゆき 『糸』





『5次元の恋人』では、男性側の気持ち、スピリチュアルな観点、手帳や文房具の楽しみ方など、様々な分野で記事を書いております。何か有益な気付きがありましたら、サポートして頂けると嬉しいです。