久しぶり〜レミィくん

 文章を書かないこと、物事を深く考えないことを徹底したらある程度メンタルの波がなくなり生活が安定した。安定しただけで幸せになっただけではないけど。

 小説を読むな、音楽を聴くな、文章を書くな、絵を描くな、映画を観るな、海の匂いを嗅ぐな、都会で独りになるな、スマッシング・パンプキンズの『1979』を聴くな、かといって書を捨て街に行くな、道端の花を見るな、競馬を見ろ。

 今いる場所でもたまに文章のことについて褒められることがある。僕実は小説を書くのが趣味なんですよ(今は一切書きませんが)
 けどまあ褒められるのは何であれ嬉しい。生きているだけで褒められたい。冬になり腹の毛がはみ出すようになっただけで褒められる猫が羨ましい。

 生活は安定したけど、僕の中の大切なものが全部綺麗さっぱり無くなってしまったように思う。多分今の僕はレミィくんに刺されると思う。ギラギラしてたレミィくんは格好良かった。拙くて人を楽しませる気が一切ないあの小説は、でも温かくて好きだった。てか、今の僕って夢を諦めた大人って奴なのかな? だとしたらあまりにもダサすぎるな。

反逆の時間終わり
お仕事の時間ですよ、○○さん

はーい、じゃあ行ってきます
またねレミィくん、こんな人間をちゃんと殺し続けてね。

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