![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/143832601/rectangle_large_type_2_5db1f603a232cc36ff07eb8b1bd7f4ae.png?width=800)
好評開催中‼️ポスターや版画など印象に残る可愛い作品がたくさん😍 | ロートレック展 (SOMPO美術館)
今回は、6月22日(土)からSOMPO美術館にて開催される「フィロス・コレクション ロートレック展 時をつかむ線」についてご紹介します。
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
![](https://assets.st-note.com/img/1718188342240-Y6r62R5tbh.jpg?width=800)
19世紀末フランスを代表する画家である彼は南フランスのアルビという街で伯爵家の息子として生まれました。
幼いころから絵を描くことへの関心がありましたが、13歳で左足を、14歳で右足を骨折、以降下半身の成長が止まってしまったことで絵画に専念するようになります。
フィロス・コレクションとは?
![](https://assets.st-note.com/img/1718451153486-nWM1Ts4mVt.jpg?width=800)
ギリシャ人コレクターのベリンダとポール・フィロス夫妻が、20年以上にわたって収集しているロートレックの個人コレクション。総数は300点以上にのぼり、現在も増え続けています。
素描を中心に、紙作品や版画、書籍、そしてポスターに関しては状態の良いものを厳選して収集しています。
展覧会について
今回の展覧会では、ロートレックによる紙作品の個人コレクションとしては世界最大級のフィロス・コレクションより約240点が紹介されます。
最大の特徴である素描作品にはじまりポスターを中心とする版画作品、雑誌や書籍のための挿絵、ロートレックの私的な写真など…
彼の「真の姿」に迫る展示からその魅力を深堀りします。
Chapter-1 素描
![](https://assets.st-note.com/img/1718188432631-mkXgdTFQgO.jpg?width=800)
素描作品には完成度の高いものや紙片の両面に描かれた簡単なスケッチ、ポスターの下絵なども含まれその制作過程を垣間見ることができます。
版画とちがって「一点もの」である素描はロートレックが何を見て、どのように描いたのか、その視線を直に感じられる素材といえるでしょう。
Chapter-2 ロートレックの世界
![](https://assets.st-note.com/img/1718188461535-QYU3vOOC02.jpg?width=800)
ムーラン・ルージュ、自由劇場、制作座…ロートレックを取り囲む世紀末パリの世界を版画と素描で紹介!
またロートレックがモデルとして描いた芸人たちも可能なかぎり取り上げ、特にお気に入りのモデルについては各々の著作物も展示されます。
Chapter-3 出版
![](https://assets.st-note.com/img/1718188532581-WBXFk55wo1.jpg?width=800)
第3章では雑誌や書籍などの出版物に関連した作品を展示。特にディオ―の歌曲集『昔噺』のなかの「君がため!」は、鉛筆の素描から石版、文字のせ前の刷り、完成作まで一連の制作過程を見ることができます。
Chapter-4 ポスター
![](https://assets.st-note.com/img/1718188507798-i5FkmFIH5Y.jpg?width=800)
第4章では、ロートレックの代名詞であり、ファンの多くが期待するポスターがまとめて展示されます。
ポスターは屋外に展示されるため、その多くが破損や変色しオリジナルの状態をとどめていません。しかしフィロス・コレクションはそんな中から状態のいいものを厳選し、さらに第三者が文字入れをする前の刷りを主に収集しています。そのためロートレック自身のデザインを、オリジナルに近い状態で鑑賞することができます。
Chapter-5 私的生活と晩年
![](https://assets.st-note.com/img/1718188546110-ickD0XF62U.jpg?width=800)
伝統のある貴族の家に生まれ、健康に恵まれなかったロートレックでしたが人懐こい性格から多くの人々に愛されていました。
第5章ではロートレックがプロデュースした食事会のメニューや、私的な展覧会の招待状、家族や知人にあてた手紙など、私生活が垣間見られる作品や資料を展示。多くの仲間に囲まれていた温かい様子を感じられます。
※ All images courtesy of The Firos Collection
Writer’s Message
特徴的な人物の描き方と、大胆な構図・色遣いが魅力のロートレック作品。私は展示内容の中でもやっぱりポスターが気になりました…!仲間たちに囲まれ愛される彼の人柄にも注目したいです。(伊沢菫)
詳細 / アクセス
【展覧会名】
フィロス・コレクション ロートレック展 時をつかむ線
【美術館名】
SOMPO美術館
【開催期間】
2024年6月22日(土)~9月23日(月祝)
【開館時間】
10:00~18:00(金は20:00まで)
※最終入場は30分前まで
【休館日】
月曜日
※ただし7/15,8/12,9/16,9/23は開館
【入館料】
一般 1600円(1800円)
大学生 1000円(1200円)
高校生以下無料
【アクセス】
JR 「新宿駅」西口 徒歩5分
東京メトロ「新宿駅」徒歩5分
東京メトロ「西新宿駅」C13出口 徒歩7分
西部新宿線「西部新宿駅」徒歩7分
都営地下鉄大江戸線「都庁前駅」A1出口 徒歩7分
画像提供:SOMPO美術館
next…
<展覧会レポート(北欧の神秘展)>
お楽しみに❤️🩹
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?