まだ大丈夫。いけるいける。全然いける。

最近どう?

って連絡くれた人がいた。

同じ会社で配属先が違うので会議なんかでたまに会うぐらい。

私が離婚して旧姓に戻った時、もしかしてあの車乗ってなかった?!って。

乗ってたけど、なんで知ってるの?

俺の友達が◯◯さん大好きだったんだよ。って。

あそこのガソリンスタンド通ってなかった?

通ってた。

確かに!!声掛けてくれた人がいた。

確か、今度遊びに行きませんか?って。笑

あれ俺の友達なんだよ。一緒にバイトしてたんだ大学の休み中に。って。

私が二十歳前後行きつけのガソリンスタンドで働いていたらしい。

私の車がガソリン入れに来る度に◯◯さん来た!って喜んでいたって。

言ったら絶対俺の友達喜ぶよ。まさか会えるとは。今度飲みに行こうよ。って誘ってくれた。

本当に好きでいてくれたらしい。

言ってくれれば…。

なぁ~んて、私は遊び人にはなれず男の人はなんか怖い存在でついて行く気にはなれなかった。

しかも声を掛けられてから逆に行きづらくなったのを覚えている。

私は即答。無理無理無理!

今の姿にがっかりするから無理だよ。現に自分だってアタシが旧姓になるまで気付かなかったじゃん。

俺の友達喜ぶと思うんだけどなぁ。って。

そんな感じで一気に親近感が湧いた。

転職したてでその数年後に離婚し全てに疲れはて。身なりにも全然気をつかってなかった。

そんな中昔の輝いていた私を知ってる人に会えるとは。

その後もいつも会えば。

まだまだいける。全然大丈夫。

なんて励ましてくれる。

出会ってから数年、たまに何となく声を掛けてくれる。

冒頭の最近どう?には当たり障りのない返事で終わってしまった。

最後はやっぱり。まだいける、大丈夫で終わった。

この方はバリバリの元野球部。野球部にロクなヤツはいない。これ俺の持論。って自虐するような人。

そんな事はないと思う。君だけだよ。って心の中で思い。

そうかもね。

って言っておく。

こうやってたまに連絡くれるのは内容はどうあれ嬉しくなります。

一応気に掛けてもらえてる気がするんです。

ただの暇潰しでもいいんです。



くだらない一言でも言ってくれれば。