堕落した御使いの正体

人間も知恵に満ち、美の極みであったら高慢になるかもしれません。

『あなたは全きものの典型であった。知恵に満ち、美の極みであった。あなたは神の園、エデンにいて、あらゆる宝石があなたをおおっていた。』エゼ28:12:13

これは誰でしょうか？御使いでした。しかも賛美を担当していたと見ることができます。なので悪魔は音楽に働くのです。
『あなたのタンバリンと笛とは金で作られ、これらはあなたが造られた日に整えられていた』エゼ28:13

あまりに知恵に満ち、美しかったので高ぶって罪を犯し、聖所を汚したのです。『あなたの商いが繁盛すると、あなたのうちに暴虐が満ち、あなたは罪を犯した。あなたの心は自分の美しさに高ぶり、その輝きのために自分の知恵を腐らせた。あなたは不正な商いで不義を重ね、あなたの聖所を汚した』エゼ28章

そして『いと高き方のようになろう』イザ14:14しました。

しかし被造物である御使いが神様になれるでしょうか？この地に落とされました。この地球が創造される前から存在をしていたのです『地は茫漠として何もなかった。やみが大水の上にあり…』創1:2と、茫漠(混沌)、何もない(虚しさ)、やみ(暗闇)として存在していたのです(カッコの中は韓国語の聖書の訳です)

そして最初の人間であるアダムとエバを『神のようになれる』と騙したのです。『こうして、この巨大な竜、すなわち、悪魔とか、サタンとか呼ばれて、全世界を惑わす、あの古い蛇は投げ落とされた。彼は地上に投げ落とされ、彼の使いどもも彼とともに投げ落とされた』黙12:9

悪魔は今も龍の姿で人間を支配しています。写真は浅草神宮の本堂の天井です。多くの人を見下ろしているこの龍(竜)が、拝みを受け取っているのです。

人間は知恵に満ち、美の極みだと神様を信じようとしません。自分の力でいくらでも生きていけると思っています。なので私は、問題があって苦しみの中で神様を信じる人の方が、本当に強く(原罪を認められ、神様を信じようとする謙虚な強さがあります)幸せな人だと思っています。

人間は絶対に堕落した御使いである悪魔に勝つことはできません。その為に神様の御子が来られたのです。『罪のうちを歩む者は、悪魔から出た者です。悪魔は初めから罪を犯しているからです。神の子が現われたのは、悪魔のしわざを打ちこわすためです』Ⅰヨハ3:8