「色ち買い(いろちがい)」は、「色の効果」を実感させてくれる

こんにちは。

今日は、「色」についての話題を少し書いてみたいと思います。そう思ったのは、友人の色彩計画家・加藤幸枝さんの書籍『色彩の手帳 50のヒント』が凄く話題になっているからです。僕も拝読しましたが、凄く為になる本でした。

ふと、そのことを考えていたときに、私自身にも「色」について昔から考えていたことがあったなあと思いだしまして、少し書いてみようと思いました。

タイトルにも、記載した「色ち買い(いろちがい)」という言葉。これは、私が作ったわけではなく、良く閲覧していたブログで知った言葉です。(検索で語源を調べてみたのですが、詳細は発見できずでした。)
説明しますと、「色違いのものを買う」という意味で、それを省略して「色ち買い(いろちがい)」というようです。

私は、結構、この「色ち買い(いろちがい)」をしてしまう事がおおくて、無印などで同じ型の違う色の靴下を何足も買ってしまったりします。。(笑)

さて、この「色ち買い(いろちがい)」ですが、私が思うに、色の心理的効果を実感するのに、とても良い機会を提供してくれるのではないかと思うのです。

「色違い」ということは、形や素材が全く同じ訳です。そして違うのは色だけ。ですので、色の違うそれぞれの製品を体験している際の心理的経験の差は、その色に起因するものと考えられると思うのです。

私が、これに気づいたのは、イッタラ社のカイフランクデザインのグラスを複数個所有して使っている時でした。(カラフルな4色の同形状のモノがセットになっている商品を購入したのでした。)

購入したのは、夏だったので、麦茶を飲むのに、このグラスをかわるがわる使用していたのですが、使うグラスの色によって、なんとなく味が変わっているように感じられた気がしたのです。
そして、それは、他のドリンクを飲む際にも感じたことで、飲み物の種類・色が変わると、この色のグラスで飲んだ方が美味しく感じるな、というのが個別にあるような気がしました。

私は色彩の専門家ではないので、その心理面の効果を理論立てて説明する事は出来ないのですが、例えば、こんな記事もあります。リンク先記事を要約すると、引っ越しに使用するダンボールの色が白色であるのは、運ぶ人が荷物の色から感じる心理的な重さを軽減するためだそうなのです。つまり、黒い箱よりも、白い箱の方が、実際の重量が同じだったとしても、重く感じるという事が書かれています。

そのような色彩が人間の心理に与える影響を、「色ち買い(いろちがい)」をすることで、簡単に経験できてしまうのです。

例えば、ユニクロに行けば、同じ素材で様々な色のTシャツが売っていますよね。これを何色か買ってみる。そして、それぞれの色を着た時の自身の心理に注目してみる。こうすることで、日常の中で「色の効果」に関する感性を養うことができるのでは、と思います。

如何でしょうか?皆さんも、是非「色ち買い(いろちがい)」をしてみてください(笑)。





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