やりたいこと、わからなくてもいいと思う☻就活メソッドに苦しめられないで…!

私は22歳、新入社員13日目の者です。
毎日日報を書いていて、非常にまわりくどい自分の文章に嫌気がさしています。スマートな文章をかけるよう、自分の時間を使って練習していきたいと思います。

そこで、今日は就活の締めくくりをすべく、自分の気持ちを言語化してみたいと思います。将来の自分へのメッセージとして書きますが、現在就職活動で頭を抱えている皆さんの心の鉛を少しでも軽くできたら幸いです。

私が就職活動を始めたのは大学3年生の12月です。最終的に今勤めている企業に内定承諾を出したのが大学4年生の11月。思えば約1年間就職活動をしていました。まあ、それはしんどかった。
なにがしんどいって、何が本音かわからない自分の気持ちと向き合うことが本当にしんどかったのです。

大学時代、私はボランティア活動に熱中していました。所属団体がNPOであったこともあって、ボランティアという響きからは想像できないくらい活動はハードで、寝る間も惜しんで資料作成やミーティングに明け暮れる日々でした。しかし仲間に恵まれたということもあって、その活動は私にとっての日々の活力でした。これまでできなかったことができるようになり、思考力が養われ、貴重な経験も数多く重ね、気が付いたら大学1年生の時の自分とはすべてが別人になっていました。
小中高の授業で手を挙げることすら恥ずかしがっていた私が、みんなの前にでることもプレゼンをすることもリーダーをすることも、何一つ怖くなくなっていました。経験が自分を作るとはこのことなんだと思います。
無理だろう思うことに挑戦し続けていると、いつの間にか世界が開けてくる、だから私は挑戦し続けたい。これは就活の面接時もよく口にしていた言葉です。
とにかく、サークルで経験を積んだ私は自分に自信がありました。

そんな私が挑んだ就活。
サークルで培った力は通じず、内定なんて全然もらえない…そんな急降下ストーリーではありませんでした。案の定、沢山内定を頂くことができました。トータルで11コ程内定はいただけたと思います。

私は決して内定自慢をしたいのではありません。
なぜ11コ内定をもらえるまで就活を続けたのか、なぜ切り上げられなかったのか、ということが非常に問題なのです。決して、内定をもらえる満足感を得たかったからとか、そんなことではありません。(そんな理由のために続けられるほど就活は楽しくありません)

なぜ入社する企業を決め切れず、苦しみながらも就活続行という選択肢を取り続けたのか。
それは、わたしに軸がなかったからです。
自分が何をしたいのか、どうなりたいのか、どんな会社が理想なのか、何もわからなかったのです。

「成長したい」「困った人に寄り添いたい」「当たりまえを支えたい」

就活の際に考えていたこれらの軸は、嘘ではないと思います。本当に思っていたことです。しかし、具体的に何かと言われればまったくわかりませんでした。また、心のそこからそれを望んでいたのか?と言われれば強く「はい!」とは言えませんでした。

就活の進め方として、大人たちは色んなことを言います。

「自分のこれまでの人生から最もモチベーションが高かったものからヒントを得よう」「WILL・CAN・MUSTを考えてみよう」「10年後の自分から逆算しよう」「自分が譲れない価値観は?社会に対して許せないと思うことは?」

おそらく私は、社会で一般的に言われている「軸・価値観の見つけ方」は大抵試しました。そして、そこで出て答えに忠実に業界や会社探しをしていました。結果、わかったことがあります。

そんなもん全部くそくらえ です。

たしかに、理念や考え方に全く賛同していない会社に身を置いて仕事をするのはきっと厳しいものがあると思います。ただ、就活開始と同時に「生きていく中での軸は?大事な価値観は?」と具体的に言語化するなんて無理があると思うのです。
もし、自分の中で譲れない価値観がある人ならば、わざわざ「見つけ方」なんてメソットを使わずともわいてくるはずなのです。


成長したいけどベンチャーは怖い(当時はベンチャーのほうが成長できるという一般論に完全に染まっていました)、人によりそうなら介護?NPO?どちらも内定をもらえたけどなんか違う…やっぱりいちからものを作るのが好きだったからイベント?でもそれって困った人を助けてるの?

今思えばなんだこの葛藤は、と思いますが、本当に当時はこのような思考の沼から抜け出せずに苦しすぎました。

それで結論、もうわからない!!!!!と思いました。

その結果出した私の答えは、「働いてから考えよう」というものでした。

価値観を仕事に落とし込むのが正解なのか、仕事とはどういうものなのか、好きなコト得意なコトな何なのか…今の私には答えが出せないと思ったのです。圧倒的に人生経験が足りていない、と思いました。

そのため私は、ありきたりな言葉ですがまずは目の前のことを頑張ってみようと思いました。そこから次の道を開くんだ、と心に決めて私は就職活動に終止符を打ちました。

今の勤務先を内定先として決定した理由は。一番社会勉強ができそうだからです。もちろん、どれだけのものを得られるかは自分の姿勢次第です。
それを承知の上で「当たりまえのことを徹底する」ということを大切に、誠実に経営をしているという印象を受けた現在の弊社に私は入社を決めました。


私は目標を追いかけるのがおそらく好きです。忙しいくらいのほうが好きです。そして、納得感をもって物事に取り組んでいることが好きです。そういう時って、苦労や手間のことを”努力”だとは思わないから、どこまでも突き詰められる気がします。

私はいずれ、志を仕事にしたいと思っています。つまり、価値観を仕事で体現すること、です。これが正解だとは全く思いませんし、仕事に対しては多様な考え方があるんだと思います。

でも、どうせ生きるのならば、仕事を楽しいものにしたいし、自分の志のために奮闘してみたいと思うのです。



でも、実際働き出したらどうなるかわかりません。今は見えてない部分の働くということの意義や魅力が見えてくるかもしれません。その時はそんな自分の感情に身をゆだねてみようと思います。

いまは、とにかく社会勉強です。
とにかく目の前のことを一生懸命全力で。
嘘をつかずに、ずるをせずに、毎日健康でお仕事をする。働かせてもらっていることへの感謝を忘れずに、日々精進するのみです。

ただ、自分の仕事や会社がすべてにならないように、自ら外の世界を見る努力も必要です。その塩梅が難しいのかもしれませんが、今の私の目標である「明確な志を見つける」ために、とにかく頑張ってみようと思います。


就活は人生を考えるすごく良い機会でした。
ただ、仕事のことなんて働いてみなきゃわかんないっしょ!そのくらいの気持ちでどんと会社を選んでみたらいいのだと思います。現在の就活は、自分のやりたいことや得意なことや価値観などを、言語化することを求められすぎていると思います。それゆえに、少し大げさな価値観やそれらが見つからないことに苦しめられるのだと思います。

もし、自分の価値観や向きたい方向がわからないことに苦しめられている就活生がいるのなら、もう少し気楽に考えてもいいと思うよと伝えたいです。わからないものをなんとか形にしても、それはもろく、苦しいです。まずは頑張ってみてこれから探そう!そんな気持ちでもいいと思うのです。

私も就職活動の答え探しはまだまだこれからです。まずは目の前のことを全力で、その先に道が開けると信じてお互い頑張りましょう!


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