![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/103618345/rectangle_large_type_2_86adb71a2b8e0d0db5b1be42d564a8a7.png?width=1200)
キレイ目リボンポケットの作り方
久々の投稿になります。
4月も中旬をすぎ、新入園児はまだまだお母さんと離れることになれない子も多いと思います。
お母さんも子供達もお互いに成長する時期ですね。
(私も上の子の時毎日葛藤でした)
そんな中、スモックのアレンジとして、過去にリボンポケットをオリジナルで製作したところ、少しでも指定のスモックを可愛くアレンジしてあげたいと言う思いから、私の作ったリボンポケットの作り方を教えて欲しいとの問い合わせを頂いたので、その方法をご紹介しようと思います。
よくある、普通のポケットに後からリボンを重ねるタイプではなく、
ポケット口をリボンの形にアレンジするタイプの、シンプルなキレイ目リボンポケットです。
まずは、簡単に文章で説明した後、動画にもまとめましたので、分かりづらい点は動画でご確認いただければと思います。
それでは早速説明します。
キレイ目リボンポケット作り方
【仕上がりサイズ】
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/103536797/picture_pc_2cde1fff28011624da147dc0670244c8.png?width=1200)
⚫︎リボンのサイズ
縦4.5cm(中央2.5cm)、横13.5cm、
⚫︎ポケットサイズ(リボン下)
縦10cm、横13.5cm、
【下準備】ポケット2個分の用尺
⚫︎ポケット用の生地 縦20cm×横40cm程度
⚫︎リボン用の生地 縦20cm×横60cm程度
どちらも裁断前に水通しをして下さい。
※洗濯後の縮み防止の為
⚫︎リボン用生地に貼る芯 縦15cm×横40cm程度
※洗濯後に形崩れ防止の為、薄手の芯で良い。
【裁断】
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/103538955/picture_pc_710f46bbab18423491638d0605bc042f.jpg?width=1200)
⚫︎リボン中央布 (表地×2、芯地×2)
縦7.5cm×横7.5cm
⚫︎リボン (表地×2、芯地×2)
縦11.5cm×横15.5cm
※リボンのパターンはこの長方形から、後程一工夫します。
⚫︎ポケット (表地×2)
縦13.5cm×横16.5cm
【アイロン&芯貼り】
①リボン部分の2パーツの裏側全面に、薄手の芯を貼ります。
②リボンの大きい布は芯貼り後中心を0.5cm程度インカーブでカットします。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/103560821/picture_pc_25c97ceb539a1c6e16284fe31cf9e874.jpg?width=1200)
【リボン部分の作り方】
③リボンは上端がわになるようにして中表に2つに折り、両端を1cmで縫います。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/103560902/picture_pc_f770f4244f5e3b8855d831978bd2ebaa.jpg?width=1200)
④リボンの中央は、縦に半分に中表にして、1cmで縫います。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/103560919/picture_pc_e6bcddd3259e6e8454eceda92aeba34f.jpg?width=1200)
⑤表にひっくり返してアイロンで整えます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/103561224/picture_pc_cf6303ee7da963bed5238739c9c8648e.png?width=1200)
⑥リボンは下端を合わせて仮止めステッチしておきます。
⑦上から2cmの所で二つ折りにして、タックをとめます。中央2cm間ぐらいをまず0.5cmで縫います
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/103560978/picture_pc_ba8f61a23c13213981743c4f8fc7458b.jpg?width=1200)
その後縫った部分を潰して両サイドステッチで抑えます。これがポイント!
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/103561422/picture_pc_7dd673c6de10df35cbae1f27c6d0ed70.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/103561023/picture_pc_d6b376bd59ad9e793700b9f298a89b1f.jpg?width=1200)
自然にタックを寄せることも可能ですが、この一手間をすることで、毎日洗濯しても型崩れしづらくなります。
更に見え方も左右対称に!
⑧リボン中央布を合わせて仮止めします。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/103561452/picture_pc_24d7b5089d3dcd18e10f36e32225bde9.jpg?width=1200)
これでリボン部分の完成!
リボンが出来たら、ポケットと縫い合わせます。
【ロックを使わないポケットの縫代処理】
今回もロックミシンを使わずに縫代処理。
⑨ポケット本体の縫代は、両サイドと下を1.5cmで仕上がりサイズにアイロンします。
その縫い代を半分に二つ折りしてステッチしておきます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/103561662/picture_pc_a2aaa6da3fd7629eaabe77bc23b9c85b.jpg?width=1200)
⑩リボンとの縫い合わせは、リボンの縫い代が1cm、ポケットの縫い代が2cmになっています。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/103561688/picture_pc_8c7534df945838fdda4ae4cbf36cce89.jpg?width=1200)
少し縫いづらいですが、縫い合わせた後、リボンの縫代のみ0.7cmにカット。
そのリボンの縫代をポケットの縫代で三つ折りのように包んで端をステッチします。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/103561778/picture_pc_cb7e0fb4106dc5fdb9765024f94238ab.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/103561837/picture_pc_d1ed6e479306bda9f844484ee47c3909.jpg?width=1200)
少し難易度が高いですが、心配な方はポケット側の縫代を多めに付けるなどの工夫をしてみて下さい。
表に返して、リボン下のに0.2cmのステッチをする。
※縫い代抑えステッチ
これで型崩れしづらい、ほつれ無しのリボンポケットの完成!
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/103562043/picture_pc_6c91899ac45ad192fbcb3da4a1b678e6.jpg?width=1200)
そして、このポケットをつける時にもうひと工夫!
【リボンポケットの付け方のコツ】
まずは、リボンの下のポケット部分を先に付けます。
その後、上のリボンを付けると言う風に分けるとキレイに仕上がります。
そのリボン部分を縫う時のポイントがあります!
リボンの両端の位置をよくご覧ください。
斜めになっているのがわかりますか?
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/103562102/picture_pc_82e9754a85e69ff7627fe9d447fc808b.jpg?width=1200)
このリボンをつける時に、無理矢理縦を真っ直ぐに付けないことが、リボンを綺麗に見せるコツ!
これはトワルを組んだ事で見つけた工夫です!
これを無理矢理つけると、身頃生地が引っ張られて歪む原因にもなります。
生地に無理をさせない。
これはパタンナーとしてトワルを組む時に日々気を付けている事です。
これらの細かな部分に拘り、
シンプルなキレイ目のリボンポケットが完成です。
文章で説明は少し分かりづらい点も多いかと思いますので、動画にまとめました。
まだまだ改善点の多い動画編集ですが…
文章よりは製作手順がわかるかと思います。
いかがだったでしょうか?
少し工夫に手間がかかりますが、そこがキレイに見えるコツです。
大人用にリボンの幅をアレンジしてエプロンを作ったりもできます。
是非色々なアイテムに活用して下さい。
取り急ぎ、お問い合わせを頂いた方に届きます様に。
ミシンが好きで始めた方、
既にたくさん製作している方でも、
少しでもクオリティの高いものが作りたいと思う方に
私がハンドメイドしたものをご紹介して、何か製作するときの参考にして頂けたらと思います。
永いおつきあいになれたら嬉しいです。
※この記事の文章、画像は全て、無断転載をお断りいたします。
宜しくお願い致します。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?