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【コラム】「色を塗る」んじゃない、「色で描く」んだよ
塗り絵という意識は邪魔者である
今日、こんなツイート(ポスト)をしました。
イラストを描く人の大多数が線画をキッチリと描いてからそこに色を塗っていくという描き方をしてるわけですが、
そのせいで「色の塗り方がわからない」という誤った視点に陥ってしまう人をよく見かけます。
「色で描く」は「色を塗る」とどう違うのか
色で描くという意識を持てている人は、色選びが上手いです。なぜかというと、描くという意識ひとつで色に対する考え方の解像度が上がるからです。
絵全体のキーカラーはどんな色か、差し色はどんな塩梅で入れるか、陰影はどんな色になるか、明るいところと暗いところの彩度はどう違いを出すか…
本当なら色に対して考えないといけないことは無限にあります。
色を塗るだけという意識だと、ただの作業の一工程として考えてしまい、単純な色の付け方になってしまいがちです。
アンリ・ルソーの『蛇使いの女』という絵画作品は、キーカラーを緑に設定し、さまざまな緑色を使い分けています。
もしルソーの色に対する考え方が浅ければ、この作品は間違いなく駄作になっていたでしょう。
ルソーは絵が下手だとよくいわれますが、自分はそうは思いません。本当に下手ならこのような芸当はできないからです。
「色で描く」具体的な方法
座学をしてください(結論)。
色と光に関する知識がないと、色について考えようがありません。
こればかりはどうしようもないので、インプットとアウトプットをひたすらに繰り返して身に付ける必要があります。
Twitter(X)でも何度かご紹介したのですが、
ジェームス・ガーニーの『カラー&ライト』という本は最高の技法書です。
この本一冊で大抵のことはわかります。
本当におすすめなので読んでみてください。値段はちょっと高いです(4000円くらい)。
思いつきで書き始めたので、短いですがこの記事はこれくらいで終わっておきます。
後になってから何か足すかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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それではまた次の記事で。
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