「旅」と「旅行」
どこに向けるとはなく「何だかなぁ」って思うことがある。
仕事が終わり、帰宅する際、マイカーに乗り込んでエンジンを掛けてひと息つくと、「このまま旅に出たいなぁ」と思わずつぶやいてしまいました。
月末進行の追い込みタイミングだったからかもしれませんが、自宅と職場を往復する日々、元々、クルマで遠出するのが好きな自分とすれば、ストレスが溜まっているのかもしれません。
呟きに苦笑しつつ、ふと
「なぜ、“旅”という言葉が出て来たんだろう。そもそも“旅”と“旅行”って何が違うんだろう。ひとり旅とはいうけど、ひとり旅行って言わないし、新婚旅行っていうけど、新婚旅って聞いたことがない」
「旅」と「旅行」という言葉は、どちらも「移動して他の場所へ行くこと」ですが、ニュアンスや使わい方に違いがあるようです。
思いつくままですが、まとめてみました。
旅
「旅」は一般には感情(心情)や個人的な経験を重視する言葉。冒険や探求など、精神的な裏付けが強調されるイメージ。
※たぶん今回、思わず口に出たのはこのパターン長期的で計画があまり緻密ではなく、自由度が高いイメージ。特に目的地がなく出掛けるのもあるかも。
旅行
「旅行」は実際の移動や観光の計画が具体的。
学校や会社、同窓会(同期会)、夫婦など、数名またはグループで移動するイメージ。スケジュールや目的地が明確に設定されていて、観光やレジャーの要素が強い。旅のしおりがあるのは、やっぱり旅行ですよね。
比較
感覚的には
「旅」は感情や個人的な体験を軸にしていて、計画変更も気楽ですが、「旅行」は具体的な目的や計画がメインになりそう。計画性のある・なし
「旅」は計画が緩やかで自由度が高く、「旅行」は計画が緻密で組織的。書籍に書かれている場合
「旅」は詩的・文学的な使い回し、「旅行」は実際の移動や観光メイン。
どちらも最終的には「帰る」ことが前提の言葉ですが、「このまま、ひとり旅に出たいなぁ」という時は、やっぱり旅なんでしょうね。
ハイエースのハンドルを握りつつ、毎朝出社していますが、特に冬場の朝、感じる空気感と日差しの当たる街並みの雰囲気、車中泊明けの出発を連想させるので、結構好きだったりします。
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