見出し画像

逢いたい人には必ず逢える

『逢いたい人とは、逢いたい時には逢えない』
最近、あまり縁のない言葉ですが、とても艶っぽい言葉だと思います。

先日、会社訪問してくれた学生が『就活は、活動量や能力、熱意が大きく影響すると思いますが、運や縁で決まる部分もありますよね。そう考えると寂しいです。』と話していました。

僕は、『そうだね…。』と頷きながらもこう付け加えました。

『確かに就活は、人と人との出会いだから、そういう部分が全くないとは思わない。でも、本当の運や縁は待っているだけでは絶対にやって来ない。僕は何でも初めから決まっているなんて寂しいと思わない?そう思わないからジタバタするし、無茶もする。自分から動かなきゃダメだよ。待ってても良い話なんて来ないよ。自分から動いて来た運や縁なら喜んで受ければいい。』と先に進まない就職活動に悩む彼に話しました。

でも、実際の採用の仕事では、縁を感じることもよくあります。

例えば入社して欲しい学生と出張時に会うために、いつ電話しても連絡がつかない時などがそう。こういう場合連絡がついた時にはもう他社に決めていることが多く、自分の力不足を感じます。

同じようなケースでも、『おーい。君、本当に就職活動してるの?』と冗談が出るくらいにいつでも連絡が取れる学生もいます。そういう学生は入社してきます。確かに運や縁もありますよね。

ある人との出会いが自分の人生を変えた。という話を聞きます。
人と人との出会いは本当に不思議なものですね。以前、このエッセイで人生観を変えるほどの重要な人には、例え、どこにいても必ず逢えるという話をしました。柄にもなく、それは運命なのだとも…。

しかし、実はそれは運命なんかの仕業ではなく、意識・無意識は別として、逢いたいと思うエネルギーの強さによるものだとしたら、なんてすごいことだと思いませんか。

『逢いたい人とは、必ず逢える。』
これだけは、こんな僕でも信じていることです。

追記:
新大阪駅構内でお弁当を買うために入った売店で、憧れの“辺見えみり”さんにお会いしました。唐突に目の前に現れたので、何も言えず、ぼーっとしていました。同じお弁当を買って満足しましたけど、今度お会いできたら、挨拶くらいしなきゃですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?