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出会いと別れ

いよいよ新入学・新社会人の季節がやってきました。

みなさんがこれを読んでいる頃には、僕自身は入社式を終え、新人研修に同行し、長い一日を過ごしていると思います。
今年も当社にも高校・大学卒の男女を合わせ30余名の仲間たちが不安と期待で胸をいっぱいにして入社してきます。そういう僕も今から数年前(!)に同じように入社してきました。

入社式後の研修も最初は嫌でしたが、研修も後半、まもなく辞令が交付される頃には、現場への不安も手伝って、もう少し研修が続けばいいのになぁと思ったものでした。今年入社する彼らも同じようなステップを踏んで現場へと巣立っていくことでしょう。

就職活動そのものが早期化しているので、彼らのほとんどが1年以上付き合った後の入社になります。それだけに応援する気持ちも強い。

実はこの原稿は出張先のホテルで書いています。
小説家気分と言うよりも明日の学生と面談予定のアポが一段落したので、ホッとしながら書いているというのが本音なのですが、今年も来年度に向けての採用活動がすでにスタートし、また学生たちとの長いお付き合いも始まっています。

ただ、今年は就職活動が厳しい年のためか例年になく、本気で真面目に就職活動に取り組んでいる学生が多いようです(当たり前ですが…。)

僕にとって人との出会いや別れの多い、3月・4月は、色々な意味で『1年』を見つめ直す時期でもあります。新しい出会いに期待し、別れ行く人の思い出を噛みしめるような…。

そうそう、住所録を書き直すのもこの時期で、消そうと思っても結局消せない人の1人や2人はみなさんにもいらっしゃるのではないですか。僕の場合、特に昔のものを捨てることが出来ない人(母親の性格をそのまま引き継いでいるのですが…。)なので、住所録だけで数冊あったりして、整理が大変なんです。

それにしても今回の原稿は、思いつくままにかいてしまったので、少しまとまりがなかったかなと反省しています。(笑)

ところで、本当の孤独感というのはひょっとしたら無人島やヒマラヤの山奥に一人でいるときにだけ感じるものではないのかもしれませんね。

都会の雑踏や満員電車の中でふと感じた孤独感の方が周りにたくさん人がいるだけに、より現実的でより残酷な気がします。都会の人たちは、そんな孤独感を避けるように伏し目がちに僕の前を通り過ぎていきます。

学生との待ち合わせ場所で時間潰しの3本目の煙草を消すのも忘れて、
そんな人たちを見つめながら、退屈なのか空しいのか、よく分からないため息を付いているのでした。

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