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巣立ったツバメたち

少しくどいようですが、月日の経つのは早いものですね。

とうとう7月になりました。
先月、『新人フォロー研修』も行われ、入社後、少し日焼けした新入社員を見ると、いよいよ本当の仲間になってきた気がします。

仕事の面でも今月がひと区切り。
これから数ヶ月は採用シーズン中盤の大事なポイントになっています。この状況のよって、来年度入社が決まるといっていい。今年はマスコミでも取り上げられているように、数年前のバブル期とは比べものにならないくらいにとても厳しい就職環境です。

女子学生の状況は『氷河期』に例えられていますが、男子学生においても『暴風雨』と呼ばれていて、必ずしも楽な環境ではありません。それだけに彼らの就職活動の開始時期は例年よりも早く、非常に危機感を持って取り組んでいて、われわれの話も真剣に受け止めてくれています。

就職活動には『売り手市場』とか『買い手市場』という言葉もありますが、僕はそのどちらもあまり好きな言葉ではありません。個人的には主導権は企業側が取るとしても、あくまでも両者の関係は同じ立場であるべきだと思っています。

以前、企業側の内定取り消しが話題に上がりましたが、その反面、学生側の内定辞退に泣く中小企業の姿もあった訳で、内定の出し方にも問題があるとは思いますが、企業側だけが叩かれるのはなんとなく納得できない部分もあります。
『買い手市場』だからといってふんぞり返るつもりはありませんが、こういう時代だからこそ、この事は伝えたいと思っていますし、出来るだけ学生たちには話すようにしています。

いずれにしても、彼らはそんな厳しい就職戦線を乗り越えて、大きな期待と不安を抱いて入社してきます。受け入れる側の私達も彼らの気持ちに負けないようにしたいですね。

先日、会社に巣をかけていたツバメたちがとうとう巣立って行きました。

約1ヶ月くらいの同居。
その成長の早さにも驚きましたが、巣立ってからもしばらくの間、巣の近くで片寄せあってとまっていた子供たちにえさを運ぶ親鳥の姿を見ていると、『親ってのも、これで結構大変だな』と、その夜、以前皆さんにお話した母の声がふと聞きたくなりました。

モチロン、イツモノワライゴエガ、キコエテキタ

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