幸せへの道のり#14 最終章

調停は最後となった。

確かに前回「早ければ」とは言われていたけど。
主人の言い分を聞いている限り、終わるとは到底思えなかった。
期待しないで家裁には向かって待っていた。

だけど調停委員から連絡がきた時は、私はもう確認作業だけだった。

養育費は、始めに言っていた金額で了承していただきました。
ご主人は扶養手当の話を出されまして。
確かに扶養手当分、ご主人の収入は減るんですが。ご主人に限っては、それくらいで年収は変わらないんですよね。だからそれを伝えさせていただきました。よろしいですね？
(扶養手当分、養育費減らして離婚してくれるならそうしようとしていた😅提案しなくて良かった😅)

お子さんの学費ですが、不定期なものは、こんな可能性があると思われます。
なので、こんな文言を入れさせてもらおうと思います。よろしいですか？
(不定期なことは考えていたけど。もっと突飛なこと考えてくれてた😅考えていなかった😅)

家はご主人が住まわれると言うことでよろしいですね？
家を出て行く期限ですが、新しい部屋はどうでしたか？
(ちゃんと聞いてくれて、それに相応しい日数じゃなく、それよりかなり多めに期限を取るようアドバイスくれた)

あとは、退職金なども、いつまでにとか
養育費も毎月何日までにとか。
決め合うのかと思っていたことは、もう全て決まっていた。
だから「よろしいですか？」ばっかりで、
私は「はい。ありがとうございます。」しか言わなかった。
全部いつの間にか、私の要望が通っていた。

主人をたった一回でどう説得したんだろ…
不思議でならない。

それから裁判官、調停委員、書記官、主人、私で決められたものを一緒に確認し合う。
(テレビ電話で久しぶりに旦那と会う。
が視界を狭める練習を職場でしていた私は、それを発揮させる😂だから目に入らなかった😂)

この、確認しあった内容の証書が、主人と私の自宅にそれぞれ郵送で送られてくる。

この調停最後の日から２週間、異議がなければ、離婚届を私が出して離婚成立となる。

この証書がいわゆる公正証書になる。
この証書があると離婚届に相手の署名はいらないので、私だけ書いて提出する。

県を跨いでの調停だったから、２週間という日数が必要になったが、同じ場所ならすぐ成立するらしい。

最後、主人と調停委員が話があるので、えすさんは退出されてくださいと言われた。
だからサラッと画面から退出して待機していた。
お礼をちゃんと伝えたい。感謝でいっぱいだった。
だけどさっきは皆いたし。私の退出待ちだったからな。サラッといなくなったから。
伝えたいことが沢山あった。
達成感、安堵、色々なものが湧いてきたから、涙も出てきた。
落ち着こう。テレビ電話だし。顔見えるし。
沢山深呼吸して。テーブルの周りをぐるぐる回ったりして笑

沢山待った。
おかしい…
最後だから色々あるんだろうなぁ…

…
…
おかしい…
なんかおかしい…
あれ…
まさか終わったか？
いや、でもお礼言ってない。
ちゃんと終わってないと思う…
いや、でももう40分…
やっぱおかしい…

電話してみた。
繋がらなかった。
テレビ電話、邪魔かもだけどしてみた…
繋がらない…
あれ？😅
家裁の受付に聞いてみた😅
すみません😅終わったかどうかわからなくて😅確認ってどうしたらいいですか？😅

受付の方が確認してくれた。
終わってた😅
えっ⁈😂

書記官が折り返し電話をくれた。
申し訳ございません。終わりだと伝えたつもりでしたが。確かに最後急に終わったから、わかりにくかったですかね…って。

はい💦わかってなかったです💦こちらこそ申し訳ございません💦
あの、調停委員のお2人にお礼をちゃんと言いたかったのですが。もうお話はできませんか？
と聞いてみた。

もうそのような機会はないですねぇ、と言われた…
ちょっと結構かなりショックだった…
これからの私の人生を切り開いてくださった方々だ。
お礼、言えなかった…
あちらは仕事だし。ただ仕事をして一件終わった。それだけかもしれないけど…
私には恩人だし。
もっと長引くかも、の時間をなくしてくれた。
時間は買えない。
本当に感謝しかない。

書記官にお2人にありがとうございますという伝言を頼んだ。

次の日友達に言われた。
皆がいる時に、感受性豊かなえすが心のままにお礼を言ったら、ご主人や裁判官に不自然に映ったかもね。
調停委員は公平でなければならないからね、と。

最後、女性の調停委員が何か言ったのだ。
お疲れ様でした、とかなんかそんな言葉を。

私は皆が待ってるし、早く退出しなきゃってなってたし。旦那も画面にはいたから。
本当にササっと出た。
だけど、その調停委員の声色はずっと待ってる間引っかかってた。
だけど最後と思ってなかったから。
何の違和感かわからなかった。

きっと女性の調停委員は、最後ってわかってたから、応援のような、そんな気持ちで私に声をかけてくれたんだ、と今は思う。
思うだけで本当のとこはわからない。

だけど、お2人のおかげで調停は終わった。
やっと終わった。

2023年3月に離婚、婚姻費の調停を申し立てる。
2023年5月に調停1回目。
2024年3月に9回で終了。
27日に成立予定。

以上、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。