「有機」に問題がないと限らない(90kg~80kg時代⑩)

前回の続きはこちらです。

2021年の2~3月頃まで、当時のわたしは、普段食べるものはスーパーに行って買っていました。以前に書いた記事にもありますが、

スーパーで買うときには、以下のように①と②のコーナーに行って買い物を済ませていました。

そのため、野菜・果物を購入する際には、スーパーの中でも以下のコーナーがあるところを中心に買うようにしました。それは以下の2つです。
①有機農業で育てられた野菜・果物のコーナー
②地元の野菜を直接売っているコーナー(野菜直売所)

特にわたしは①の「有機」という食品を信頼していて、化学的に合成された肥料や農薬を使わず、遺伝子組み換え食品を使わないならば、大丈夫だろう、と安心していました。

ところが、ある日たまたま同じ菜食の友人と一緒に買い物に出かける機会があったのですが、わたしが「有機」の野菜・果物を扱っているコーナーでいこうとすると、うろ覚えではありますが『有機は本当に信頼できますか?』というようなことを言われたと思います。

わたしは何だか、その言葉が気になって、試しにネットで詳しく調べたら、どうやら、「有機」で育てられた野菜・果物にも、下の図のように、化学物質が微量に入る場合もあり、必ずしも安全でないようです。

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例え、農薬や化学肥料が土地に直接散布されなかったとしても、
1. 家畜が薬を投与されたり、遺伝子組み合え作物が入っている餌を食べる。
2. 家畜から出た糞をたい肥(有機肥料)として土地に散布する。
3. 有機肥料で野菜・果物を育てる。
4. 野菜・果物を人の身体の中へ。
という流れで、人の身体の中へ微量に化学物質が入る場合があります。

微量なら問題ないと思われるかもしれませんが、毎日食べることを考えたら、塵も積もれば山となる場合もあるわけで、注意するに越したことはないと思います。

また、家畜が食べる餌には遺伝子組み換え作物が含まれている場合もあり、これも微量ならば影響がないかもしれませんが、毎日少しずつ積み重なれば、家畜のみならず、わたしたちの身体に影響がないとも限りません。

しかも、有機肥料を土地へ大量に散布すると、土が大量に養分が含まれる状態となりますが、その養分の中に硝酸態窒素があり、その窒素を野菜がたくさん吸収すると、栄養として使いきれなかった分はそのまま野菜の中に残るようになります。

この硝酸態窒素は、人体にとっては少量であれば害はありませんが、取りすぎると、チアノーゼ症状(酸素欠乏症)を起こしたり、頭痛・めまい・呼吸困難・意識障害などの症状をもたらす可能性があるようです。(参考記事はこちら↓)

※ちなみにすべての有機野菜がそうとは限らず、有機農業の原則を守って外部から購入肥料を入れない有機野菜ならば安全なようです。(参考記事はこちら↓)

このように調べてみると、「有機」にも安全でない場合もあるのだな…と、友人のおかげで気づくことができました。この頃のわたしはまだまだ1週間に1回は体が不調になることがあるので、もしかしたら「有機」のものを毎日食べていることにも影響があるのかもしれないと思いました。

そこで、せっかくですので、買い方を見直すことにしました。
具体的には下記の通りです。
①基本的にはネットで、「無農薬かつ無肥料(自然栽培)」で育った野菜を購入する。
②スーパーで野菜を買うときは、
地元の野菜が直接売られているコーナー(野菜直売所)で野菜を買う。

特に①については、農薬も肥料も与えずに、自然の力のみで野菜・果物を育つ「自然栽培」という農法があり、その野菜・果物ならば、化学的なものは全く入っていないため安全です。また、栄養価が高く、美味しいとも言われております。(その代わり量は少なく、値段は高めですが)

この「自然栽培」についてはいずれ別の記事で詳しく書ければと考えております。

次回に続きます。

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