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江戸時代の人は肉を食べないのが一般的なようだ。

前回からの続きです。前回はこちら↓

昨年に567が流行り、家でYoutubeを見ながら過ごす時間が多くなりました。その時は、政治、経済、科学技術などジャンルを絞らず、色々なことを調べていました。中でも特に興味を持っていたのは、
「病気にならないためにはどうすればよいのか?」
「太っていて疲れやすい体質をどうすれば改善できるのか?」
「やる気がなかなか出ない自分を変えるためには?」

等、心身の健康に関することでした。

昨年のわたしは体が重く感じることが多かっただけでなく、マイナス思考になりがちで、時々、気分がふさぎ込んで動かなくなることもありました。
何もしていないのに仕事をする前から疲れを感じていたり、休みの日でも、異常なだるさを感じて、ずっとベッドに寝たまま動かずに一日がほぼ終わるということもありました。

そのため、今の状況から抜け出すためにはどうすればよいか、毎日気持ちよく楽しく過ごすようになるためにはどうすればよいか、そのことを軸に置いて、健康について調べていました。

すると、調べていくうちにあることを思うようになりました。それは、
「肉食よりも菜食の方が健康に良いのではないのか???」
ということです。

色々と理由はありますが、例えば、江戸時代では玄米、梅干し、たくあんなどの菜食が一般的であり、肉を食べない【高炭水化物・低タンパク・低脂肪食】が普通だった、というのも理由の一つです。

江戸時代の人々の食事内容は質素なものでしたが、だからといって体力がないということはなく、むしろ成人した大人であれば誰もが米俵一つ(60kg)を持ち上げることができるというくらい非常に体力があったそうです。

また、山形県酒田市の庄内米歴史資料館のホームページの説明によると、米俵5俵(合計300kg!)を背負った女性の方もいたそうです。

さらに、以下のように江戸時代では毎日人力車に人を載せて、50km走るような車夫の人もおり、ドイツ帝国の医師の方を驚かせたそうです。

ドイツ帝国の医師・ベルツの手による「ベルツの日記」によると、
彼がある日東京から110km離れた日光に旅行した際、
道中で馬を6回乗り替え、14時間かけやっと辿り着きました。
2回目の旅行では人力車を使いましたが、
馬を使った初回より
たった30分余分にかかった(14時間半)だけで着いてしまい、
しかもその間、一人の車夫が交替なしに車を引き続けたそうです。
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ここで、体力がある理由は菜食ではなく別に原因があったのでは?と疑問に思う方もいるでしょう。
ですが、上の例で述べた引用元の記事には、他にも注目すべき内容が書いてありました。それは、普段、菜食で過ごしていた車夫の人に対して肉食をさせてみた場合の実験です。実験結果について以下のように記載されていました。

ベルツはこの出来ごとから、ドイツの進んだ栄養学を適用すると
さらにパフォーマンスが向上するのではと考え、次のような実験を行いました。
22歳と25歳の車夫を2人雇い、1人に従来どおりの食事を、
他方には肉を含むドイツの栄養学からなる食事を摂らせ、
毎日80kgの荷物を積み、40kmの道のりを走らせる実験でした。

肉料理を与えた車夫は徐々に疲労を強く感じて走れなくなり、
ついに3日目、「どうか普段の食事に戻してほしい」と懇願したようです。
仕方なく従来の食事に変えると、また走れるようになったそうです。
一方、従来の食事だった車夫はそのまま3週間も走り続けることができたとのことです。
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上記によると、玄米菜食による食生活が中心であった車夫に肉食をさせて走らせてみると、肉食をしたほうがむしろ疲労を感じるようになり、徐々に走れなくなってしまい、仕方なく、菜食に戻してみると車夫はまた元通り走ることができるようになったそうです。

そのため、当時はドイツの栄養学は日本人には合わず、日本人には日本食(玄米、梅干し、たくあんなどの菜食)が合っているという結論で終わったようです。

そのように色々と調べていて、肉食よりも菜食の方が身体にいいのではないかと思い始めましたが、わたしのなかで以下の疑問が出てきました。
・肉食が良い、菜食が良いというのは個人差があるのでは?
・日本人には菜食が合っていても、他の国の方には合っていないのでは?

ですが、それらの疑問は、ある映画が教えてくれました。

次回に続きます^_^

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