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ほぼボッチの窓辺@2話
まさかのモノに詐欺られる
帽子は小学6年の時に痛い思いをし、俗に言う『人間不信』に近しい状態となった
中学生の頃には、見事な猜疑スキルが染み付いていた
帽子が高校生の頃、1988年に地球温暖化問題が初めて世界的に議論され、日本でも取りざたされ、文化祭のテーマが「環境」になった
壁新聞のコラムを担当したこともあって、新聞などを読み漁って情報を集めたが、既に、新聞に対してすら広告料で商売してる以上お得意様には逆らえないだろうし「必ずしも信用ならない」と思うようになっていた
南極大陸の氷が解けて海に落ちたからって、そんな単純に海面が上昇するかな?
水は温度が高いほど膨張するし氷になるとまた膨張するから、氷る直前の1~6℃くらいが一番縮むってことになる。
海では海面からほんの少しまでが極端に温度が高いから、浮かんだ氷で海面が冷やされたら、かえって縮んじゃうんじゃない?
どうしたって、こんな単純な計算式は成り立たへんやろ(笑)
こんな感じで、いろいろ考えてケチをつける高校生が出来上がっていた
そんな帽子であったのに、大学に入ると、あっさり矯正されてしまってたな(汗)と思い返す
大学は高校までとは違う!
専門家集団が、専門家を育てるために教鞭をとっている!
そう言う先入観を持ってしまっていたんだと思う
ところが、この大学で教え込まれたことこそ詐欺だった
まぁ、経済ってのが、詐欺りやすい分野だったんだと思う
物理・化学・生物なんて厳格な学問では、経済のようにバイアス(偏り)をかけて詐欺るのは難儀だろうからね
当時のわたしは大学での講義を赤子の様に信じていた
分かり易い例をあげれば、中央銀行制度なんてヘンテコな制度を、国家権力を制御するために必要な制度として「なるほどなぁ~」と、すんなり受け入れていた
そのマインドから解放されるまでには20年近い時を必要とした
まったくもって、質(たち)が悪い(笑)
後々思えば、大学も、学費などの正規収入以外に、補助や寄付などがなければ、より高い研究を行うことも、生徒を集めるための設備を整えることもできはしない
その金が善意である可能性はかなり低いだろう。。。ということはそんなに難しい話しではないのにね
あなたにも、あの人が、あの場所が、あの地位が、邪(よこしま)であるはずがない!と思い込んでいることがある。。。
かもしれない(笑)
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