【ひと粒のエッセンス💎講義内容✍️②】『モノをデザインするというのは存在意義を問うこと。』
こんにちは、relan vintageの寺島です。
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さて。今回のテーマは、『モノをデザインするというのは存在意義を問うこと。』です。
①作りたい気持ちはあるけど、デザインが思い浮かばないんです
作家様からよく聞く言葉です。
どんなデザインを考えてますか?と聞くと、こんなパーツを使って丈はこのくらいで、と一生懸命ものの造形を伝えようとされます。
作家さまが向き合っているのは、あくまでもコスチュームジュエリーの造形に対するデザイン。
しかし、その先に人がいるわけです。気に入ってくれる人、身につけてくれる人。
デザインという言葉の定義は幅広く、デザインとは?と一言では言い表せないくらい拡大解釈される抽象的な言葉です。もちろん、コスチュームジュエリーの造形に対するデザインをする。
という意味は正しいのです。ですが、もう少し視野を広く捉え、作家様は何をデザインするべきなのでしょうか?
今回はそんな内容でお話ししていきたいと思います!
結論を先に言いますと、デザイン≠モノの造形
デザイン=人の行動(感情)のこと。
そのデザインを見た時の人の反応を無視して、まず造形から入る作家様があまりにも多い。
このジュエリーをつけた時、見た時、そのお客様はどんな反応をするのですか?つまり、行動(感情)をデザインするのが先。
デザインという言葉はかなり抽象的で、幅が広く分野によりいろんな解釈がありますが、
まず、誰のために、何のために、というモノ自体の存在意義を問うところから始めなければいけません。
そのモノの存在意義とそれを受け取る人の行動、感情を考える。これが、デザインの根底にあることをもう一度見つめ直しましょう!!
②SNSによく上がる。真似されました。
このような投稿を本当によく見ます。
正直、真似する方にクラフトマンシップはありません。
その人のことを研究する時間は無駄です。
真似されない実力と、真似されても本家は自分の作品である。という作品の紹介文を残していますか?
だから、これは自分の作品なんだと証明できるデザインプロセスを発信していなかった方に責任があります。
今の時代は、このnote✍️のように主義主張をもしかしたら誰も聞いてないかもしれないけど、いつ誰が投稿したのかをデータで残せる時代。
それをうまく活用しましょう!
話がそれたので、真似されること。に戻りますが
シャネルは真似されることに寛容だった。それは、私が正しかったってことだから。盗作品をわざわざ買ってきて研究したのだとか。
ニセモノが出回れば出回るほど、本物の価値が上がることをよく知っていた。ということです。
日本人は流行のブランドのタグがついているか、本物の宝石かに価値を置いてる方が多く思います。
それを逆手にとって、しっかり自分のブランドを高め、本物や元祖にこだわる日本人だからこそ本物はこちらだという主張を
することの大切さをもっと自覚しブランドの価値を高めてくださいね!!
(余談ですが、女性と流行についてとても興味深い哲学者のエッセイがありましたので、是非今後ご紹介させてください!ひと粒のエッセンスの動画配信では少し触れました。)
③リセールバリューについて
これからどんどんブランドものの価値は衰えるどころか、加速していくと思います。現に、ブランド物の値段も上がって来ているのは、単に原材料や輸送費が上がりモノの原価が上がった。ということだけではないはずです。
フリマアプリの浸透でリセールバリュー(転売価値)があるかどうかがモノを選ぶ判断基準になっている若者世代も多い為です。
今後の作家活動にとって大切なことは、自身のブランドの価値を高め、
そしてお客様にリセール(転売)させること、つまり、リセールにも寛容になるべきだということです。
リセールされれば、されるほど、そのブランド価値はどんどん高まるのです。今後、自分の作品がフリマアプリや個人のオークションで出品され始めた時、
それが、販売価格より少し下がっていたとしても
ガッツポーズ💪❗️で喜ぶスタンスでいると、時代の流れに乗りやすいです。
必ずリセールを買う場合、元のブランドを辿るひとが多いためです。
特に販売価格より上がっていると、さらに元のブランドの価値を上げていけるので、
ブランドとして認知が加速していくということです✨✨
リセールバリューのあるものだ。という認識は、価値があることの証明です。
時勢を読むことはとても難しいことですが、
変わらないものと、変わるもの。の区別を明確に、
変わる価値観には敏感に、アップデートしていくことがこれからの時代を生き延びるためには必要なことです。
私も偉そうなことが言えるほど、多くのお客様にコスチュームジェエリーを販売できているわけではございません。
ただ、ここまで紡いできた歴史とこれから作る未来をどうにかこうにか
明るくしたいのです。
いつもお付き合いくださり、ありがとうございます。
では、ここまで読んで下さった方と
また次回の投稿でお会いできるのを楽しみにしております。
relan vintage 寺島みづ穂
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