K勝H太知事の過去の失言を時系列順にまとめてみた(その1)

2013年9月・・・
学力調査で県の小6国語が全国最低だったことを受けて『教師の授業が最低だということ』

2013年9月
静岡県のK知事は9日の定例記者会見で、2013年度の全国学力テストで県内公立小学校の国語Aの成績が全国最下位だった結果を受け、成績が悪かった100校の校長名を公表したいとの意向を示した。学力テストの実施要領は、各都道府県の教育委員会に市町村名や学校名を公表しないよう求めており、知事の対応は議論を呼びそうだ。文部科学省の幹部は「校長名の公表は実施要領に違反している」と明言、「校長を見せしめにするための行為としか思えない」と批判している。
会見で、知事は「子どもに責任はないということを明確にするため」と理由を説明し、「結果を隠すのはおかしい。子どもを伸ばすことができない教師には退場を願いたい」と公表の必要性を強調。「(成績が)最低というのは教師の授業が最低ということ。教師は大人なので責任を持ってもらい、反省材料にしてほしい」と述べた。
一方、静岡県教委の学校教育課は「校長名は校名に直結する可能性があり要領に抵触する恐れもある。公表の是非に関してあらためて知事と相談したい」としている。

2019年12月・・・
県議との面談で県の文化拠点構想を反対する議員について『ヤクザもいるごろつきがいる』

2019/12/19
 JR東静岡駅近くに県立図書館を含む複合施設「文化力の拠点」を整備する構想をめぐり、「反対する人がいたら県議の資格がない」「(反対の県議は)ヤクザ、ゴロツキ」などと発言していたことがわかった。議会がチェック機能を果たす二元代表制の否定ともとれる発言の真偽を問われた知事は24日、発言を認めたが、謝罪や撤回はしなかった。
 
発言は19日。関係者が提供した音声データによると、知事は、「県議会にはヤクザもいる、ゴロツキもいる。そういうゴロツキと一線を画してバンバンやってほしい」「(文化力の拠点事業に)反対する議員は文化力がない」「反対する人がいたら県議会議員の資格がない」などと発言した。

2020年10月・・・
菅首相が日本学芸会議の任命見送りをした件について『首相の教養のレベルが図らずしも露見した。学問をした人ではない』

知事が菅総理の学歴に言及して批判したのは、科学者の代表機関「日本学術会議」が推薦した会員候補105人のうち政府が6人の任命を拒否した問題について。
知事(7日):「菅義偉という人物の教養のレベルが図らずも露見したということではないか。菅義偉さんは秋田に生まれ、小学校中学校高校を出られて、東京に行って働いて、勉強せんといかんと言うことで(大学に)通われて、学位を取られた。その後、政治の道に入っていかれて。しかも時間を無駄にしないように、なるべく有権者と多くお目にかかっておられると。言い換えると、学問された人ではないですね。単位を取るために大学を出られたんだと思います」
知事(7日):「ともかく、おかしなことをしたと思うが、周りにアドバイザーはいるはず、こういうことをすると、自らの教養が露見しますと、教養の無さが、ということについて、言う人がいなかったというのも、本当に残念です」
知事就任前は早稲田大学の教授や静岡文化芸術大学の学長を歴任した、いわゆる「学者知事」。
一方、菅総理は高校卒業後、秋田から上京して段ボール工場に就職、アルバイトをしながら法政大学に入学・卒業し、議員秘書や市議会議員を経て総理となった「たたき上げ」の人物。

また、知事は、政府が任命拒否の理由を明確に説明していないことについて、「説明ができないなら反省して撤回すべき」との考えを示しました。
知事(7日):「公務員に対する任命権が自分にあるからとか、総括的にできればそれでいいとかおっしゃっているが、そんなの何も語っていないのに等しい。もし今度6人が落とされるのであれば、学問がなっていないと言うことであれば、もっともな理由ですよ。それ以外の理由は、よほど法律に違反していない限り、そうしたもの(政治的発言)は言うに任せるということであり、信教の自由、学問の自由、言論の自由というのは基本中の基本で。そこに権力が介入して、権力の言う人たちだけになったら、御用学者ばかりじゃないですか。そんな人は学者じゃないです。それはまさに日本の学問立国に泥を塗るようなことではなかったかと、非常に心配しております。汚点です。なるべく汚点は早く拭った方がいいと思っている」

2021年6月・・・
女子高生と高速道路建設現場視察時、『11倍の倍率を通ってくるからみんな綺麗』『顔の綺麗な子はあまり賢いことを言わないと、綺麗にみられない

■女性の容姿を巡る発言(2021年6月6日)
「みんなきれいです。めちゃくちゃ顔のきれいな子はあまり賢いことを言わないとですね、なんとなく、もうきれいになる、きれいに見えないでしょ。ところが全部きれいに見える」(知事選期間中の富士市での集会で、かつて学長を務めた静岡文化芸術大の学生について)

2021年10月・・・
参院選で対立候補が元御殿場市長だったことについて『(御殿場)はコシヒカリしかない。だから飯だけ食って、それで農業だと思っている』『経済はこちらが引っ張ってきた。あちらは(御殿場)観光しかありません』

■コシヒカリ発言(2021年10月23日)
「今回の補選は、静岡県の東の玄関口、人口は8万強しかないところ、その(御殿場)市長をやっていた人物(若林洋平氏)か。この80万都市、遠州の中心浜松が生んだ、市議会議員をやり、県議会議員をやり、私の弟分(山崎真之輔氏)。(中略)こういう青年。どちらを選びますか? こちら(浜松市)は食材の数も430のうち3分の2以上がある。あちら(御殿場市)はコシヒカリしかない。ただ飯だけ食って、それで農業だと思っている。こちらにはウナギがある。シラスもある。三ケ日みかんもある。肉もある。野菜もある。タマネギもある。なんでもある。もちろんギョーザもある。そういうところでですね、育んできたこの青年を選ぶのか」
(浜松市で行った参院静岡選挙区補欠選挙での山崎真之輔氏に対する応援演説)

2023年3月・・・
サッカー女子チームが堅調を訪問した際『磐田というところは文化も高いんんですよ。』

■文化発言(2024年3月13日)
「磐田っていう所は文化が高い。浜松よりもともと高かった」(サッカー女子なでしこリーグ1部の静岡SSUボニータによる表敬訪問)  「藤枝東高は(生徒が)サッカーをするためにやってきている。ボールを蹴ることが一番重要。勉強よりも何よりも」(ボニータ関係者との懇談)

2024年4月・・・
「県庁というのは、別の言葉で言うとシンクタンクです。毎日、毎日、野菜を売ったり、牛の世話をしたり、物を作ったりということと違って、基本的に皆様方は、頭脳、知性の高い方たちです」By K勝H太

■職業差別発言(2024年4月1日)
「県庁はシンクタンク。野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノを作ったりとかと違い、皆さまは頭脳、知性の高い人たち」(県の新規採用職員への訓示)

第一声でK氏は、大井川の命の水を守るために立ち上がっていると述べ、「私は約束を必ず守る」と強調しました。
 K氏は政党の推薦を受けていません。共産党県委員会は、リニア問題をはじめ、コロナ対策、中部電力浜岡原発への姿勢を評価し、「自民県政の復活を許さない」と自主支援しています。
 告示日には共産党の委員長が「コロナから県民の命を守り、リニアは一度立ち止まり、浜岡原発の再稼働を許さず、農林水産業と商工業、観光等地域経済の回復とさらなる発展をめざしましょう」と、勝利へ全力をつくすメッセージを送りました。

取材に応じたK知事は、今後の県政運営について
▼個人消費の促進を軸にした経済活性化
▼リサイクル産業を育てて循環型社会の構築
 を進めていく方針を説明しました。
リニア中央新幹線の工事については「意思決定者であるJR東海が環境や命のことを十分に考えていないことがこれまでの経過で明白になった」と述べ、水の量や水質、生態系、それに土砂の処分について議論する場を整えていく考えを改めて強調しました。
このあと知事は、県知事選挙で推薦を受けた労働組合の団体「連合静岡」の事務所で、立憲民主党県連や国民民主党県連の幹部にあいさつし、「猛獣に対して立ち向かって退散させたのは快挙だ」と述べました。
その上で、今後も自民党に対抗していく姿勢を鮮明にしました。
「国民の不満、不平がうっせきしている。晴れ間をつくるためには一緒に力を合わせて頑張らなくてはいけない」
このあと、選挙戦で知事を支持した県議会の会派・ふじのくに県民クラブの部屋で、議員らをねぎらいました。
「(今回の選挙では)東に西にレインボー、夢の虹の架け橋を架けられるようなことを提言できたかなと思っている。夢に向けて文字通り静岡時代をいっしょに開いていく」
K知事95万7239票
Iは62万4967票。
知事が30万票以上の差をつけ勝利。
投票率は52.93%

勝利のポイントは、Iさんを推薦した自民党の支持層の半数近くが、
K知事に投票したことです。さらに公明党や無党派層などからも幅広い支持を集めているのがわかります。相手の支持層をも取り込み、Iさんを圧倒したことがわかります。

続いて、3期12年のKK県政の評価について聞きました。
「大いに評価する」または「ある程度評価する」と答えた人が80%を超えました。知事は「コロナ、リニアの危機の中でトップを変えるべきでない」と県政継続を訴えていましたので、この点も勝因のひとつといえそうです。

一方、知事がリニアについてもJR東海や国の対応を批判していたことについても聞きました。
リニアをめぐるK知事の対応について「大いに評価する」と「ある程度評価する」を合わせると74%になります。さらにこのうち70%台後半の人が川勝さんに投票していました。命や暮らしに直結する水、これを守るといわれて反対する人はほとんどいないと思います。
圧倒的な知名度に加え、県政の継続とリニアといういわば反対しづらい争点を設定したことで支持を固めたといえそうです。

静岡県知事選 告示日:2021年6月3日 投票日:2021年6月20日

告示からの17日間のなかで知事は、相手候補だけではなく、政府・与党やJR東海への敵意もむき出しにすることで選挙戦をリードした。

高い知名度を武器に、終始、選挙戦をリードしたKさん。
演説では、緩急織り交ぜた話術をいかんなく発揮した。

(K氏)「そう言えば、医療費を小学校、中学校、高校、全部タダにした人は誰でしょう?はい、私です!」
<笑い・拍手>。
「ただし市町と一緒に・・・」

自ら争点と位置づけたリニア計画には、怒りをあらわに。
(K氏)
「一企業のために、5分早く行く、10分早く行くために、黙っていろと言うのはですね、無礼千万、国民に対する侮辱であります!」
<拍手>
「ですから、筋を通す!」

選挙戦のさなかに、報道陣と大井川を訪れ、リニア工事の影響で水がさらに減るという懸念を強調。
(報道陣)「越すに越されぬと言う大井川、今はどう?」
(K氏)「簡単に越せますよ。橋があるからではなく、水が浅いから」

大井川の水を静岡県全体の問題として位置づける戦術も巧みでした。およそ100年前のトンネル工事で水が枯れた丹那盆地で、連帯を呼びかけました。

(K氏)
「後から戻してやるよという乱暴な議論をなさっておられまして、これを止めなければならない」
(住民)
「水田がなくなっちゃって.わさび田がなくなっちゃう」
向こうに対して文句のいえる。Kさんしかいないかもしれない

争った自民党に対しても、牙をむいた。

(K氏)
「Kを消せばこの(水を守る運動の)火は消えるだろうと思っている、こういう権力者もいますが、私はですね、そうではないと」
「向こうはですね、武装しとる!お金と組織と権力で。そういうものに負けてどうするんですか、浜松市民が!」<拍手>

妻のKさんも支えます。

(妻・Kさん)
「Kは、弱い物いじめが一番嫌いです。いま、国とJR東海が大怪物となって静岡県民を弱い物いじめしています

一方のIさん。Kさんの挑発には乗らず、水に対する姿勢は同じだと強調し続けました。

(I氏)「まさに大井川の命の水は、私は命がけでしっかり守っていきたいと思います」

Iさんがリニア問題で対立軸を作ろうとしないことに、Kさんは不満を述べた。

(K氏)「政策で挑戦をしてこないということになると、挑戦を受けているのかどうかもよく分からない。(K氏の主張が)国策的観点から間違っているということであれば、堂々と論陣を張って、論戦をすべきだ。肩すかしにあった」

相手の存在を大きく見せることで立ち向かう姿勢を県民に示していったKさん。結果は前回の得票から10万票あまり上積みしての勝利。
これからの4年間で、リニア問題は決着するのか、K県政4期目が始まります。

専門家が分析「KK劇場」
(S教授)
「KK劇場と言ってもいいような選挙の構図の中で有権者は選択を迫られた」

今回、2人の演説会場に連日足を運んだという教授。知事の選挙戦について、あえて敵を明確にする「劇場型選挙」の手法だと指摘します。

(教授)
「抵抗勢力と命を懸けて戦うというふうに郵政民営化の時に述べたK総理であったり、東京都の都議会のボス支配に対抗するK劇場であったり。
 今回の静岡県知事選挙では、巨大な権力に戦う個人としてのKHというような位置づけがなされていたのではないでしょうか」

住民の直接選挙で選ばれる知事は、県民に対して重い責任を負う。
真摯(しんし)に反省するのであれば、まず発言を撤回すべきだ

毎日新聞 社説

結局、自分の失言で首を絞め、辞めるという。そして、奥様はこのような不躾な発言・失言をどのように思っているのか?改めて問いたい。
このような記事なども
奥様の言う「弱いものいじめ」という考えに行き着くのだろうか?
選んだ県民にも改めて問いたい。選んだのに問題が起きたらがやがや言うのは筋違いではなかろうか?

「恥を知れ、恥を(という声があがってもおかしくない)。」

    「議会で居眠り」
    「一般質問しない」
▶「説明責任を果たさない」

石丸 伸二(いしまる しんじ)市長の名言

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