【レポート】第19回Mt.富士ヒルクライム 64:12(ゴールドリング獲得)
【結果】
タイム:64:12(ゴールド獲得✨)、年代別20th
Power:avg 262W(4.35倍)、max 432W
起床時体重:60.2kg
【レース前日まで】
富士ヒル一週間前の体重は60kg未満。減量としては成功したが、パワーは落ちる一方。何kgで本番に挑むかというのが悩みの種だった。
レース週の月曜日に実家から連絡。身内の不幸による緊急帰省となり、出走事態も危ぶまれる。木曜日あたりにようやく日常生活に戻れたが、仕事の遅れもあり余裕などない。それでも、最低限度のパフォーマンス維持と減量は続ける。
金・土曜日、台風の影響大。今度は開催が危ぶまれるが、開催前提で準備を進めるしかない。サウナ・マッサージによる疲労抜きから、ムダ毛の処理まで余念なく。ただ、1年前の悔しさを晴らすために。
前日は、出発前の早朝からL4で5分・L5で30秒・L7で10秒のアクティべーショーン(Garmin案)を入れた後に出発。受付を済ました後、サウナ(3セット、計20分)に寄ってホテルに。夕食は、うどん2束・納豆3パック・卵(五目)巻き。できる限り普段通りに。
【レース当日】
3時起床。
寝つきが悪く、断続的な睡眠に。なぜ、6月になって真冬の掛け布団なのか‥
暑めの湯を張って、風呂に入る。
レース開始3時間前に、全粒子マフィン(300kcal)+粒あん(200kcal)+バナナ(80kcal)。起床時体重が60.2kgなので、レース時の推定体重が60.5~61.0kgほど。
駐車場に到着後、集合場所まで20分ほどのアップ。L1で5分・L3~4で5分・L5で30秒ほど(あとは流し)。調子は良くも、悪くもない。Garminによるとパフォーマンスコンディション「-2」らしいが気にしない。
会場到着後、出走時間まで30分ほどあったが、カフェイン入りのスピードウォーターをちびちび飲む。会場が盛り上がる中でも、集中力は高かった。
【レース】
第三ウェーブでのスタート。
先頭から100番手ほど。
計測開始地点~料金所
目標1分30秒に対して、1分35秒。
大渋滞のためペースが速い遅いという感覚もない。
料金所~一合目
料金所通過後、早くも一つ目の選択肢。先頭集団が2つに分かれている。
中切れの分断であれば先頭集団に喰らいつきたいところだが、どうも渋滞による分断の様子。無駄足を使いたくなかたったので、第2集団に残る。(結果として、この選択が正解だったように思う。)
一合下駐車場・5km地点で目標設定していたが、正確にオンタイム。しかし、初めの方がペースが速といいう本番特性を考えると安心はできない。ただ、感覚的にL3~SST下限くらいで付けており、中切れや加速にも余裕をもって対応できた。
一合目~二合目
ここでもオンタイムである一方、貯金がないことに焦りを感じはじめる。
途切れ途切れでいくつかの集団が繫がっている状態。斜度が上がったタイミングで、先の集団への乗り継ぎを繰り返す。
乗り継ぎのために一時出力を上げるが、まだ余裕があった。ゴールドを取るハードルは年々下がっている気がする。最後までゴールド集団が大きく、ドラフト効果が大きい。今年はゴールド獲得割合も2%を超えたよう。
二合目~三合目
オンペースだが、未だ貯金はない。
ただ、平坦も多いこの区間において、独走するメリットもない。お休みだと思って、ひたすら集団にお世話になる。
三合目~四合目
集団は維持されるが、前方・後方で余力の差が大きいように見える。L5まで入れて集団前方に出る。後方で落車があったようなので、この選択も誤っていなかったと思う。
大沢駐車場手前から4合目看板前まで、集団先頭を引く。ゴールドトレインの先頭を引くなんて、夢にも思わなかった。そのおかげか、妙なアドレナリンで苦しさは感じない。
反省点としては、ゴールドにこだわらず、順位にこだわるのであれば、大沢駐車場あたりから単独(又は少人数)で抜け出せたようにも思う。でも、自分が信じられなかった。
四合目~奥庭駐車場
貯金なくオンタイムだが、なぜかゴールド獲得を確信していた。昨年とは逆に、奥庭駐車場以降の平坦は追風(微風)だという情報があり、奥庭までオンタイム=ゴールド獲得という認識があったからだ。
山岳スプリットを迎えてなお、少しの余裕もあった。
だからこそ、最後の平坦は怖かった。落車した終わり・パンクした終わりと。
奥庭駐車場~ゴール
奥庭を過ぎて、30秒以上のマージン。ゴールド獲得はほぼ確実。
ゴール手間、数百メートルの急勾配。ゴールド獲得に満足して、最後まで追い込めなかったのかもしれない。頑張ってはいるが、限界まで追い込めていなかったなと。
【感想】
嬉しいといより、ただほっとした。
富士ヒルは呪いだった。何百時間練習して、眩暈がするまで減量しようが、その日のコンディションが悪ければまた一年。
独力でゴールドを取る実力はなかった。ただ、今日はトレインに恵まれた。努力しないとたどり着けない場所だからこそ、リスペクトできる集団だった。
台風後の悪環境の中、開催することにはリスクが大きいはず。それでも、開催のために準備を進めていただいた皆様には頭が上がらない。
後日、トレーニングやパワーデータなども公開する。
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