【レポート】第17回Mt.富士ヒルクライム〜シルバー達成〜
2021/6/6(日)、富士ヒルにて、目標とするシルバー(72分)を達成。
1、レースまで
昨年、初めて参加した富士ヒル(秋)では、80分(ブロンズ)を記録。
〈2020年〉
タイム:80分
パワー平均:254W
身長・体重:66kg、175cm
今年の目標は富士ヒルはシルバーリング獲得。
作戦はパワー微増(260W)+減量(62.5kg)。
①パワー目標260Wまで
富士スバルラインでの試走は5回ほど。
最も良い記録でも平均245W‥
自信を喪失していたが、御殿場→籠坂峠を経由しての試走だったので、当日のフレッシュな脚なら何とかなると信じるしかなかった。
②体重目標62.5kgまで
富士ヒル前日の体重は63kgほど。一週前まで64.5kgと思うようにダイエットが進まず。
ラスト一週間は1日1500kcal+完全断酒を決行。悪あがきと思いつつも、レース当日に心がタレなかったのはこのお陰。
日本酒好きな私(地方の蔵まで仕入れに行くことも)にとって、断酒は人生の一部を失ったに等しい‥
2、レース当日
レース当日の朝、20分程度アップするも1分250Wの維持が辛く、調整を失敗したかという感覚。
①スタートから1合目まで
富士ヒルの定石は「序盤:L3上〜L4下→中盤:L4中→終盤:FTP付近」といったところか。しかし、定石は無視する。
空気が薄い序盤で稼いで、「このタイムなら行ける!(踏みやめられない)」という余裕(追込み)を持たせる。
第4ウェーブ後方から出発して、ゴールドトレインに乗せてもらう。この間、260W〜300W程で回すことになる。(当然、ツキイチで申し訳ないが、前に出ても邪魔になるだけなので‥)
1合目到達時点で2分程度の貯金。
②1合目〜2合目
1合目を過ぎて、平均270Wくらいだったような気がする。私にはオーバーペースなので、2合目手前でトレインから離脱。
それでも、2合目通過時点で1分30秒程度の貯金。
③2合目〜3合目
何度かトレインになりかけたが、数分で崩壊を繰り返す。気持ちを切り替えて、230〜250Wで淡々と踏む。
④3合目〜4合目
シルバー達成に暗雲。
アゲインストの風が強いが、トレインを組めずに単独走。足も微攣りで、ダンシングで誤魔化す。
大沢駐車場2km手前で、「後ろにつかせてもらいます!」との爽やかな声が。ラストの平坦も見据えると、この辺りでトレインに入れて貰いたい。絶好のタイミングである。
「目標タイムは?」と問うと、「ゴールドです。」との答えが。落胆する‥。ゴールドペースのトレインに奥庭駐車場の登りを超えてまでついていけるわけがない。
それでも、低酸素状態ならではのおかしなテンションで、「5秒くらいなら引きますよ!」と返答。数分間(実際は数秒?)270W程度で奥庭駐車場手前まで先頭を引くが、その後後方に回り、4合目看板あたりでちぎれる。
4合目通過時点の貯金は不明。見忘れたというより、タイムを気にする余裕がなかった。
⑤4合目〜ゴール
単独で走るが、最後の気力を振り絞る。
平坦区間でも単独だが、「ヘッドダウン、ヘッドダウン!!」という天の声が聞こえた気がした。すでに思考力はなく、ただペダルを踏むだけの動物だった。
ゴール前の急坂。どなたかのブログか何かで、「最後は60を数えてひたすら踏む」とあったのを思い出して、カウントダウン開始。
60を超えてもゴールできない。その方より遅いのだから当たり前であるが、低酸素状態ではそんなことすら分からない。
結果は72分。目標達成!
3、感想
シルバーリング獲得の達成感はあるが、まだまだ上(ゴールド)を目指せる余地があることにワクワクする。
練習方法にしても、本番の走り方にしても、改善点が思いあたるからだ。
機材やトレーニング方法について、別記事にあげる。
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