シンプルな頭

多分、私はIQが低い。頭がシンプルなことを求めていて、それでいて私は難解で面倒なことに挑戦的だ。例えば、知らない国の単語を覚えることはとても楽しいが、ゲームプログラミングなどの複雑な構造とUIが一斉に襲いかかってくると頭がパンクしてしまいそうになる。こういった現象の対策は、一つずつ問題を解消することは分かっているが、めんどくさい。今までの人生を俯瞰して考えれば考えるほど、複雑な情報処理能力が著しく低いという事実が浮き彫りになる。これを悲観するより、シンプルなことに専念できると考え切ったほうが良いと判断した。スティーブ・ジョブスも「なにをやるのと同じくらいに、なにをやらないのかを決めることは重要。」という名言があるように、向いていないことをやらないと決め切るべきだと舵を切った。複雑な事象を考えることが得意な人間に任せて、シンプルな事象で多くの人間の役に立てたり自分の人生の豊かさに繋がれるようなことをやっている。多言語学者になれば、さまざまな言語の知識を提供することが喜びに繋がって、知らない国の知らない文化を享受できる新たな娯楽も発掘できる。ゲームをする際にも勉強している言語を設定することで新たな言葉に出会うという刺激も人生の豊かさに直結する。日本国内の人間の知っている文化同士の柔らかい衝突より、世界の人間の知らない文化同士の激しい衝突が生きる原動力になりえる。しかしだ、複雑な情報量は言語にも出現するかもしれない。文法や長文は吐き気を催すほどに嫌だ。理解をすることは可能だが、エネルギー消費量が多くて向いていないことだと判断できる。ただ、それは知らないことだらけが詰まった一つのブロックだからだ。知らない単語や知らない句動詞、知らないが脳をキャンセリングさせるのなら、一つずつ知らないを埋めることで文法も長文も好きになれる。分からないから脳が拒むのであって、情報量が多いから一生処理できないわけではない。知らないがキーだから、知ることで解決できるわけだ。やるべきことはただ一つ、散らばった要素をかき集める作業、点と点をつなげる作業だと考える。英語という一つの結晶があり、英語を構成する破片が無数に蓄積されることによって成立していると考えると、私は英語という結晶の破片集めをしなければいけない。同じことばかりをしていても、同じ属性の破片しか集まらないのだから、違った種類の英語の破片を収集しにいくことで、「この破片、別の破片と似ているな。実際これは同質の物かもしれない。」というように点と点を繋げることで記憶力の定着を図ることができると考えている。実際に実験中のサンプル1なわけだが、中長期的に無理なくやり切るつもりだから、またの機会に書き綴ろうと思う。

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