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方向が変わることもある。たぶんそれは、一歩踏み出して違うとわかったから

有言実行というのは格好よいけれど、「やっぱりやめた」というのも、ありだと思うのです。

というのも、ものごとは本当に実行しようとして一歩すすんだときに、「やっぱりやめた」「これは私が今やるべきことではないぞ」というのがわかってくるからです。

ZINEをつくりたいなと思ったときのこと

いつだったか、日本文化を紹介するZINEを作りたいなと思っていたことがあります。

自分で日本の文化のとことを書いて、それをどこか海外からの旅行者の方がよく通る場所に置いてもらおうという算段でした。

ただ、一生懸命テクニカルな日本文化の言葉を英語にして、文章にしてデザインをして思ったのは、「あれこれあまり楽しくないぞ」と「こんなものをたくさん印刷するの紙がもったいないな」という圧倒的違和感でした。

実際に行動してみると、なんだかものすごく自分のしていることが自分に馴染んでいないことだと、よくわかるのです。

今回のZINEを作りたいという思いは、せっかく京都にいるし、せっかく英語が使えるし、需要はありそうだし、と理論的に考えていったあげく、全くワクワクしませんでした。

本当だったら、理論で文化を説明するよりもそれを体感してもらう方が好きだし、既にあるものを説明するよりも、新しくものを作り出す方がすきなのです。

だからこそ、「これはわたしのやることではない、だれか好きな人がやればよい」というものごとになりました。


カフェをつくりたいなと思ったときのこと

もうひとつ、カフェをつくりたいなと思ったときのこと、ひとがほっとできるようなそんな空間を作りたかったのです。

ルイボスティーとグルテンフリークッキーをおいて、健康にも気を使って、日本文化もありつつ自然も大切にして。そんなコンセプトで考えていました。

ところが、なんとゆうか、実際に起業するために、行政とかが行なっている起業サポートオフィスなどに行き、事業計画をかき、融資先を探し、としているうちに、ふつふつと「これは怖いぞ」と思えてきました。

たぶん、本当にやる気ならなんとかなるし、できる状況は揃っていました。でも、本能が「今はやめておこう!」と強くおもったのです。

とくに、いざお金の話詰めていくときに、そうゆうことを思いました。

そんなフワフワした気持ちのまま進まずに、やめようと思って良かったと思います。

たしかに、カフェはつくりたい。でもそれは、真剣にカフェ経営と向き合いたいのではなく、ただカフェでのんびりしたいみたいな気持ちだったのです。

それに、わたしのなかでカフェを作るというのは、物理的にその場所に拘束され、そこで頑張る、という覚悟を持つこともありました。

そうして考えたときに、「やっぱりまだ海外で働いてみたい気持ちがある」「もっと身軽に、大きなことに挑戦したい」という思いがでてきました。

それが、もっとやりたいことだったのです。

だからこそ、そっちの方向に舵をきる決断ができました。

それは、たぶん「自分でカフェ経営をするのは今じゃない、もっと外でたくさん挑戦して失敗して、それで何処かに落ち着きたくなった後だ」ということが、自分のなかでしっくりきたからなのです。

もちろん、その方向さえも、これからの経験によっては、変わることがあると思います。

だけれどできれば、細かい挑戦やちいさな一歩をたくさん踏み出して、自分にとっていちばんしっくりくる道を選んでよければ良いなと思うのです


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