2024年の今ドラクエ9はどれぐらい楽しめるのか

ドラゴンクエスト9(以下、ドラクエ9)が好きだ。
だがこのゲーム、今となっては存分に遊ぶことができないと思っている人が多いようだ。
それは一部事実なのだが、どうも誤解されている部分も多いように思う。
人によってはゲーム要素の半分が今となっては遊べないと思っていたりするように感じられる。

そんなことはない、と言いたい。
確かに今となっては遊びづらくなった要素もあるのだが、それでもこのゲームの99%は今でも楽しめると私は考えている。
以下に説明していく。

・配信クエストについて

以前は公式が「配信クエスト」というものを配布していたが、今はそのサービスは終わっている。
よって、現在は普通には配信クエストを楽しめない。
これは事実だが、現在でも有志の方がサーバーを立てて配信クエストを受信できるようにしているようだ。
私が参考にしたのは次のサイトである。


このサイトではNintendo DSを想定しているので「無線LANルーターの設定をWEP接続にする」などと書かれているが、DSではなく3DSでプレイする場合はここの項目は無視して良いのではないかと思われる。

・Wi-Fiショッピング

ゲーム内で利用できるアイテムショップ。
誤解されがちな名前だがリアルマネーの課金要素はない。
これも公式サーバーは停止しているが、上記サイトの配信クエストを受け取る設定をしておくと、有志の方の立てたサーバーに接続され、商品が日替わりで提供されるアイテムショップを利用できるようだ。こちらは今日(2024年4月11日)も確認できた。

・宝の地図

ドラクエ9を象徴する要素「宝の地図」
甚だしい誤解になると、今となっては宝の地図は入手不可能と思っている人もいるようだ。
そういうことは全く無くて、まず、宝の地図はゲーム内のクエストの報酬などとして手に入る。
1枚宝の地図が手に入れば、その宝の地図のダンジョンをクリアすることで、次なる宝の地図が入手できる。
これは何度でも繰り返せるので、実質的に宝の地図は何枚でも手に入る。

例外的に「大魔王の地図」と呼ばれるものは少し事情が異なるが、これもまたクエスト報酬で手に入る物があり、また、配信クエストのクリア報酬として手に入る物もある。細かい攻略情報を書くのは記事の趣旨に反するので省略するが、ゲームプレイを進めることで入手できるものもある。
結論としては、2024年の今だから手に入らない「大魔王の地図」は無いと言っていいと思う。(ただし、有志サーバーへ接続して配信クエストを入手することは前提)

・マルチプレイに対する誤解

今となってはドラクエ9のマルチプレイはできないという誤解もある。間違いである。
まず、ドラクエ9のマルチプレイは携帯ゲーム機本体を持ち寄ってのマルチプレイのみである。これは公式がクエストなど配信サービスを行ってたゲーム発売当初からそうである。
だから、公式がクエストの配信をやめようが、ニンテンドーのオンラインサービスがなくなろうが、ドラクエ9のマルチプレイにはなんの関係もないと思う。
ゲーム機を持ち寄ってのマルチプレイは今も昔も同じようにできるだろう。
公式のサポートする方法でドラクエ9がオンラインマルチプレイできたことは、私が知る限りない。

・すれちがい通信だけは厳しい

こればかりは仕方ない。
ドラクエ9が流行っていた頃は都会などではすれちがい通信で「宿屋の部屋の開放」や「宝の地図の配布・受け取り」が簡単にできたようだ。
個人的に残念に思うのは「宿屋の部屋の開放」の方である。
ゲーム内セントシュタインのリッカの宿屋に入れる部屋が増えるらしいのだが、どうもその部屋の本棚で「錬金のレシピ」が入手できたりするらしい。

まあ、その錬金のレシピは攻略サイトを見れば書いてあるだろうから、それを見ればゲーム内の本棚でレシピを入手する必要はない。必要はないが、できればゲーム内で入手したいと思うのが人情だろう。

すれちがい通信でできることのもう一つ、「宝の地図の配布・受け取り」について。
こちらが気になる人も多いと思う。
たしかに、かの有名な「まさゆきの地図」などをすれちがい通信で入手できたら嬉しいだろうなとは思う。レベル上げにとても有利らしいと聞く。
しかし、まさゆきの地図と言っても、「まさゆき」という名前でゲームを始めた1プレイヤーが通常のゲームプレイで入手したものに過ぎない。(誤解されがちなポイントだが)

あなたが、もしくは私が通常のゲームプレイをしていて、まさゆきの地図に匹敵する地図を見つける可能性だってあるわけだ。むろん確率は低いだろうが、私はそういうのは嫌いではない。

長々と書いたが、要するに今でもドラクエ9は十全に遊べるゲームだと思うので、誤解で興味を失っていた人はやってみてほしいということだ。
ただし、有志のクエスト配布サーバーが生きているうちに。サーバーが終わってしまうと楽しめる範囲が減ってしまうのは間違いないから。

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