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読書感想文(歴史)

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歴史に関する読書感想のまとめです。 対象は日本の歴史が中心になりますが、世界史も対象になります。 新刊・旧刊もふくめて広く対象になっております。
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記事一覧

「平安王朝と源平武士」 △読書感想:歴史△(0032)

名高い武士と武門たちを幅広く取り扱いながら、それらが最終的に源氏に集約されていく流れの解…

reki4
2週間前
5

「暴力とポピュリズムのアメリカ史」 △読書感想:歴史△(0031)

ときとして日本人には理解しがたいこともある米国の過激な政治のうねり、アメリカン・デモクラ…

reki4
1か月前
4

「長篠合戦 鉄砲戦の虚像と実像」 △読書感想:歴史△(0030)

戦国時代の合戦のうち五指にも入る著名な戦い”長篠の戦い”。世に名高い、鉄砲三千丁・三段撃…

reki4
2か月前
7

「ローマ帝国の誕生」 △読書感想:歴史△(0029)

古代ローマ帝国草創の前半期を概観。古代ローマ成立から帝国制へ至るまでのプロセスと変容を分…

reki4
3か月前
6

「瞽女の世界を旅する」 △読書感想:歴史△(0028)

いまはもう消えた職能民が生きた記憶の追想。高田瞽女を長期にわたって取材した記録を収めた一…

reki4
4か月前
5

「冷戦史」(上・下) △読書感想:歴史△(0027)

第2次大戦後の現代史(20世紀)の概観に便利。米ソ冷戦時代を一気通読する一冊です(上下二巻…

reki4
5か月前
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「ヒッタイト帝国 『鉄の王国』の実像」 △読書感想:歴史△(0026)

「鉄の王国」のイメージから一歩脱却してヒッタイトの実像を広く知ることができる一冊です。 (本記事/ 文字数:約4300字、読了:約9分) <趣意> 歴史に関する書籍のブックレビューです。対象は日本の歴史が中心になりますが世界史も範囲内です。新刊・旧刊も含めて広く取上げております。 「ヒッタイト帝国 『鉄の王国』の実像」著 者: 津本英利 出版社: PHP研究所(PHP新書) 出版年: 2023年 <構成>全体は十三章で構成されています。大きくいうと5つに分けることができ

「藤原道長の権力と欲望 紫式部の時代」 △読書感想:歴史△(0025)

あくなき権力欲と出世欲には正直、辟易…。日本史上もっとも強い権力を握った男のひとり藤原道…

reki4
8か月前
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「江戸藩邸へようこそ 三河吉田藩『江戸日記』」 △読書感想:歴史△(0024)

豊富なエピソードから武士たちの実像が垣間見えます。内側の様子を知る機会の少ない江戸の大名…

reki4
9か月前
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「足利将軍たちの戦国乱世 応仁の乱後、七代の奮闘」 *読書感想:歴史*(0023)

室町時代後半・戦国時代に入った頃からの足利将軍たちの苦闘を記した一冊です。後期足利将軍た…

reki4
10か月前
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「ソース焼きそばの謎」 △読書感想:歴史△(0022)

B級グルメの代表のひとつであろうソース焼きそばの起源とその歴史について考察する一冊です。…

reki4
11か月前
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「新説 家康と三方ヶ原合戦 生涯唯一の大敗を読み解く」 △読書感想:歴史(0021)…

戦国時代の有名な合戦、武田信玄と徳川家康の直接対決である“三方ヶ原合戦”にフォーカスした…

reki4
1年前
4

「軍と兵士のローマ帝国」 △読書感想:歴史△(0020)

古代ローマ帝国についてその軍制という視点から社会的・政治的構造を読み解く一冊です。 「軍…

reki4
1年前
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「院政 天皇と上皇の日本史」 △読書感想:歴史△(0019)

摂関政治と武家政権の間に位置する「院政」という政治制度(?)の時系列とそれが実際にどう機能したかを解説する一冊です。 「院政 天皇と上皇の日本史」 著 者: 本郷恵子 出版社: 講談社(講談社現代新書) 出版年: 2019年 <趣意> 歴史に関する書籍の読書感想です。 対象は日本の歴史が中心になりますが世界史も範囲内です。 新刊・旧刊も含めて広く取上げております。   ※一部、本書本旨に触れている部分があるかもしれません。ご容赦ください <構成> 全9章の構成になっ