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【主婦勉!】アトリビュート〜聖母マリア編〜

今回から守護聖人を離れ、
キリスト教美術における
アトリビュートなるものを調べていこうと思う。

アトリビュートとは、
その人を表すシンボルみたいなもので、
これ持ってたらこの人、
とすぐわかるような持ち物のことだ。
持物(じぶつ)とかいうこともあるらしい。

ある意味これを押さえておくと
もう解説とか読まなくても
「はいはいはい、
薬壺(やっこ)持ってるから薬師如来ね」的に
少なくとも誰のことを書いてるかくらいは
わかるようになる、
勉強して絶対損のないヤツだ。

ここを押さえておくと、
今後キリスト教絵画を見た時に
絵と「私は誰でショー!」的な
謎解きをやっちゃえるんじゃないか
とさえ思っている。

「ふふふ、私が誰かわかるまい、ふふふ」
「ふふふ、アンタ、知ってるよ、ふふふ。
首を持っているから、聖ドニに違いない」
「ぐぬぬ... おぬし、切れ者」
「ふふふ、侮るな」
「暇を持て余した、神々の、遊び」
byモンスターエンジン的な。神じゃないけど。

あー、早くいろいろ知りたい。

とは言え
あまりにも範囲が広そうで、
誰から調べたら良いのかわからないので、
とりあえず守護聖人でブラジルやった時に
興味の湧いた聖母マリアから
やっていこうと思う。

聖母マリアとは言わずと知れた
イエスキリストの母であり、
ナザレのヨセフの妻である。

福音書によって記述のゆれがあるようだが、
聖母マリア、もしくは夫のヨセフのもとに
大天使ガブリエルが受胎告知しに現れ、
キリストを産んだと言われている。
いわゆる処女懐胎ってやつですね。

世界中で大人気で、
彼女に奉献する大聖堂がバンバン建ち、 
とにかく描かれ彫られ歌われている、
という印象なんだが、

そして実際そういうところもあるんだろうけど

いろいろ調べてみると実は
大半のプロテスタントの中では
そういう対象にはなっていないそうなので、
(崇拝されるのは神のみ、的な)

そういう、
バーン!マリア様、だーいすきっ!わーっ!
みたいな教会は大体カトリック系なのでしょう。たぶん。

そもそも一神教であるはずのキリスト教において聖母マリアが信仰の対象になるのも
なんか矛盾してない?って感じもするけど、

崇拝ではなく、特別崇敬という
ウルトラCみたいな屁理屈...じゃなくて
論法というか、概念で、
どうにかこの矛盾をかわしているようだ。

"崇拝"の対象はあくまでも神であり
聖母マリア(や大天使や他の聖人たち)は
"崇敬"の対象、
そしてそんな彼らを介して
神に祈るというプロセス(取りなし)を取ることで、
一神教とか偶像崇拝禁止の網の目を
うまくくぐり抜けてる、というのが
信仰を持たない私の勝手な解釈だけれど
こんなことを言うと怒られたりするのかな。
素人がすみません。

有名なところだと
ルルドやファティマなど
時代や場所を問わず
とにかくいろんなところに
聖母マリアが出現して奇跡起こし
人を助けたりするもんで
(きっとこれよりもずっと前から
そうだったんでしょう)
聖母信仰はもはや自然な流れだったんだろうな。
信仰というべきか、崇敬というべきか。

偉大なる母の力よ。

というわけでマリア様のアトリビュートは
結構いくつもあるので
代表的なものを3点。

1. 青いマント(天の真実)
2. 赤い服(慈愛)
3. 雄しべのない百合(純潔)


というか、
1,2を満たしていればもうほぼほぼマリア様です。

画像1

「大公の聖母」ラファエロ

画像2

「受胎告知」レオナルド・ダ・ヴィンチ

画像3

「書籍の聖母」ボッティチェリ

名だたる巨匠たちがこぞって描いている
聖母マリア。

いくら他にワードローブを持っていようとも、
ピンクのドレスがあろうが、
黄色い花柄のスカートを持っていようが、
彼女はいつだってとにかく青と赤なのだ。

赤については置いておくとして、
次回はなぜ彼女のマントは青いのか、

青という色ついて
次回ちょっと詳しく突っ込んで
調べてみようと思う。
いきなり本筋から外れるけれど。