向精神薬と副作用関連

向精神薬と副作用 KP21 103
リガンド 受容体に結合する物質で、薬とは限らずホルモンや生体内物質のこともある
コーピング ストレッサーに対する認知的評価と対処行動。Lazarusが心理学的ストレスモデルを提唱
バルビツール酸系薬剤 1960年代以前に使用。高依存、過量服薬の呼吸抑制で死に至ることも,高齢者はせん妄,転倒,骨折
フェノチアジン系薬剤 抗精神病薬。錐体外路症状,抗コリン作用,過鎮静などが起きやすい
メラトニン受容体動作薬 反跳性不眠,依存症無,筋弛緩少,高齢者向け。受容体はレセプターとも言う
オレキシン 神経ペプチド,食欲に関係,低下でナルコレプシー,受容体拮抗薬は反跳性不眠,依存症無,筋弛緩少,高齢者向け
ナルコレプシー 過度な眠気が繰返し起こる睡眠障害,睡眠発作は20分程,入眠時の幻覚・悪夢,覚醒維持に中枢神経刺激薬
カタプレキシー 情動脱力発作。ナルコレプシーの症状の一つ。喜怒哀楽,恐れ,羞恥等,高感情で全身や部分の力が抜ける
カタトニア 昏迷,無動,姿勢保持などを起こす症候群。次の12のうち3以上。統合失調症、神経発達症などで認められる
1昏迷 精神活動の低下,反応がなく、激しい物理的刺激でのみ覚醒可⇄不可:昏睡
2カタプレシー 受動的に取らされた姿勢を保ち続け、自分の意思で変えようとしない。カタトニア(緊張病)の1つ。
3蝋屈症 他者による受動的な姿勢の形成に抵抗する
4無言症 5拒絶症 4言葉がほとんど出ない 5刺激に対して反応しない、あるいは無視
6姿勢保持 重力に拮抗して維持している姿勢
7わざとらしさ どこか大げさなまね
8常同症 反復的で時として意味を持たない繰り返した行動
9外的刺激の影響によらない興奮
10しかめつら 11反響言語 他人の言葉をまねる 12反響動作 他人の行動をまねる
ベンゾジアゼビン系抗不安薬  不安への使用は2週間ほどに限定。他の薬が効くまでのつなぎ。トランキライザーと呼ばれ精神安定剤にも
ベンゾジアゼビン受容体作動薬 脳興奮を抑え睡眠誘発,筋肉弛緩,両依存症,集中力低下,ふらつき,頭痛 高齢者:健忘はせん妄
ベンゾジアゼビン系睡眠薬 次の4つの副作用が見られることがある
1奇異反応 期待と逆の影響が出ること。不安の増加,攻撃性の上昇,脱抑制等として見られることも
2前行性健忘 ある時点よりも後の記憶が形成されなくなる。大量投与で見られやすい
3反跳性不眠 中止した時に強く現れる。服薬開始前より強い不眠のこと。他に超短時間・短時間作用型で現れやすい
4持ち越し効果 効果が覚醒後に持ち越され、眠気,頭重感,倦怠感など,中間作用型、長時間作用型で現れる。
※※ 食欲減退 ADHDのメチルフェニデート,アトモキセチンの代表的副作用
筋弛緩作用 筋肉が緩み(しかん)体に力が入らない。ベンゾジアゼピン系抗不安薬•睡眠薬副作用
うつ病 抗うつ薬(SSRI,SNRI,NaSSA他)(悪心(吐き気))を非定型抗精神病薬で増強,抗不安薬,睡眠導入薬,気分安定薬
むずむず脚症候群 妊婦に多い,入眠時に異常感覚,突発性と鉄欠乏性貧血による二次性,運動で改善,SSRIで誘発や憎悪
SSRI 選択的セロトニン再取り込み阻害薬。この抗うつ剤には賦活症候群,吐き気,嘔吐,下痢,便秘, 眠気,めまい,頭痛
SNRI セロトニン•ノルアドレナリン再取り込み阻害薬,SSRIの副作用に加え,ルノアドレナリン濃度上昇で血圧上昇や動悸,排尿障害
NaSSA ノルアドレナリン作動性特異的セロトニン作動性抗うつ薬,眠気,めまい,口渇,便秘,吐き気,稀に倦怠感と食欲不振
セロトニン症候群 薬の飲みはじめ増量時に次の3つが起こる
1精神症状 不安、混乱する、イライラする、興奮する、動き回るなど
2自律神経症状 発汗、発熱、下痢、脈が速くなるなど
3錐体外路症状 手足が勝手に動く、震える、体が固くなるなど。パーキンソン症候群症状ともいい次の3つの症状が現れる
1アカシジア 静座不能症。賦活症候群の一つ。抗精神病薬で多く出現。三環系でたまに。SSRI,SNRIではない
2ジスキネジア 口をもぐもぐ動かす。錐体外路症状の一 向精神薬投与の長時間後に生じこれを遅発性ジスキネジアという
3ジストニア 舌、頚部(首)、眼球の突っ張り。錐体外路症状の一。抗精神薬副作用で急性ジストニアということも
バリズム 四肢の付け根をねじるような(投げるような)運動。大脳基底核の視床下核の病変による
ミオクローヌス 筋肉の不随意痙攣。しゃっくり(吃逆)もその一つ。病的なものはてんかんの症状として現れる
心理社会的治療 対人関係療法や認知行動療法。うつ病では効果が実証されスタンダード。統合失調症では薬に対する補助
統合失調症 次の2つが6ヶ月以上,妄想,幻覚,まとまりのない会話,ひとくまとまりのないか緊張病性行動,陰性症状(うつ)
統合失調症様障害 上記が1カ月以上6カ月未満。統合失調症の症状には幻覚や妄想を抑える向精神薬
初回通過効果 吸収後、循環前に肝臓で代謝される割合。口径では肝臓通過のため大きいが経動脈的投与では影響なし
向精神薬 精神に作用する薬の総称。肝臓で代謝され活性を失い胆汁や尿に排出。最高血中濃度と効果発現の指標にならない
定型(従来型)抗精神病薬 主にドパミンに作用,眠気,めまい,頭痛,不安,不眠,アカシジア等錐体外路症状
非定型(新規)抗精神病薬 ドパミン以外の神経伝達物質に,体重増加,錐体外路症状は小,アカシジア有,プロラクチンの上昇,眠気,口の渇き
糖尿病 膵臓分泌のインスリン不能で血中ブドウ糖が増,非定型抗精神病薬クエチアピンとアランザピンは耐糖能異常や体重増加で禁忌
中枢神経刺激症状 総称を賦活症候群という。薬剤の中止や減量、抗不安薬や抗精神病薬の投与が有効
賦活症候群 抗うつ剤の副作用。特に初期や増量期で不安,焦燥,不眠,敵意,衝動,易刺激性,アカシジア,パニック発作,躁
抗不安薬 身体依存メインに精神依存も、特にアカシジアを抑制するベンゾジアゼピン系で問題とされている
気分安定薬 双極性障害,抗操,抗うつ,アカシジアが無い順にラモトリギン,炭酸リチウム,カルバマゼピン,バルプロ酸ナトリウムで少し
炭酸リチウム 気分安定薬,甲状腺機能低下症,精神神経系(めまい,眠気,頭痛)消化器(口渇,吐き気,下痢)
双極性障害 うつ病相が長い,I型:誇大妄想等躁が高,II型:貧困妄想等うつが主,うつより自殺リスク高,遺伝要因が指摘
甲状腺機能低下症 無気力,疲労感,むくみ,寒がり,体重増加,動作緩慢,記憶力低下,便秘など)
甲状腺機能亢進症 パセドウ病,脈拍,汗,微熱とジョギング状態。落ち着かず,食欲増加,目が出る,太い首
メチルフェニデート ナルコレプシー,ADHDの強い精神刺激薬。覚醒剤的,食欲不振,不眠。不安,緊張,うつ,チックには禁忌
抗認知症薬 アセチルコリン量増加薬では攻撃性,不穏。グルタミン酸の作用を抑える薬も
心房細動 心臓の上の部屋(心房)が小きざみに震える不整脈。三環系抗うつ薬,抗精神病薬で起こり得る
排尿障害 三環系抗うつ薬,抗精神病薬,抗パーキンソン薬,SNRIで起こり得る
起立性低血圧 体位性低血圧,立位で過度の血圧低下,三環系抗うつ薬,抗精神病薬,抗パーキンソン薬,βブロッカーであり得る
抗パーキンソン薬 ドパミン受容体作用薬か、ドパミン補充療法による。
βブロッカー β遮断薬,交感神経のβ1受容体をブロック,高血圧,頻脈性不整脈,虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症),心不全等
漸進的筋弛緩法 骨格筋の緊張後に弛緩(脱力)させリラックスする
強迫性障害 鍵閉め忘れ確認等,SSRIをうつ病比で高用量使用が一般的,非定型抗精神薬やベンゾジアゼピン系抗不安薬は補助的
熱中症 体温上昇で水塩分バランスが崩れ,めまい,けいれん,頭痛。炎症の程度を予想する炎症マーカーの上昇は見られない
悪性症候群 神経遮断薬,抗精神薬,制吐剤の副作用でドパミン急上昇,意識障害,高熱,錐体外路症状や自律神経症状等が併発
セロトニン症候群 SSRIなどの抗うつ薬による。発熱,見当識障害,ミオクローヌス(素早い筋収縮)。悪性症候群より軽い。
単純ヘルペス脳炎 急性ウイルス性脳炎としては頻度が高い。発熱や痙攣、せん妄など。CTと髄液検査で診断
クレアチンキナーゼ 筋肉のエネルギー蓄積関係酵素,骨格筋や心筋多い。それらの傷害で血液中で高値に。悪性症候群で上昇
産後うつ 産後2〜4週間で発症の傾向。自殺原因。妊娠中のうつは減薬等,妊娠4〜15週前後の奇形リスクを医師と話し合う
オピオイド 麻薬性鎮痛薬等,アルカロイド,モルヒネ様活性のペプチド類総称,疼痛を緩和,ヘロイン,アヘン。両依存,せん妄,口渇,便秘,嘔気
コカイン 過剰摂取しやすい精神依存のみ
大麻 カンナビノイド受容体を介して多幸感や脱抑制を発言する。9%が精神依存するとされるが、思春期に開始すると高依存に
MDMA 合成麻薬。幻覚薬。ドパミンとセロトニンの遊離増加作用で幻覚を生ずる。耐性が高く離脱後に抑うつと不安

1 55 向精神薬とその副作用の組合せで、正しいものを2つ選べ。
1 抗不安薬 ― 身体依存
2 炭酸リチウム ― 甲状腺機能亢進症
3 非定型抗精神病薬 ― 体重減少
4 メチルフェニデート ― 食欲亢進
5 選択的セロトニン再取り込み阻害薬SSRI ― 賦活症候群

1,5

1 73 26歳の男性。職場の同僚たちの会話が自分へ当てつけられていると訴えて家族とともに来院した。2か月前から自分の考えが筒抜けになっていると思うようになった。「いつも見張られているので外出できない」と、周囲を警戒しながら話した。身体疾患、過度の飲酒及び違法 薬物の摂取はない。
この患者に対する治療として、最も適切なものを&つ選べ。
1 抗不安薬
2 気分安定薬
3 抗精神病薬
4 対人関係療法
5 認知行動療法

3

1 94 依存と依存症について、正しいものを&つ選べ。
1 抗うつ薬は精神依存を引き起こす。
2 覚せい剤で身体依存が起こることは少ない。
3 抗不安薬は半減期が長いほど依存を生じやすい。
4 薬物摂取に伴う異常体験をフラッシュバックという。
5 病的賭博ギャンブル障害は気持ちが高ぶるときに賭博をすることが多い。

2

1 104 副作用としてアカシジアを最も発現しやすい薬剤について、正し いものを&つ選べ。
1 抗うつ薬
2 抗不安薬
3 気分安定薬
4 抗精神病薬
5 抗認知症薬

4

1 134 かかりつけの内科医に通院して薬物療法を受けているうつ病の患者を精神科医へ紹介すべき症状として、適切なものを2つ選べ。
1 不眠
2 自殺念慮
3 体重減少
4 改善しない抑うつ症状
5 心理的原因による抑うつ症状

2,4

1 140 50歳の女性A、会社員。Aは不眠を主訴に病院に来院した。81歳の母親Bと二人暮らしである。Bは3年前にAlzheimer型認知症と診断され、要介護2で週&回デイサービスに通所していた。2か月前から、Bは家を空けると泥棒が入り預金通帳を盗まれると言って自宅から出なくなった。さらに、不眠で夜間に徘徊し、自らオムツを外して室内を汚すようになった。Aは介護と見守りのためにほとんど眠れないという。
このときの病院の公認心理師がA及びBに助言する内容として、最も適切なものを&つ選べ。
1 A がカウンセリングを受ける。
2 A が B と関わる時間を減らす。
3 A が地域活動支援センターに相談する。
4 A が介護支援専門員と共に B のケアプランを再検討する。
5 B が医療機関を受診し抗精神病薬による治療を受ける。

4

1t26 がん患者とその支援について、正しいものを1つ選べ。
1 合併する精神医学的問題は不安障害が最も多い。
2 がんに起因する疼痛は心理的支援の対象ではない。
3 がん患者の自殺率は一般人口の自殺率と同等である。
4 がんに起因する抑うつに対しては薬物療法が支援の中心になる。
5 包括的アセスメントの対象には、がんそのものに起因する症状と、社会経済的、心理的及び実存的問題とがある。

5

1t57 選択的セロトニン再取り込み阻害薬SSRIの副作用として、適切なものを2つ選べ。
1 心房細動
2 排尿障害
3 悪心・嘔吐
4 賦活症候群
5 起立性低血圧

3,4

1t75 45歳の女性。もともと緊張しやすい性格である。5年前、現在の会社に転職した頃に頭痛が続いたことがあったが、鎮痛薬を飲んでいるうちに消失した。3か月前に他部署から異動してきた部下の女性の仕事ぶりに対して不満を感じるが我慢をしていた。頭を絞めつける頭痛が毎 日のように3〜4時間続くようになった。鎮痛薬を頓用していたが軽減しなかった。心療内科を受診後、公認心理師を紹介された。
公認心理師が行う提案として、適切なものを2つ選べ。
1 部下の女性と接する機会を減らす。
2 鎮痛薬の定期的な服薬によって痛みを減らす。
3 漸進的筋弛緩法によって心身の緊張を和らげる。
4 頭痛日誌によって状況と頭痛の強さの関連を理解する。
5 不満を言わないで済むように部下の女性の気持ちを理解する。

3,4

1t77 36歳の男性A、会社員。3年ほど前から、外出する際に戸締りやガスの元栓を閉めたかが気になって何回も確認するようになった。そのため、最近は外出するのに非常に時間がかかる。また、車を運転しているときに人をひいたのではないかと気になって、頻繁に道路を確かめる。Aは、これらの行為が不合理なものと認識しており、行為をやめたいと思っているが、やめられない。そのほかには思考や行動に明らかな異常はなく、就労を継続している。
A に対する治療法として、適切なものを2つ選べ。
1 行動療法
2 自律訓練法
3 非定型抗精神病薬
4 ベンゾジアゼピン系抗不安薬
5 選択的セロトニン再取り込み阻害薬SSRI

1 5

1t103 抗精神病薬の錐体外路系副作用として、正しいものを&つ選べ。
1 眠気
2 不整脈
3 認知機能障害
4 高プロラクチン血症
5 遅発性ジスキネジア

5

2 31 オピオイドの副作用として頻度が高いものを1つ選べ。
1 下痢
2 疼痛
3 流涎
4 せん妄
5 錐体外路症状

4

2 70 28歳の男性A。Aは1か月前に幻覚妄想状態を発症し、1週間前に精神科病院を受診した。統合失調症と診断され、抗精神病薬の投与が 開始された。本日の早朝、家族の呼びかけに反応がなく、無動であったため、精神科病院に救急車で搬送された。意識障害、40°C台の高熱、発汗、頻脈、血圧上昇、四肢の筋強剛及び振戦を認める。頭部CT検査と髄液検査に異常はなく、血液検査では、白血球数の増加、炎症マーカーの亢進及びクレアチンキナーゼCKの著明な上昇を認める。尿は暗赤褐色である。
A の病態について、適切なものを&つ選べ。
1 熱中症
2 悪性症候群
3 急性ジストニア
4 セロトニン症候群
5 単純ヘルペス脳炎

2

2 100 ナルコレプシーについて、正しいものを1つ選べ。
1 入眠時に起こる幻覚が特徴である。
2 治療には中枢神経遮断薬が用いられる。
3 脳脊髄液中のオレキシン濃度の上昇が特徴である。
4 笑いや驚きによって誘発される睡眠麻痺が特徴である。
5 耐え難い眠気による睡眠の持続は通常2時間から3時間である。

1

2 101 妊娠・出産とうつ病の関連について、適切なものを1つ選べ。
1 産後うつ病は産後1週間以内に発症しやすい。
2 産後うつ病は比較的軽症であり、自殺の原因となることは少ない。
3 抗うつ薬を服用している女性が妊娠した場合、直ちに服薬を中止する。
4 エジンバラ産後うつ病質問票EPDSの得点が低いほどうつ病の可能性が高い。
5 妊娠中のうつ病のスクリーニングにもエジンバラ産後うつ病質問票EPDSが用いられる。

5

2 116 ベンゾジアゼピン受容体作動薬の副作用として、誤っているものを&つ選べ。
1 依存
2 健忘
3 せん妄
4 ふらつき
5 ジストニア

5

2 133 物質使用障害について、正しいものを&つ選べ。
1 コカインは身体依存性が強い。
2 ヘロインは身体依存性が強い。
3 大麻はドパミン受容体を介して多幸作用を生じる。
4 モルヒネはオピオイド受容体を介して興奮作用を生じる。
5 3,4−メチレンジオキシメタンフェタミン<MDMA>はセロトニン遊離増加作用を介して幻覚を生じる。

2 5

3 31 抗精神病薬を長期間投与された患者に多くみられる副作用のうち、舌を突出させたり、口をもぐもぐと動かしたりする動きが特徴的な不随意運動として、正しいものを1つ選べ。
1 バリズム
2 アカシジア
3 ジストニア
4 ジスキネジア
5 ミオクローヌス

4

3 41 睡眠薬に認められる副作用として、通常はみられないものを1つ選べ。
1 奇異反応
2 前向性健忘
3 反跳性不眠
4 持ち越し効果
5 賦活症候群<アクティベーション症候群>

4

3 105 双極性障害について、適切なものを1つ選べ。
1 遺伝的要因は、発症に関与しない。
2 うつ病相は、躁病相よりも長く続く。
3 自殺のリスクは、単極性うつ病よりも低い。
4 うつ病相に移行したら、気分安定薬を中止する。
5 気分の変動に伴ってみられる妄想は、嫉妬妄想が多い。

2

3 106 向精神薬の薬物動態について、適切なものを1つ選べ。
1 胆汁中に排泄される。
2 主に腎臓で代謝される。
3 代謝により活性を失う。
4 薬物の最高血中濃度は、効果発現の指標になる。
5 初回通過効果は、経静脈的投与の際に影響が大きい。

1 3 どちらを選んでも正解

3 131 むずむず脚症候群について、正しいものを2つ選べ。
1 妊婦に多い。
2 鉄欠乏性貧血患者に多い。
3 運動によって症状は増悪する。
4 早朝覚醒時に出現する異常感覚が特徴である。
5 選択的セロトニン再取り込み阻害薬SSRIによって症状が改善する。

1 2

3 133 高齢者に副作用の少ない睡眠薬として、適切なものを2つ選べ。
1 バルビツール酸系薬剤
2 フェノチアジン系薬剤
3 オレキシン受容体拮抗薬
4 メラトニン受容体作動薬
5 ベンゾジアゼピン受容体作動薬

3 4


3 29 糖尿病について、正しいものを1つ選べ。
1 糖尿病は、1型から2型に移行することが多い。
2 糖尿病の運動療法には、無酸素運動が有効である。
3 2型糖尿病患者に、血糖自己測定SMBGは不必要である。
4 非定型抗精神病薬の中には、糖尿病患者に使用禁忌の薬がある。
5 健診で HbA1c 値が 6.8%であった場合は、糖尿病の可能性は低い。

4

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