避妊のはなし。
この話は、なかなかインターネットでする自信がなくて、身近な友人にだけ話したことがあるんだけど、「今、このはなしを広めるべきだ！」と感じたので、ここに書いてみることにしました。深夜に、高ぶる感情を抑えながら書いているので、乱文になってしまうこと、お許しください。。。
タイトルにある通り、私の避妊に関する話です。
私がこの話を今しようと思ったきっかけは、ズバリ、
「緊急避妊薬のスイッチOTC化に係る検討会議」です。
（アフターピル（緊急避妊薬）は、妊娠を希望していないにもかかわらず、妊娠の可能性がある性行為をしてしまった場合に、緊急的に使用するピルです。 避妊をしなかったとき、避妊に失敗してしまったときなどに、72時間以内に服用することで、8割強の妊娠阻止率が得られます。：四条烏丸レディースクリニックHP参照）
そして、これについて国民の意見を直接政府に届けることのできる、パブリックコメントの締め切りが今月の31日に迫っていることです。
多くのひとに、この議題について考えて、パブリックコメントを送って欲しいので、私の経験をシェアすることにしました。
19歳の時、私は避妊に失敗しました。コンドームを使用していましたが、性行為後に、それが破れてしまっていたことがわかりました。
そのときに感じた恐怖や不安は今でも鮮明に覚えています。
お恥ずかしい話ですが、当時の私は、避妊に失敗した後はどうすれば良いのか、何も知りませんでした。
パニックになっている私に、パートナーが冷静に取るべき行動を教えてくれました。そして、その時初めて『緊急避妊薬（アフターピル）』の存在を知りました。きっと義務教育で教わったのでしょうが、その時は全く覚えていませんでした。。。
フランス人のパートナーは「ドラッグストアに買いに行こう！」と言ったのですが、私自身、それまでアフターピルなるものをドラッグストアで見たことがなかったので、念のため、ネットで調べて見ました。
そして、日本ではドラッグストアでアフターピルを買えないこと、必ず産婦人科を受診して、医師に処方してもらう必要があること、性行為から時間が経てば経つほど、避妊の成功率は下がることなどを知りました。
とにかく急がなければ。そう思い、少し前に子宮頸癌検診をしてもらった産婦人科のホームページを検索しました。オンライン予約ができる病院だったので、直近の予約を取ろうとしたのですが、１週間後からの予約しか空いておらず、、、夜の出来事だったので、朝起きたらダメ元で電話してみようと決めて、眠りにつきました。（大きな病院の緊急外来に問い合わせるという考えがありませんでした。。。）
次の日の朝、病院が開く時間と同時に電話をし、受付の方に事情を伝え、予約の合間に問診をしてもらえることになりました。
問診では、先生に経緯を話し、アフターピルの注意事項などを教えていただきました。
無事、24時間以内に服用できたのですが、会計でびっくり。
緊急避妊薬は保険適用外で、12,000円も支払いました。。。
パートナーと半分ずつ出しましたが、これには彼もびっくり。
（フランスでは、そもそもドラッグストアや薬局で買えるし、無料です。）
また、24時間以内に服用したからと言って、確実に避妊できるわけではなく、次の生理がくるまで、不安で仕方ありませんでした。
ストレスを感じすぎていたのか、予定日から10日ほど遅れて、ようやく生理が来て、安堵したのを覚えています。
ここまでが私の体験談です。
そして、この経験を通して、「アフターピルがドラッグストアや薬局で売ってあればいいのにな」と心から思いました。
だって、私のように避妊に失敗した人、性犯罪の被害にあった人、パートナーが避妊してくれなかった人、が必ずしも、72時間以内に産婦人科を受診できて、1万円以上のお金を支払えるとは私は思わないからです。
たまたま私は、大学生だから時間もあったし、バイトをしていたからお金が支払えただけです。（それでも薬1つに12,000円は大打撃でした。。。）
もし、これが未成年だったら？自分で調べて産婦人科に行けるのかな？
性犯罪だった場合は？？
考えれば考えるほど、この仕組みを変えて欲しいと感じました。
今回の「緊急避妊薬のスイッチOTC化に係る検討会議」は、アフターピルを、ドッラグストアや薬局で買えるように法整備をするためのものらしいので、費用が安くなるかどうかは不明確ですが、でも、それでも、アフターピルへたどり着くまでの障壁を、1つでも排除できる可能性があるのなら、私たちは声をあげるべきだと思います。
反対意見として
「アフターピルを入手しやすくなると、性が乱れる可能性がある」
とか言っている政治家もいるそうです。
そんなことを言ってのける人たちが、私たちの国を動かしているんです。
悔しいと思いませんか？不平等、理不尽だと思いませんか？
私は悔しい〜！！！！！
少しでもモヤモヤしたそこのあなたー！！！
今なら、まだ、私たちの声を政府に届けることができます。
パブリックコメントを通して、あなたが緊急避妊薬のOTC化に賛成かどうか、そしてその理由を、政府に届けましょう。
これは、妊娠する可能性のある女性だけの議題ではありません。
みんなで考えよう。そして声をあげよう。
（↓パブコメの書き方まとめ）
私の経験談を通して、少しでもこの話題について考えるきっかけになれば嬉しいです。
ここまで読んでくれたあなた、ありがとうございます！
2023年は、しっかり自分の意見を声にしていくぞー！！！！
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