見出し画像

「激走期待値」説明書

割引あり

令和の馬です。
この記事では、現在自分が作成している「激走期待値」について説明していきます。

【激走期待値とは】
激走期待値では、競走馬のコース適性を見極め、適性の高さを活かして激走する穴馬を積極的に狙っています。
重要なのが「競走馬の適性を可視化する」こと。
競馬予想において、競走馬の適性を掴むことが馬券的中への最も近い道のりですが、競走馬の適性は目に見えるものではなく、新聞を読んでも、パドックを見ても、そう簡単に見極められるものではありません。適性を見極めるためにはそれ相応の経験、時間、お金が必要となります。
そう簡単に適性を掴もうなんて(馬券で儲けようなんて)、虫が良すぎる話です。
しかし、その虫のいい話を、「競走馬の適性の可視化」を実現させています。

激走期待値における適性は主に「競走馬のコースに対する適性(コース適性)」を意味しています。競走馬のコース適性を見抜くことができれば、たとえどんなに人気のない穴馬でも、その激走するタイミングで狙え、反対に断然の人気馬が凡走するタイミングも予想できます。その結果、簡単に高配当馬券も的中されることができます。

【レースの着順は「能力」×「適性」で決まる】
競馬はレースの出走馬から1・2・3着を当てるギャンブルです。
出走馬の着順が決まるために最も重要な要素は、「競走馬自身が持つ能力」とそれを活かすための「環境に対する適性=コース適性」です。
「能力」とは、競走馬自身が持っている速く走る能力のことだが、能力が高い馬は多くの人が気付きやすく、上位人気に推されるケースがほとんど。簡単に言えば、能力の高い馬は過去成績に1着や2着など上位着順が多くなり、競馬新聞にも印がたくさん並んでいます。一般の競馬ファンが最も気付きやすいファクターなのです。

それに比べて「適性」は、誰もが簡単に判断できるものではありません。

競馬ファンなら、Aというコースで圧倒的に強かった馬が、別のBというコースであっさり凡走するさまを何度も見たことがあるはず。また、その逆にCというコースで惨敗した馬がDというコースに替わって大掛け、高配当になったレースも見たことがあるでしょう。
このように競走馬が勝ったり負けたり繰り返すのは、レースが行われるコースに対する「適性」が大きく影響しています。

人気のない馬は前走や前々走で負けていることが多いですが、前走で適性の低いコースを惨敗した馬が、コース替わりによって適性の高いコースに出走すれば変わり身を見せる。これが狙い目です。
競馬において、どんなレースでも常に強い馬は存在しません。過去のあるレースを振り返って「あの馬は強かった」ということができますが、未来を予想する競馬において強い馬は存在しません。強かった馬は能力に加えて勝利したレースに対する適性が高かった馬であり、異なるコースで行われるレースでは同じ結果は期待できません。ところが、競馬の人気順は過去の着順をもとに形成されるため、過去のレースで好走している馬は必然的に人気を集めます。こういった馬は、適性の低いコースでは上位人気に推されてながらも凡走しやすいです。

【すべての予想法は「コース」を語る】
競走馬の適性を判断する際に、最も重視すべきは「コース」です。
ほとんど全ての競馬予想法はコースに根ざしているといえます。世の中には色々な競馬予想理論がありますが、例えば血統理論の場合。これは、激走馬の血統が今回のコースに合うかどうかを研究するのが一般的です。「日本ダービーはXという種牡馬が狙い目」というのは、「X産駒は東京芝2400mにコース適性がある」といっているのと同じことです。このX産駒の特徴として、芝2400mの距離が合うことや、広くて最後の直線が長く、直線に坂のある競馬場をとくいだということになります。
ラップ理論はレースの1ハロンごとのタイムラップを分析するのが一般的ですが、これもコース形態の影響を強く受けます。ラップタイムの速い・遅いは、その部分がコーナーなのか直線なのか、平坦なのか急坂なのかによって変化するからです。ラップを見ているようでコースを見ているのと同じことなのです。
展開理論もコース形態の影響を強く受けます。スタート直後に上り坂があって、すぐコーナーに入るようなコースではスタートダッシュができないため、ペースが落ち着きやすく、先行有利の流れになりやすい。反対に、スタート後の直線が長くて平坦なコースは前半の流れが速くなり、加えて最後の直線が長ければ差し台頭も頭にいれておかなければなりません。
このように、あらゆる予想理論はコースと深いかかわりを持っており、予想理論の根本にはコースの存在が影響しています。だからこそ、決闘やラップや展開といったフィルターを通すことなく、すべての基本である「コースそのもの」を研究した方が、馬券に対しての理解は深まるうえ、馬券で儲けることも簡単になります。

ここから先は

4,039字 / 2画像

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?