一度、口に出したことを実行しないのは自分に嘘をついたことになる。

岐阜の明るく楽しい養蚕家の
加藤祐里です。

「どうして養蚕をするようになったのか？」
という質問には
2種類の意味が込められています。

純粋に、経緯やきっかけという意味に対して

何に興味を持って生きてきて
普段どうやって生活や家計を維持していて
繭を売っても利益になるわけじゃないし
稼ぐための本業とのバランスを取りながら
どんな価値観で生きているのか？

こればっかりは
誰かのやり方を真似したりするだけでは
出来ないことです。

我が家の場合、
本業（鍼灸院）の時間の都合を
つけやすい職種であることや
たまたま旦那が働いて子どもの
教育費をしっかり出してくれているし

私自身、助産師として
色んな人の人生や生き死にをみてきて
お金をたくさん得ることだけが
豊かさではないと思うように
なったから。

（産業としての多頭飼育の）
養蚕をはじめたのは４０才過ぎてから
ですが
他の人がやってない貴重な経験で
人生かける価値のあることに
出会えて私は本当に
ラッキーだったと思えます。

私のまわりで
性格も優しいし良い人なんだけど
自分の夢中になれることがない、
という人がいます。

いわゆる「自分探し」という表現に
なるのかもしれません。

自分ってふらふらと歩いていたら
いつか、目の前に表れるものでもなく
もちろん、インドに行っても
スピリチュアルなカウンセリングを受けたから
見つかるものでもないです。

あえていうなら、
今までの生き方のなかにしか
存在しない。

80才過ぎて
雇ってくれる会社もなくなって、
車の免許も返納して
気軽に出かけられなくなって
旦那さんも昔からの友達も亡くなって
子どもも独立して１人暮らし。

それでも毎日、好奇心を持って
元気に明るく自分の世界を
生きている人をみてると

家族や仕事なんかより
今日は何にも予定も会う人もいなくても
最後に目の前に残っている
世界にたった１人でも楽しめることこそ
自分そのものではないかと
思うときがあります。

それで、性格も良いし
優しくて口では地球を守りたいとか
畑で体に優しい野菜とかつくって
オーガニックな物を選んで暮らしたいとか
言っているけど

「養蚕すごいですね！」
「いつか見てみたいです！」
「私も糸紡いだりしてみたい！」とか
言いながら

約束していた当日になって
「やっぱり行けません」

そういう人はいっぱいいますし
一回観にきてそれで終わりという人は
それ以上いるし

実際、本当に養蚕のために
力を貸してくれるような人は
年に１人いるか、いないかぐらいだから
私も期待してないので

来ても来なくてもいいように
準備もしていますが

優しそうにみえて
良い人っぽい人ほど
信用ならない、というか

急に子どもが熱を出したとか
台所が壊れた、とか
他の用事が入ったとか
（嘘かもしれんけど）
ドタキャンする人が多い。

たぶん、ふとしたときに
話の流れで誘われて
何となく「行く」と返事しちゃったけど
いざとなったら
面倒くさくなって
適当な理由で断ったんだと思う。

そういう人って
一見、誰にも迷惑はかけてないように
思うけど

これから先、自分のやりたいことを
見つけて何かはじめても
絶対に成功しません。

せっかく始めても上手くいかなくなったり
気分が乗らなくなると
子どもがアトピーだの、
不登校だの、
親が呆けた、病気になった、
旦那が鬱で働けないとか
なんか理由を見つけて
自分で立とうとしない。

成し遂げていく人は
本当に急用が入っても
必ず後日、リアポイントとってきます。

興味があるか、ないかじゃなくて
居酒屋の店員さんみたいに
呼ばれたら「はい、喜んで！」

それまで全く自分の世界に
無関係だと思っていたことも
小さな共通点を見つけて
世界を拡げていきます。
（いわゆるリノベーション）

自分が夢中になれる世界がある人は
少なくとも自分に嘘はつきません。

一度
「行く」
「興味ある」と口にしたのに
実行しないでいると
自分に嘘をつくことになるから
自分がどんどん消えていく。

本気で行く気もないのに
何となく誘われて
とりあえず返事して
当日になって断って

誘ってくれた子を傷つけないための
よくある社交辞令の一部だったかも
しれないけど

本気で世の中かえて行きたいと
思っている人は
あなたを二度と誘いません。

※それでもって
その人を誘った人も！
最近では「人をみる目がない」から
距離を置くようにしている😅

本当に見込みある奴だけ
連れてきてくれ〜！

良い大学を出ているかとか
優しくて良い人そうとかは
関係ないです。

自分に嘘がない
言ったからには成し遂げる人しか
もう生き残れない時代が来てるから

自分をいまだに見つけられずに
クラゲのように漂っている
あなたのお付き合いまで
している余裕はありません。