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2024秋蚕、終わりました

岐阜の明るく楽しい養蚕家の
加藤祐里です。

2024年郡上秋蚕5000頭、出荷しました!

出荷すると「選繭」をして
全体の量を測ります。
(郡上は量を目指してないから
あえて言いません)

次に500グラム分の繭を
専用のケースにいれて
何粒あるか調べます。

粒数が少なければ
一粒当たりが重いから良繭。
粒数が多いとその逆。

去年よりはちょっと多かったけど、
平成30年のときからは
大いに躍進!

初めて秋蚕やったのが平成30年7500頭。
二回目が去年5000頭+α。
今年は3回目。

どの年も条件が違いすぎて
比べることは出来ませんが、
郡上はじまって以来の異常気象で
ずっと暑い中、蚕も人もよく頑張りました!

本当にまずはまずは
自分で育てた繭を褒める!
頑張った自分を褒める!

養蚕をしたことがある人に
してみたら
たかだか5000頭なんて
寝とっても出来るわと鼻で笑われますが

ほぼ私1人養蚕、
気軽に手伝ってくれる
家族もいないし

一応、助っ人は頼んであっても
急に用事が入った、
雨が降ったと
忘れていた、と
自分ごとではない人にしてみれば
ドタキャンは当たり前。

本当に普段、偉そうに話していても
こういう時に人間性が出ます。

たとえ30分でも
タイミングよく来てくれて
チャッチャとやることやって
助けてくれる人とか
神様みたいに見えてくる。

↑古い旧家にあった養蚕の神様の掛け軸

神様神様、今年も養蚕やらせてくれて
本当に有難う。

死ぬかと思うぐらい暑かったけど
元気に終われて有難う。

必要なときに必要なタイミングで
雨を降らせて
風を吹かせて
人を集めてくれて
桑を育ててくれて
有難う。

ヘッダーの写真は出荷した帰り道の夕暮れ。
太陽さんが「お疲れ〜」って言ってます。

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