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【原書読破】ハリーポッター衝撃エピソードTOP5(賢者の石)

ハリーポッターファンの皆さん、こんにちは!今回は、原書で「ハリーポッターと賢者の石」を読んでみて、個人的に衝撃を受けたエピソードをランキング形式で紹介したいと思います。映画との違いに驚いた場面も多く、原作の魅力を再発見する素晴らしい体験でした。それでは、早速5位から見ていきましょう!レビオサー!


5位:ハグリッドから木製の笛をクリスマスプレゼントでもらう

ホグワーツに入学して最初のクリスマス。ハリーにとって、生まれて初めて本当の意味でのクリスマスプレゼントを受け取る瞬間です[1]。

「ハリーにもプレゼントが届いている!」というロンの声に、ハリーは驚きを隠せません。11年間、まともなプレゼントをもらったことのない彼にとって、これは夢のような出来事だったのです。

ロンの母親から「P」の文字が大きく縫い付けられたセーターをもらったり、他の友人からもプレゼントが届いたりと、ハリーの心は暖かさで満たされていきます。その中で、思わずクスッと笑ってしまったのが、ハグリッドからの贈り物でした。

なんと、ハグリッドは木製の笛をプレゼントしたのです。読んでいても「ん?」と首をかしげてしまうような、ちょっと変わったプレゼントですよね。しかも、ハグリッドの手紙は強烈なスコットランド訛りで書かれており、"to"が"ter"になっていたりと、非常に読みにくいものでした。

しかし、このエピソードには心温まるものがあります。不器用ながらも、ハグリッドのハリーへの愛情が感じられるのです。大人になった今読み返すと、おじさんの不器用な愛情表現にいじらしさを覚えずにはいられません。

4位:ハリーが生き残った日、魔法界はどんちゃん騒ぎをしていた

物語の序盤、ハリーがダーズリー家に引き取られる前の場面です。映画では、赤ん坊のハリーがダーズリー家の玄関先に置かれるシーンから始まりますが、原作ではそれ以前の出来事が描かれています[1]。

ごく普通の英国中流家庭であるダーズリー家の日常が描かれる中で、魔法界の様子が垣間見えるのです。なんと、ヴォルデモート卿の死亡(と思われた)ニュースを聞いた魔法使いたちは、大々的に祝賀会を開いていたのです!

マグル(非魔法使い)にも気づかれるほどの大規模な花火を打ち上げたり、「You-Know-Who(例の人)が死んだ!」と騒ぎ立てたりと、魔法界全体が熱狂の渦に包まれていました。この描写は、ヴォルデモート卿の恐怖政治がいかに魔法界を苦しめていたかを如実に物語っています。

同時に、赤ん坊のハリーが両親を失ったばかりであることを考えると、この祝賀ムードには複雑な思いを抱かずにはいられません。J.K.ローリングの巧みな筆致により、読者は喜びと悲しみが入り混じった複雑な感情を味わうことになるのです。

3位:チェスの後の謎ゲーム

クィレル先生との対決に向かう場面で、映画と原作では少し展開が異なります。まず、蔦が張り巡らされたトラップを冷静に突破できたのは、ハーマイオニーだけでした。ハリーとロンは、ハーマイオニーの魔法の助けを借りて何とか通過します[1]。

チェスの試練でロンが倒れた後、映画ではハリーが一人で先に進みますが、原作ではハーマイオニーも一緒に進みます。そして、次の試練が待っていたのです。

7本のポーションの瓶が並べられ、その中から正解を選ぶという論理パズルです。この場面は、ハーマイオニーの知性が光る素晴らしいエピソードとなっています。彼女は冷静に推理を重ね、正解のポーションを見つけ出すのです。

しかし、正解のポーションは一人分しかありません。ハーマイオニーは、ハリーに前に進むよう促し、自身は後ろに戻ってロンを助けに行くことを決意します。この場面は、三人の友情と信頼関係、そして各々の役割を見事に描き出しています。

2位:クィディッチの練習はゴルフボールを使う。しかも夜。

クィディッチの練習シーンも、映画と原作では大きく異なります。映画では、明るい昼間にルールを教わるシーンがありましたが、原作ではなんと夜に練習をしているのです[1]。

さらに驚いたのは、練習にゴルフボールを使用していることです。スニッチの代わりにゴルフボールを使うという発想は、魔法界とマグルの世界をうまく融合させた素晴らしいアイデアだと感じました。

夜の練習という設定は、ハリーたちの秘密の特訓という雰囲気を醸し出し、読者をワクワクさせます。また、ゴルフボールを使うという工夫は、魔法使いたちも時には身近なものを活用するという、現実味のある描写だと言えるでしょう。

1位:ハグリッドと買い物後ダーズリー家に帰宅、入学まで1ヶ月過ごす

そして、個人的に最も衝撃を受けたのがこのエピソードです。映画では、ハグリッドとの買い物の後、すぐにホグワーツ行きの列車に乗る展開になっていましたが、原作ではまったく異なります[1]。

なんと、ハリーは買い物を終えた後、ダーズリー家に戻るのです。そして、ホグワーツ入学まで1ヶ月間を過ごすことになります。この設定は、ハリーの心境の変化をより深く描写することを可能にしています。

魔法界の存在を知り、自分が魔法使いであることを知った後、再び虐待的な環境に戻らなければならないハリー。しかし、彼の心の中には希望の光が灯っています。1ヶ月後には新しい世界が待っているという期待が、彼を支えているのです。

この1ヶ月間、ハリーはダーズリー家族との関係性の変化も経験します。彼らは相変わらずハリーを嫌っていますが、魔法使いになることを恐れて以前ほど酷い扱いはしなくなります。この微妙な力関係の変化も、原作ならではの興味深い描写です。

まとめ

いかがでしたか?原作を読むことで、映画では描ききれなかったディテールや登場人物の内面をより深く理解することができます。J.K.ローリングの緻密な世界観構築と巧みな心理描写は、何度読んでも新しい発見があり、魅了されます。

私にとって、「ハリーポッターと賢者の石」の原書を読むことは、人生初の英語長編小説体験でもありました。英語学習者として、まだまだ自信はありませんが、大好きな作品を原語で読むことができた喜びは格別でした。

この記事を読んでくださった方々、特に原書での読書に挑戦しようと考えている方々に、ぜひエールを送りたいと思います。原作を読むことで、新たなハリーポッターの魅力に出会えるはずです。そして、原書を読む仲間が増えれば、さらに楽しい読書体験が広がることでしょう。

最後に、この記事の内容に間違いや誤解があればぜひ指摘してください。みんなで一緒に、ハリーポッターの世界をより深く理解し、楽しんでいけたら素晴らしいですね。それでは、次は皆さんも原書に挑戦してみてはいかがでしょうか?魔法の世界が、きっと新しい姿を見せてくれるはずです!

Citations:
[1] https://my-best.com/7929
[2] https://utaten.com/karaoke/harry-potter-song/
[3] https://core.ac.uk/download/230607600.pdf
[4] https://note.com/harry_potter_/n/na031ffc175e1
[5] https://www.k-reform.jp

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