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実家の片付け 父の部屋から始めよう

父の部屋に置いてある古いタンスを処分することにした。まずは、タンスの上に積み重ねてある収納ケースから片付けることにする。

収納ケースの中身は、使用していない父の衣類だった。父は全部任せる、とのことだったので、母と二人でやることにした。

長いこと放置されていた収納ケースは、埃をかぶっていて、紙製なのに無駄に頑丈で、解体するのも一苦労。後々母から「勝手に捨てた」などと言われたくないので、ゴミ袋に入れる作業は母に任せた。

母は自分の服は捨てたがらないのに、父の衣類にはなんのこだわりもないせいか、よく見もせずにどんどんゴミ袋に入れていく。

順調に作業を進めていたのだが、ふと見ると干からびた虫の脚のようなものが出てきた。もしかして、これは、ゴキブリの死骸の一部では?

うわー気持ち悪ーい!

と大騒ぎしていると、母が 「あなたはそういうのは、平気なのかと思った」などと言って笑っている。なんで、そう思った?平気じゃないわ!

もしかして、私が子供の頃、クロアゲハチョウを捕まえてきて、家の中に放ったこととか、アマガエルを捕まえてきて、ベランダの鉢植えでミイラ化させてしまったこととか、そのことを言ってる?

あのクロアゲハ、昼間外で見た時は綺麗だったのに、夜になって家の中で見たら、すごく大きくて、よくよくみたら体は芋虫だし、怖くて泣きそうになりながら捕獲したよなあ。

アマガエルたちにも悪いことした。まさか干からびちゃうなんて思ってなかったんだよ。いつでも逃げられたのに、なんで外に出て行かなかったのかな。

セミとかコオロギなんかもよく捕まえてたけど、今はもう触れない。カタツムリみたいなウェット系のヤツならまだギリいけるかな。

ちょっとしたトラブルはあったものの収納ケースの片付けは無事完了した。やはり実家の片付けは、家事全般を担う母の「こだわりが少ない部分から」進めていくのがいいみたい。

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