見出し画像

「リーダー」になって変わったこと #ヌーラボ真夏のブログリレー2024

こんにちは。カスタマー部のReitashiです。

梅雨ですね。夏ですね。#ヌーラボ真夏のブログリレー2024 です!

このnoteを書いている今は雨の日が続いています。雨音を聞いているとなんだか過去のことに思いを馳せたくなります。

しばらく前の話になってしまうのですが、2022年4月から1年間、チームの「リーダー」になりました。明示的な役割は少なかったのですが、1年間の経験で自分に変化を感じ、その変化が今もわたしのだいじな部分になっていると感じるため、当時のメモから文章に起こしてみようと思い立ちました。


「失敗を恐れるな」VS「考えて行動しろ」

「イマドキの若手社員は失敗を恐れる」というフレーズを何かしらで一回は耳にしたことはありませんか?ぐるぐると思い悩んでなかなか行動に移せないことを指すのでしょうか?一方で「考えて行動しろ」というフレーズも耳にしたことはありませんか?

これらの言葉は相反するように思え、あまりピンときていませんでした。

リーダーということで自然と判断をする場面が多く訪れたように思います。なかなか決断ができないのは、複数の選択肢があり甲乙つけがたいときでした。いっそ、これしかないという選択肢がひとつだけあれば楽なのに。様々な利点、懸念点をふまえひとつを選ぶのは苦しいものでした。

そのような経験を経て、先ほどのフレーズたちは次のバランスなのだろうと解像度が上がったように思います。

💕意思をもつ(理由、目的、想い)
何のためにやるのか、どうしてやりたいのか。
何を達成できればいいのか、絶対に守りたいものは何か。

📈仮説を立て、犠牲に対する対処を考える
どういう結果が想定されるのか。犠牲が生まれるとしたらそれに対して何ができるか。

悩んで時間がかかることもマイナスと捉える
検討したり悩んでいると、どんどん時が過ぎませんか?涙
そうやって時間が経過している今現状も損失だという考え方を持つ。

💪覚悟を決める、腹をくくる
あとは精神論です。たとえ苦しい結果になろうとも最後までやり抜くと覚悟を決める。てやんでい!!!

これは、特に一緒に腹をくくる仲間がいたからできました。ひとりだと挫けそうになりますが、仲間がいると困難でも乗り越えようという気持ちになれます。

対話しよう

これまでを思い返すと、相手の話を聞くときに「汲み取る」「察する」ようにしていました。相手が言ったことに疑問が浮かんだとしても、相手に尋ねずに「きっとこういうことを言っているんだろう」と勝手に解釈する癖がついていました。

メンバーと定期的な1on1があり、1対1でゆっくり話す機会が増えました。これまではあまり機会のなかった、「なぜそう思ったのですか?」「例えばどのようなことでしょう?」などの問いかけができる時間がありました。
すると、わたしが勝手に解釈していたこととはまるで違うこたえが返ってくることがあり、それはわたしにとって小さいようで大きな衝撃でした。
聞いたら発見がある、いままで気付けなかった一面が知れる楽しさから尋ねることが好きになりました。

聞かないとわからない
シンプルで良い言葉です。

以前は反対意見のときはあまり聞きたくないなぁと思ってしまっていました。賛成意見だけで話が進むのが早いし楽だからです。でも、相手の考え方を聞くことで、自分の意見が変わることもありました。意見が変わらずとも反対意見に理解ができ納得できたこともありました。「コミュニケーション」のひとつ奥の扉を開いた感覚になりました。

言語化せよ図解せよ

自分の頭の中をそのまま相手に読んでもらうことはできません。ひとつの言葉に対する解釈もひとそれぞれです。

一度口頭でばーっと説明したり、まとめた資料を「読んでおいて」だけで100%伝わったら楽ですが、それはなかなか難しく思います。

相手に伝わらないばかりでなく、時間が経つと自分でも忘れます。

一度にすべては伝わらない、自分も忘れる

何かを伝えたいときはこの考え方を念頭に置くようになりました。物事や相手、かけられる時間により最適な伝え方は異なります。
とにかく言葉や図など形になるものとして残すことで、自分も相手も時間が経っても、理解する、覚える、思い出せる機会にしたいです。

自分を卑下せず、相手をアゲ~

リーダーはすべてのことでみんなより上手にできなきゃいけない。リーダーが全然うまくできない。ふがいない。そんな思考に陥ることもありました。

そんなときは「いや、待てよ。自分ができる人間と思っていたということか?そんな優れた人間か?」と意識的に逆辛口で自問自答し、できない自分に落ち込むのではなく、自分よりできる人はたくさんいる、できる人がすごい、という思考回路にスイッチすることを覚えました。

そして、できる人に意見を聞いたり、コツや考え方を教えてもらう選択肢もとれるようになりました。

「自分だけでやり抜く」これも素敵です。ただ、周りには頼もしい人がたくさんいます。人に頼ったうえで、それをもとに成長したっていいじゃないかと思うのです。

おわりに

リーダーシップはリーダーだけが持つものではないとされています。

また、リーダーシップはリーダーだけが持つものでなく、全員がリーダーシップを発揮することで、チームの一体感を高め、成功への道筋を明確にする鍵となる要素です。

(今回挙げたことはリーダーシップとは違うかもしれませんが)リーダーという名目はなくとも、今後もだいじにしていきたいと思います。

1年間のリーダーはわたしともう1人の2人体制でした。迷い、悩むことが多かったのですが、一緒に悩む相手がいる幸運な状況でした。挑戦する環境を設けてもらったこと、支えてくれたメンバーのみなさま、あらためてありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?