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2022上半期 自分の"ベストツイート"を振り返ってみる

Twitterにはアナリティクスという機能があります。

一番上に掲げた写真のように、ツイートのインプレッション(見られた数)、エンゲージメント(詳細やリンク、画像、いいねなどをクリックした数)を計測してくれている機能で、どんな感じで見られていたのか、SNS周りの勉強になります。

今回はこのアナリティクスで自分の"ベストツイート"(自分で言うと痛いですね…笑)を振り返ってみようと思います。

・ベストの前に……このアカウントの目指すところは?

そもそもベストとは何か、という話をするためにこのアカウントで自分がしたいことから説明していこうと思います。

まず、僕はおそらくアセクシャルというセクシュアリティーなんじゃないかと自認しています。ゆらぎはありますが、いわゆるセクシャルマイノリティ界隈の人間であるという自己認識があります。
実生活では、そういったアセクシャルの話をすることはありませんでした。ですが、ツイッターにはそういったセクシャリティーを持っている方がいると知り、もともと眠らせていたアカウントを2020年くらいから本格稼働させました。

このアカウントで目指しているのは主に以下の2つです。

1.アセクシャル界隈の人との交流

実生活では出会うことがなく、生きづらさや苦しさを感じている人と思いを共有したい、というのがひとつ。こんな考え方があるよ!と教えてもらったり、趣味が合う人と合ってみたり、オフ会の情報をもらったりという情報収集&交流が、他の場では得られないので今でもツイッターを使っています。

2.フォロワー数を増やす

いきなりビジネスっぽいことを言い出した……!と思われるかもしれませんが、聞いてください。
何が何でも増やすという意味ではありません。
ただ、アセクシャルを限られた人に知られた存在にするというより、できるだけ多くの人に知ってもらう、認めてもらう、ツイッターでいえばフォロワー数が多いことは、アセクシャルスペクトラムにとってもプラスになることだと信じてこのようなことをいっています。

というのも、それだけフォローする人がある、いることを示せると、実生活ではなかなか理解されない自分自身のセクシュアリティについてもこれでいいんだと思えますし、たくさんフォロワーがいるセクマイさんのアカウントを見ると、自分自身がエンカレッジ、励まされる思いがするのです。
自分がそんな影響を与えられる存在でないことは百も承知ですが、逆に言えば自分みたいな存在でも
アセクシャルであることを認めてくれる人がこんなにもいることを他の方にも示すことができる。
この意味合いは思ったより、大きなメッセージ性になるのではないか、なーんて考えていたりするのです。同じ思いを共有するアセクシャルスペクトラムの方などと相互フォローの関係を築き、たくさんのフォローしている方、フォロワーさんができたら、「アセクシャルを否定せず認めている人ってこんなにいるんだ!」ということをアカウントそのもので示せる気もするのです。

あとは自分が書いた文章が、多くの人の目に触れたら嬉しいですし、自分もnoteで自分のセクシャリティーについて気付かされた人間なので、自分が発信した情報を受け取った人の中に、なにか発見がある人がいたら……と思い、ひとつの方策として間口を広げるフォロワー数増を目指している、そんな考えです。

なので、自分の中では、「自分のことを知ってもらえて、フォローしてもらえるツイート」というのがベストツイートであると定義しています。

・1月のバズツイート

そんな意識のもと、ツイートをしている、わけでもなく、、、苦笑。割とセクシャリティーとか関係なく、「何なんだお前」という日常ツイート多めです。
反省も兼ねてツイートを1ヶ月ごとに振り返ってみます。

1月のトップツイート(インプレッション数が多い順)

今年1月は、当時おそらくドヤ顔で打っていたであろうみずほ銀行に関するツイートがインプレッション10000超え。弱小アカウントの僕的には、バズったツイートでした。

しかし、エンゲージメントは低く、いわばツイートだけ読まれている状態。
これでは、先に掲げた、このアカウントでのベストツイートとはいえません。
インプレッションのトップ3ツイートがすべてその傾向であるのに対し、4番目に来ているドラマ『恋せぬふたり』のツイートはnoteに書いた文章をリンクとして貼っていて、一定数そちらに流れているようでした。
そうやって自分を知ってもらうことで、似たセクシャリティーの傾向を持つ方に自分の存在を認知してもらえるので、これはこのアカウントの目指すところと合致します。

・2月の勝者は……?

2月のトップツイート

冬季五輪もあった2月、フィギュア関連のツイートが実は読まれていたようなのですが、全くエンゲージメントがありません。だれかのタイムライン上に乗ったものの、そのまま流れていったツイートとなっていました。(思ったことを書いているだけなので、それはそれで良いのですが)

逆に1位となったツイートは、インプレッションも多く、エンゲージメントも高かったです。
こういったツイートをして、リンク先の記事を読んだ人にも満足してもらうというサイクルが続くとこのアカウント的には願ったり叶ったりです。

ところでなぜこのツイートは"跳ねた"のでしょうか?
恋せぬふたりというドラマに限った話でなく、ツイートの一文目は、アセクシャルあるあるを記しながら、必ずしもアセクシャルに限定した内容ではないエピソードを書いています。
おそらく、意外と多くの人が体験している、共感を誘う文言が一文目というのが、その後のエンゲージメントにもつながっているのかなと思いました。

加えて、アロマンティック、アセクシャルというワードも盛り込み、その界隈にも届く形になっています。このあたりはインプレッションに関わっているのかなと仮説をたてています。

対象を限定しない導入&キーワードを盛り込んだツイートだから良かったのではないか。振り返ると、そんなふうに思います。

・3月も快音

3月のツイート

2月同様、3月のトップツイートもこのアカウント的には、嬉しい反応があったものでした。
それはNHKの番組放送後のアセクシャル当事者の座談会に出たよ、というもの。
やはり改めて大きなメディアの影響力を感じます。このツイートはなかけんさんなどこの界隈の、いわゆるインフルエンサーにリツイートなどしてもらったのも大きかったのかなと推測します。
テレビのリアタイのコメントは、こっちがやりたいからやっているから良いのですが、
見られる割にあんまり反応がありません(そもそもエンゲージメントがされるようなツイートをしていない)。ただ、これもバランスという気がしていて、いつも真面目でエンゲージメントを求めてそうなツイートばかりするのもキャラが固定化してしまいそうなので、このあたりはあまり気にしていません。

・4月は質問&報告が上位に

4月のトップツイート

まさかのゆる募が首位。フォロワーさんの温かみを感じる結果になりました。割と変わった空間に見を置くのが好きなので、よくおすすめの場所とかを聞いたりするのですが、この疑問形がリプというエンゲージメントを呼び込み、最近のツイッターのアルゴリズムに乗って、界隈の人のタイムラインにも表示されるようになっているのかなと思います(他のアカウントの○○さんが返信しました、と表示されるやつ)。

アセクシャルコミュニティスペースARUさんに行ったという報告もおそらく同じ形で、同日ご一緒したからのファボなどをいたたき、界隈の方のタイムラインに表示されるようになったのかと(○○さん他○名がいいねしました、と表示されるやつ)。

これはフォロワーさんの反応によって、自分のツイートが"良いツイート"とツイッター側に認識され、よりインプレッションが高まっていると自分は仮定しているのですが、
過程はおいておいて、エンゲージメント→インプレッションにつながっているツイートと言えます。

・5月は写真付きが上位

5月のトップツイート

写真付きツイートがトップ3を独占。1位はカレーを作った店主からの反応があり、長野の人にも広まったようです。
2位は、この界隈で議論や共有されるジェンダーに関するもやもや、違和感が主題。写真自体は32回見られているのですが、いいねは52ほどついています。これは違和感を抱くという文章への賛意、もしくは共感の数値とも見て取れます。
3位は、聖地巡礼は2つの写真を並べていて、いいねは10ほど。対して写真は50回も見られていて、比較での面白さに反応が集まった例と言えます。

・6月は低調(現在進行形)

6月はツイート自体が少なめで24日時点で前月比マイナス40%のツイートしかしていません。
主な要因としては、5月途中から毎日朝の挨拶ツイートをやめたこと。それに伴って、インプレッション数も低下。いわゆる休眠に近いかたちで認定された部分もあったかもしれません。たまーにおはようツイートをしていたのですが、珍しいのと写真が良かったのか、3位にまて食い込んでいます。

1位はホットなトピックについて言及していますが、エンゲージメントを見る限り、共感や納得というより、流された情報という印象です。
2位はリンクも何もないですが、エンゲージメントは高い数値をつけました。いいねが50以上ついたというのはありがたい話ですが、それ以上に嬉しかったのが、プロフィール閲覧の16という数字。このツイートをもって、16回、こいつは何なんだと知ろうとした人がいたということです。
このアカウントの目的を考えると、今はこの数値を大事にしていきたいなと思っています。
なので上半期のツイートを振り返って考えるのは、
・多くの人に届くnote記事の紹介ツイート
・興味を持ってもらえる、もしくは共感を呼ぶようなツイート
が、自分のアカウントとしては、重要だということです。

もちろん何も考えていない日常ツイートは変わらず多めです。
ただ、できるだけ多くの人に深く届き、自分を知ってもらう、もしくはつながるきっかけになるツイートも努力してやっていこうとアナリティクスの数値を見ながら、改めて思わされたのでした。

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