【CCFベスト8】青白人間デッキガイド_パイオニアは青白人間の夢を見るのか《MTGパイオニア》
はじめに
はじめまして、あるいはお久しぶりです。プロレイジーです。
Xアカウント(旧Twitter)⇒@reiseru256
2024年10月12日~13日に開催されたチャンピオンズカップファイナルシーズン3ラウンド1で【青白人間】を使用してTOP8になり、初めてのプロツアーの権利を得ることができました。
調整過程についてはすでに記載した記事の方参照願います。
今回は青白人間の採用カードやなぜ青白なのかなどのデッキについて深堀していきます。
デッキ簡易説明
デッキリスト
https://melee.gg/Decklist/View/441029
基本的には白単人間とほとんど同じで、青が出る土地11枚と《マネドリ》と《反射魔導士》のみを採用しています。
なので基本的な部分は白単人間と同じです。
なぜ人間デッキを選択したのか
1.最多勢力と思っていた[ラクドス果敢]に有利である
2.それ以外にも多数勢力と考えていた[奇怪な具現]や[黒単デーモン]に有利に立ち回ることができる
3.環境が横並びのデッキに対して意識されていなく、デッキとしてのガードが下がっている
4.アグロデッキであるためメインとサイド後先手で勝って○×○で勝つみたいなことが容易にできると考えていた
5.デッキリスト公開性においてアグロデッキはケアしないといけないところが見えて優位性が高い
6.様々なぶんまわりパターンがあり、容易に勝つ展開が多い
7.情
デッキの問題点
1.セレズニアカンパニーがかなり不利
2.マルドゥパルヘリオンがかなり不利
3.デッキ強化はそんなされていない
4.《スレイベンの守護者、サリア》が有効か否かが有利不利に依存しているマッチが多く、引けなかった場合有利をこぼしてしまう
5.横並びが意識されていないという願望ベースであり意識されていたら破綻する
なぜ白単人間ではなく青白人間を選択したのか
1.《マネドリ》を採用できることが人間デッキにおいてメリットが大きい。
2.色を足すことで土地からダメージをもらうデメリットがメタゲーム上位のデッキには[ラクドス果敢]と[イゼットフェニックス]くらいで、ほかのマッチアップにおいては《マネドリ》採用できるメリットの方が勝ると思ったから
《マネドリ》についての詳細は後述します。
メタゲーム上の立ち位置
チャンピオンズカップファイナルで使用者9名以上のデッキについて自身の思っている有利不利を記載します。
<有利>
・ラクドス果敢
・奇怪な具現
<微有利>
・青白コントロール
・黒単デーモン
<五分>
・ラクドス・ミッドレンジ
・イゼット・フェニックス
・アゾリウス・ロータス
<不利>
・セレズニアカンパニー
・マルドゥパルヘリオン
補足:
青白人間の調整は他の人と細かく情報共有できなかったため、一応理屈はありますがデータ不足な面はあります。
メイン解説
全体採用枚数は
・1マナクリーチャー:16枚
・2マナクリーチャー:12枚
・3マナクリーチャー:6枚
・その他スペル:4枚
・土地:22枚
上記のカード中除去6枚
となっています。
全体として白単人間より少し軽くなっています。
各採用カードについては下記章で記載します。
また以前の白単人間で解説している部分とも被るところがいくつかあるため、そちらも参考にしていただきたいです。
1マナクリーチャー
採用枚数は16枚。
枚数だけで見ると軽すぎると思われるかもしれません。
しかし、様々なマナコストになり得る《マネドリ》のおかげで、軽すぎないけど1マナ連打での勝利が増えている構成になっています。
《マネドリ》を強く使うためにもその他の1マナクリーチャーは12枚必要だと感じています
・《マネドリ》4枚
人間デッキに青を足す理由となったカードです。。
戦場に出る際に飛行を持った状態で払ったマナコスト以下のカードコピーになります。
1マナカードを連打して早く場を作る場合にも2マナのカードを連打する展開にも貢献するため、人間デッキの強い動きをサポートしやすい性能のカードになっています。
このカードを採用することでデッキを重くすることなく2マナの採用枚数を実質増やすことができました。
そのため人間デッキの強い勝ちパターンである、
1マナクリーチャー連打して押し切るパターンと、2マナの強化クリーチャー連打で勝つパターンの両方とも再現性が上がっています。
土地基盤を弱くしてでもデッキの強い動きを起こしやすくなったのが大きいです。
コピークリーチャーには飛行が付与されるため、1/2/1飛行だったり飛行持ち《サリアの副官》だったりを作って飛行止まらないデッキに勝つパターンもあります。
またトークンで強いカードをコピー相手の場のカードをコピーするなど状況に合わせて運用できます。
《鏡割りの寓話》の1章や《不浄な別室+祭儀室》のデーモントークンあたりは積極的にコピーしたい対象です
メインでは強力なカードではありますが、横にクリーチャーがいないと有効ではなく、全体除去被害が拡大しやすくなるという点があるため、全体除去が多そうなデッキなどにはサイド後は減らしたりするようにしています。
ただし全部抜いてしまうと軽い動きが減ってしまうため2マナクリーチャーとこのカードを少しづつ減らすといった形でバランスを崩さない程度に減らしている場合もあります。
注意点としてこのカードは手札では人間でないので《魂の洞窟》人間指定で出せない場合があります。
またコピーなどわかりにくくなるので使用する場合付箋などで分かりやすくすることを推奨します。
・《有望な信徒》4枚
1マナ人間。
元とあまり変化はない。
《マネドリ》でコピーして1/1/2が並ぶパターンがちょっとだけ寒いなと思ってるのでその辺だけは注意できるなら注意したい。
無理ならコピーする。
・《不屈の護衛》4枚
1マナの人間2。
基本的には元と変化ない。
軽い単体除去が増えてるため破壊不能付与効果の価値が高まってる。
異形化などがメインから《碑出告が全てを貪る》を採用していたり守る効果の価値が高まっている印象。
・《徴兵士官》4枚
1マナ人間3
これも基本変化はないが、吸血鬼アマリアがいたころのパイオニアに比べるとスローなゲーム展開になるマッチも増えたので、効果起動する場面も増えた。
効果起動するマッチアップでは、デッキの不要か微妙なクリーチャーをサイド後にすべて抜くのではなく1枚だけ残したり逆に1枚だけinするマッチもあったりした。これはデッキリスト公開性のアドリブ部分もあるので、非公開だとまた変わってきそうではある。
2マナクリーチャー
採用枚数は12枚。
2マナ連打横並び強化プランに《マネドリ》が加わったためここの枚数は実質増えてる。
・《スレイベンの守護者、サリア》4枚
ヘイトベアークリーチャー。
ただしアマリア吸血鬼環境の時に比べて有効じゃないマッチアップも増えているなという印象。
メタゲーム上の立ち位置で不利に置いているデッキはこのカードが有効じゃないマッチアップである。
逆に有利に置いているデッキはこのカードがかなり有効であるマッチアップで、このカードを強く使えるからこのデッキを使うといった面もある。
有効かどうかの差が激しいが強い場面も多い。
・《サリアの副官》4枚
横並び強化カード1
連打すると一瞬でライフがなくなる。
《マネドリ》もいるためこのカード連打みたいなパターンが非常に増えた。
・《銅纏いの先兵》4枚
横並び強化カード2
連打すると一瞬でライフがなくなる。
《マネドリ》コピーで護法付与増えるパターンがかなりありがたくこのカードの護法が有効になることが増えた印象。
またこのカードで護法付与した状態で《幽霊による庇護》をつけるみたいな場面も多く吸血鬼アマリア環境の時よりカード価値が上がっている。
3マナクリーチャー
採用枚数は6枚。
以前は土地が22枚のデッキであり、3マナを多く入れすぎると手札で被ってプレイしきれない展開が起こりやすくなってしまうため、多くとも8枚までしか採用したくないという意見だったが、これは変わっていない。
《輝かしい聖戦士、エーデリン》は4枚採用するほぼ必須だと考えていて、除去クリーチャー何枚入れるかって考えで、ほかのスペルとの兼ね合いで2枚しか除去に該当するカードに枠が避けなかったため合計で6枚となった。
クリーチャー以外のスペル枚数減らせば3マナクリーチャー増やせるし、スペル増やせば3マナは減る形だなと思っています。
・《輝かしい聖戦士、エーデリン》4枚
単体でも一瞬でライフをつめるし、すでに場ができてる段階でも横にクリーチャー増やしてくれるしですごいやつ。
このデッキの主役。
トップからこのカード降ってきて何度も助けてもらった。
1マナ2マナ3マナってクリーチャー出すだけで勝てることもあるけど、それができるのはこのカードがあまりにもパワフルなのも大きい。
ただし環境の早いデッキ相手にはサイド後減らすパターンもあったりする。
・《反射魔道士》2枚
青をタッチすることで採用できるようになった除去枠のクリーチャー。
《粗暴な聖戦士》と比べるとこのカードが除去されても相手の場にクリーチャーが増えないっていう点が大きいが、バウンスしてるだけなのでそのうちに戻ってきてしまう可能性があるってのがデメリット。
早く殴ってライフを詰めるデッキなので基本デメリットよりメリットの方が大きいと考えてこちらを採用しました。
裏目が大きいのはラクドス果敢なんですけどこのカードとっても有利は有利だし、《粗暴な聖戦士》だとしてもサイド後抜くから関係ないやという気持ちです。
クリーチャー以外のスペル
合計で4枚採用。
《マネドリ》採用の結果スペル枠が全体として削れてしまった。
《精霊への挑戦》が有効なマッチがなくなったと考えているため、スペル枠は全て除去。
除去はクリーチャーと合わせて5~7枚程度にしたいと考えていて、7枚目を入れようとすると1マナか2マナのクリーチャーを減らす必要があり、そこを減らさずとれる最大枚数として6枚にした。
その中で《反射魔道士》2枚採用したため残り4枚の除去枚数をスペルに当てた。
・《失せろ》2枚
除去でありエンチャント破壊。
今回の想定ではエニグマや青白コンも結構いるだろうし、メイン封鎖のデッキもいそうだなと思っていたので、メインからエンチャントに触れるカードは欲しかった。
またそれ抜きでもインスタント除去は欲しいためこのカードを採用した。
[ラクドス果敢]と《止められぬ斬鬼》ってカードがなければこれ4でもいいなと思ってたレベル。
サイドにも2枚いれていて75枚に4枚ほしいと思っているため、サイド枠節約のためにもこのカードメインに数枚は絶対入ると思っている。
・《幽霊による庇護》2枚
新カードであり今回人間デッキを使おうと考えた理由のカード。
このカードでラクドス果敢のカードを奪うとライフレースも場も破壊してそのまま試合が終わるということを練習段階で気が付いて、このカードを4枚入れたリストとかも試していた。
最終的にラクドス果敢にはこのカードを引かなくてもそこそこ勝てて、このカードを引くと容易に勝てるだけっていうのと、《失せろ》も採用したかったため採用枚数が2枚になった。
ラクドス果敢以外では[黒単デーモン]にも有効なカードであり、あのデッキはクリーチャーが少しマナコストが重いため、テンポ奪ったり追放除去であることに価値があったりする。
ただクリーチャーに付与するリングスペルということで有効ではないマッチアップもいくつか存在する。そのあたりも採用枚数が減った要因ではある。
このカードでゲインしてすれ違いライフレースを狂わせて勝ったり、護法のおかげでクリーチャー守れて勝利したり使ってみると強いタイプのカードだった。
土地
22枚採用。
色タッチしていてもバリューランドはそこそこ採用できるため、土地の強さがデッキ魅力という部分は変わっていない。
ただし《平地》枚数が減る都合上《アーデンベイル城》は採用できなくなった。
・《変わり谷》4枚
《変わり谷》はソーサリー除去を受けない人間クリーチャーです。このカードはマナも出せるスペルのイメージで使います。《サリアの副官》で積極的に+1カウンターを乗せること意識しています。
人間デッキを使う理由。
・《皇国の地、永岩城》2枚
白マナしか出ないが除去として使えるカードなので採用枚数減らしていない。
いないけどチャンピオンズカップファイナルで起動した記憶はない。
異形化戦でアトラクサの返しにこれ引いたら勝てるって思ってたから、減らすことはないです。
・《魂の洞窟》3枚
青白コンが一定数いると思ったので採用。
青も白も出る見た目しているけれど《マネドリ》のために鳥指定しにくいため、実質白マナ土地だったりする。
青白コンそんないなかったから2枚とかでもよかったなーとかは思ってる。
思ってるけどそれが影響で負けてないし勝ってもないから関係なかった。
・《アダーカー荒原》3枚
・《神聖なる泉》4枚
・《金属海の沿岸》4枚
青白の土地合計11枚。
とりたかった。
ダメランは常にシンボル要求するため一番価値が低いため、基本土地採用枚数増やすため減らしてます。
多分色的には問題ない。これ以上減らすのは厳しいと思ってる。
・《平地》2枚
リスト公開性だったため土地破壊狙われにくくするため2枚。
《廃墟の地》起動されることあったため2枚でよかったとは思ってる。
サイドカード解説
使ってて感触悪いカードだったり枚数あってるとか不満点いくつかあったので感想文みたいな解説になる。
メインはよかったから気持ちよくかけてた。
一応事前検討していたサイドガイドも記載します。
試合中すらサイドガイド通りにやってなかったです。(そもそも印刷してないのでガイド作るけど実践では違うってことよくやっていますが)
・《失せろ》2枚
主なサイドイン対象:
青白コントロール、ラクドス・ミッドレンジ、奇怪な具現
メインと同じような理由。
エンチャント除去はサイドに欲しいし除去増やす場合もインスタントがいいよねという形。
・《幽霊による庇護》1枚
主なサイドイン対象:
ラクドス果敢
ほぼ[ラクドス果敢]専用サイド。
あると容易に勝つし想定ではもっと多いと思っていたため増やしたいなと思ってサイドに入れていました。
想定より少なかったため過剰でした。
他のアグロとかがもっと多ければ価値あるだろうけど今回は下火だった。
・《ポータブル・ホール》4枚
主なサイドイン対象:
ラクドス果敢、イゼットフェニックス、セレズニアカンパニー
軽い除去。
軽くカード交換していきたい組み合わせで入れる。
セレズニアカンパニーにはいやいや入れてるからもっといいカードがあれば変えたい。
有効な組み合わせ減ってきたので、4枚ではなくてもいいのかなという気持ちはある。
・《安らかなる眠り》2枚
主なサイドイン対象:
イゼット・フェニックス、マルドゥパルヘリオン
墓地対策。
[イゼットフェニックス]の墓地肥やす速度がすごいため、現在の墓地対策はこれか《虚空の力戦》のどちらかじゃないと少なくとも人間デッキの場合は嫌だなと考えている。
サクリファイス系統のデッキやパルヘリオンにも上記が同様と思っている。サクリファイスこんないないとは思ってなかったけど、パルヘリオンが思ったより多かったので採用しててよかった。
・《封じ込める僧侶》2枚
主なサイドイン対象:
セレズニアカンパニー、ラクドス異形化
アメリカRCで[セレズニアカンパニー][ラクドス異形化]が結構勝っていたため急遽採用。
セレズニアカンパニーは《集合した中隊》にこのカード当てるくらいでしか勝てないと思ってる。勝った試合は実際それが起きた。
[奇怪な具現]に対しては自分のこと押し通して殴ることが優先度高いのと、そもそも80枚デッキの4枚にしか刺さらないカードをわざわざいれるのが嫌で入れていなかった。(けどそれが正しいのか検証まで至ってないし関係なく殴り切って勝ってしまってる。)
・《選定された平和の番人》2枚
主なサイドイン対象:
青白コントロール、奇怪な具現、ラクドス・ミッドレンジ、マルドゥパルヘリオン、アゾリウス・ロータス、セレズニアカンパニー
うまく使えなくて敬遠していたカード。
カード増えないしサイズもすごいわけではないが、テンポずらすだけでいいマッチが複数あることに気が付き採用。
使えるターンの期限短いのとやや重いカードなため、そんな増やすことは考えていないが優秀なカードではある。
抜くカード多くてなんか入れてるマッチもややあるので、メイン変わるとサイドイン対象も変わる。
・《婚礼の発表》2枚
主なサイドイン対象:
なし
今回の失敗サイド筆頭。
[ラクドスミッドレンジ]や[イゼットフェニックス]に入れる前提で採用していたが、現在の採用カードだとこのカード置いたターンロスで負けるということが判明。
[ラクドス果敢]の影響で単体除去はメインにたくさんありそこからあまり増加しないし、そもそも飛行クリーチャーが増えててこのカードで場を作ってみたいな展開に持ち込みにくいことが増えていたのが要因である。
配信卓で[ラクドスミッドレンジ]相手に婚礼を置いた返しに負けている恥ずかしい自分いて、その段階でもこれ見すサイドだと気が付きました。あまりにも遅すぎる。
白単人間の経験が多くあるから新規デッキとの練習を優先しすぎたあまり、旧デッキのバージョンアップ意識出来ておらず、サイドを正しく組めていなかったという問題です。
この点は今後に生かしていきたいなと思っています。
白単から不採用になったカード解説
白単人間の時採用していたが不採用になったカードがいくつかあるため紹介。
クリーチャー
・《アクロスの英雄、キテオン》
青白人間になることで採用しにくくなるカード筆頭。
《マネドリ》はレジェンダリーもコピーしてしまうため、このカードをコピーして1,1と並べれないのが致命的でした。
・《粗暴な聖戦士》
リングクリーチャー。
《反射魔道士》の方が環境的に適していると思ったため青白人間になったことで抜けた。
クリーチャー以外のスペルや土地
・《精霊への挑戦》
このカード構えて除去躱したいマッチアップもないし、同じ色が横並びしてそれを乗り越えるマッチアップもないだろと思って不採用。
検証不足かもしれないけど、[ラクドス果敢]が環境に存在してそのデッキに対して引いたロスが厳しいので少なくともメインに複数枚は厳しい環境だと思う。
他のデッキ相手も構えて除去躱すくらいしか使い道があまりないしそれをやるほどマナに余裕がない。
・《アーデンベイル城》
色を増やしたことにより平地カウント減ったのでタップイン土地でしかないため採用できなくなりました。
採用検討したカード(メイン)
クリーチャー
・《威圧する君主》
moで使われていて[ラクドス果敢]に有効なのかなとか思ったけど、《幽霊による庇護》のがよかったし、なんならほかの2マナクリーチャーのが優先してプレイしていたため解雇された。
・《軍団の天使》
《婚礼の発表》がサイドで微妙なのは事前に感じていて、ミッドレンジ戦とかで効果的なカード検討するなかの候補ではあった。
サイドもメインも枠確保しないといけなかったのと4マナ入れるなら土地も増やしたいしでそんな枠なくて断念。
入れたリストすら組めなかったため本当に検討しただけ。
その他スペル
・《ポータブル・ホール》
サイドではなくメインに入れようとしていたが枠を確保できずに断念。
《幽霊による庇護》と入れ替え候補だったけど、このカードのほうは完全に腐るリスクがあったためメインは不採用となった。
メインで一応打てる場面とかそこそこあったので試してて感触は悪くなかったので今後メインに1,2枚とるとかはあり得る。
採用検討したカード(サイド)
・《傑士の神、レーデイン》
元々は入れていたが、[奇怪な具現]からスペルが減り効果対象が減っていたり、[青白コントロール]も《跳ねる春、ベーザ》を意識したかったりで、効果的な組み合わせが減っている印象だったため不採用に。
・《ガーディアン・オヴ・フェイス》
除去躱すのにいいなと思ったけどリスト公開性でこれ構えるの難易度高いなと思ってやめた。
単体での性能がそんな高くなかったのも減点要素。
・《救出専門家》
サイド後のリソース枠。
《塔の点火》など追放単体除去が環境的に増えていると考えており、そのためサイドボード引いたけど有効に使えなくて負ける恥ずかしいパターンが多そうで採用をやめた。
使わない理由があれば使いたくないカードってだけでもある。
・《未認可霊柩車》
墓地対策カード。
このカードだと墓地対策としてはパワー不足と考えて不採用に。
・《呪文貫き》
・《否認》
等のカウンター
リスト公開性でカウンター採用することで相手を警戒させれるかもとか考えたんですが、実際に構えるターン全然ないのと、そもそもこの辺入れたい組み合わせは《失せろ》も入れたくてクリーチャーじゃないカード比重が増えすぎるということで採用をやめました。
各デッキのマッチアップガイド
ラクドス果敢
有利
1マナクリーチャーを並べて殴るということ意識すると、こちらの方が全体として軽いため攻めるのが人間デッキ側となるはずです。
また《スレイベンの守護者、サリア》、《幽霊による庇護》などクリティカルに刺さるカードもこちら側は採用しておりそれによるマウント押し付けても勝つことができます。
負けるパターンは《精鋭射手団の目立ちたがり》に《無感情の売剣》を投げて一気にライフを詰められるパターンはケアできない場合が多いためそれはゲームを落としやすいです。
サイド後は3マナクリーチャー減らして《ポータブル・ホール》を追加するなどして全体的に軽くすることでメインでの優位部分をさらによくしていきます。
ラクドス果敢側はあまり人間を意識していないサイドであることが多いと考えられるので、サイド後も人間側がよくなると思われます。
黒単デーモン
微有利
黒単デーモンは軽いクリーチャーをあまり採用してなく、尚且つメインでは《強迫》のような腐りやすいカードが複数採用されており、人間側のクリーチャー連打の動きを咎めにくいため、横並びで殴り切る戦略がやりやすいです。
サイド後も全体除去や軽いライフゲインクリーチャーを採用しているわけでないのでその点が改善しない場合が多いです。
そういった点で有利だと思っていますが、人によってリストが違う部分で軽くなったりサイド後にしっかり全体除去を取ったりしていると変わってきます。
リストがどれだけ人間のようなデッキの方向を見ているかで優位性が変わってきます。
ミッドレンジ戦を意識して重いカードが増えるようなら間違いなく有利となるでしょう。
現状は有利な環境になりやすいと考えています。
ラクドスミッドレンジ
五分
ほとんど黒単デーモンと同様ですが、《砕骨の巨人》が採用されていたり、軽いクリーチャーが採用されていたりで人間側の序盤の動きを咎めたりもできる場面が増えるため、黒単デーモンよりかは分が悪いかなと考えています。
それでも五分くらいにはおさまるだろうと思ってはいます。
こちらも黒単デーモンと同じくミッドレンジ意識が高まると有利になっていくと思っていますし現状は有利よりかと思っています。
青白コントロール(アゾリウス・ロータス)
微有利(五分)
メインは横並びして殴って勝ちが再現性高いです。
サイド後は《跳ねる春、ベーザ》が常に重くのしかかり、それを阻害する手段があまりないため、全体的には微有利くらいでしょうと思っています。
なんだかんだでメインはかなり取れるため○×○を狙うイメージの組み合わせです。
アゾリウス・ロータスもほとんど同じですが、《厳しい試験官》が有効に働く場合も多いため青白コントロールよりは悪くなると考えています。
イゼットフェニックス
五分
以前の環境とあまり変化がないと思ってる。
《美術家の才能》が入ったことで速度は上がったものの《帳簿裂き》というカードそのものがきつかった組み合わせなのでトータルでそこまで変わっていないかなという印象です。
奇怪な具現
有利
現在の《創案の火》が採用されていないタイプは途中でまくられるパターンが少なくなっている印象です。
そのため序盤でリードとるとそのまま押し切れてしまう印象です。
《創案の火》《奇怪な具現》と動かれ、《狼の友、トルシミール》が出てきてゲインと場作られて負けみたいな展開が、《狼の友、トルシミール》の採用が減っているように思われそれによりまくられにくくなったというのもあります。
シルバーバレットデッキなので数枚の採用カード変われば結構影響しそうですが、チャンピオンズカップファイナル時点で流行っていたリストには有利なような感覚がありました。
セレズニアカンパニー
不利
《ラノワールのエルフ》からリングクリーチャーって動かれるだけでライフ詰められないし、土地伸びてきたら《ラノワールのエルフ》がブロッカーとして機能してしまう。
それだけでもきついですが人間側のメインにVSセレズニアカンパニーで有効にならない《スレイベンの守護者、サリア》のようなカードが複数枚採用されていて、運よく回って勝ち見たいな展開がしにくくなっているのもマイナスポイントです。
メインは先手回る&相手の事故を祈り、サイド後は《集合した中隊》に《封じ込める僧侶》がきれいに当たることを祈る細い勝ち筋を狙うことになります。
チャンピオンズカップファイナルで勝てた試合はそれがそのままおきました。
マルドゥパルヘリオン
不利
《スレイベンの守護者、サリア》でコンボ妨害しにくく、それでいて2マナクリーチャーが複数枚採用されているため、人間側が序盤から攻め立てにくく、緩やかにコンボパーツをそろえられて負ける展開が多いです。
サイド後は墓地対策を人間側が引くもミッドレンジプランで押し切られてしまう場合もあり得るというのもマイナスポイント。
ただしコンボ成立率が低いため、早く攻めれるハンドが来た場合押し切ることも可能なのでそこを狙っていきたいです。
終わりに
チャンピオンズカップファイナルベスト8になったことと、青白人間の文章は現時点ではあまりないと思っていたため今回記事を書いてみました。
答えれる範囲で質問は受けれますので、何かあったらXのアカウント@reiseru256までお願いします。
ここまで読んでいただいた方はありがとうございました。
有料部分として今後の最新リストとそれに伴うサイドボード変更を記載していくスプレッドシートを載せておきます。
本記事はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。
題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。©Wizards of the Coast LLC.
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