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【プレミアム予選抜け】パイオニア 白単人間デッキガイド

割引あり

はじめに

はじめましてプロレイジーです。
Xアカウント(旧Twitter)⇒@reiseru256
主に愛知県でアグロデッキを使用し、競技マジックをしています。
またプレイヤーとしての活動以外では、大会結果をまとめたスプレッドシートを作成し、X上で公開しています。
5月18日(土)に晴れる屋名古屋店で行われたチャンピオンズカッププレミアム予選に白単人間デッキで参加し、見事に権利を獲得することができました。
これを記念して、白単人間デッキについての知見をまとめるために、このnoteを書いてみようと思いました。


本記事は全文無料公開です。
有料部分には、今後のリスト更新およびそれに伴うサイドボードメモの更新を反映したスプレッドシートの公開と、白単やボロス招集のようなタイプのアグロデッキについて話し合うディスコードサーバへのリンクの2点を載せています。

デッキ概要

白単人間は、多くの1マナや2マナのカードを採用し、1ターン目から3ターン目まで連続して動いて相手のライフを削り切る高速アグロデッキです。
白単人間を選択するにあたり、相性表や長所短所をまとめています。

主要デッキとの相性表

パイオニアの主要デッキはmtggoldfishのパイオニアページでトップに表示される9デッキとして記載しています。
主要デッキの中で、不利なデッキはアマリアコンボ以外にないと考えています。
他のデッキについては、下記のスプレッドシートで状況に応じて更新していく予定です。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1UeVfSPxVDaXl_IN5taUZFlTGPf1zSTxQAFGZGfzikVo/edit#gid=0

長所

・《スレイベンの守護者、サリア》採用
《スレイベンの守護者、サリア》が環境的に強く、それを有効につかえるデッキです。
・メタゲーム上の立ち位置
ラクドスサクリファイスやアブザンパルヘリオンなどのデッキが数を減らした結果、明確に不利といえる主要デッキがアマリアコンボのみです。
・バリューランドを複数採用
《変わり谷》と《皇国の地、永岩城》を含めスペル45枚近い感覚で使用できます。

短所

・デッキパワー
強力な追加カードなどがなくデッキとしてはあまり強化されていません。
・不利デッキ
アマリアコンボという致命的に相性が悪いデッキが存在します。
・マリガン耐性
複数のカードの組み合わせで強くなるカードが多いため、マリガン耐性が低く、そのため特定のカードを探すためのマリガンがしにくいです。
・ローグデッキ耐性
単色デッキでサイドボード用意する余裕がなく、想定外のデッキに対して弱くなっていることが多いです。

なぜ選んだのか

・短所に目をつぶっていいと思えるほど長所のほうが良いと思えたため。
・致命的に不利なデッキがアマリアコンボしかないため、2位以上条件のイベントのプレミアム予選で使う分にはとっていいリスクだと思えたため。
・《スレイベンの守護者、サリア》を使うデッキを使用したかったため。

権利獲得時のリスト

現在まわしているリスト

一般的なリストとの比較

デッキリストで大きな差をつけている点はあまりありません。
ただし、他のリストで採用されていることがあるカードをいくつか採用していないため、それらのカードについては「その他検討したが採用していないカード」の項目で説明していきます。

権利獲得時のリストと現在まわしているリストの差異について

権利獲得時のリストと現在まわしているリストで差異があるのは下記3点です。
・《封じ込める僧侶》が3→2
・メインに《失せろ》の採用
・土地が《アーデンベイル城》→《魂の洞窟》に変更
変更理由などは"メインカード解説"にて変更前/後ともに詳細は記載しています。

メインカード解説

1マナクリーチャーと枚数

1マナクリーチャーは12~14枚くらいを入れたいと考えています。
これは採用枚数が11枚以下の場合、初手に1マナがある確率が80%を下回るため1マナから動きたいデッキとしては許容できない数値だと考えているからです。
1マナクリーチャーの中で採用したいと思えるカードは、現在入っている4種類しかなく、そのうち《アクロスの英雄、キテオン》はレジェンドなので1枚しか採用したくないため、13枚となりました。他に優秀な1マナクリーチャーが増えれば、全体的に枚数を増やすかもしれません。

・《アクロスの英雄、キテオン》
1マナ域でカードとしては一番強いですが、基本的には1/2/1のクリーチャーはほぼバニラ運用する前提のため、レジェンダリーのデメリットを無視して複数採用するほどではありません。破壊不能を生かして攻撃したり、裏になったらクロックが早くなる人間なため、表でも裏でも優れたカードではあります。

・ 《有望な信徒》
タフネス1/1/2の1マナクリーチャーですが、自身の効果でサイズが大きくなるため信頼して使える場合が多いです。
《薄暮軍団の盲信者》や《錠前破りのいたずら屋》のようなパワー1のクリーチャーがいる状態でも気にせず攻撃できるのがわかりやすく優秀です。
1マナが《有望な信徒》しかいない場合自身の効果でサイズアップが見込みにくい展開になる場合もありますが、それでも優秀な1マナクリーチャーなので4枚採用しています。
ディッチ効果は使うこと自体はありますが、この効果が重要で温存しないといけない展開はほとんど存在しません。

・《不屈の護衛》
基本的には1/2/1バニラですが、サイドボード後には全体除去から横のカードを守るなど、使い方が発生する場面もあります。
そのため1マナのクリーチャーが複数手札にある場合は、後から出して状況に応じて必要なカードに破壊不能を付与していくなど、使い方を意識したいカードです。ただし、他の1マナクリーチャーがいない場合は破壊不能を付与できなくても積極的にプレイします。

・《徴兵士官》
アドバンテージになる効果ではありますが、現在のパイオニアではこのカードにマナを使う余裕がある展開が多くなく、ほとんど起動しないため1/2/1バニラとしてほとんど運用します。
しかし、ミラーマッチなどで場が膠着した場合や《粗暴な聖戦士》を裏返すために呪文を唱えないターンを作りやすくするため、効果を使う状況を作れるかどうかを意識しています。現状、これより優秀な1マナクリーチャーがいないため、4枚採用しています。

2マナクリーチャーと枚数

2マナクリーチャーとその枚数については、12枚以上欲しいと考えていますが、細かい枚数は気にしていません。
これは採用している2マナクリーチャーの中には2ターン目に出すのがベストではないカードも含まれているためです。環境に応じて適したカードを採用することが大事であり、一定以上の確率で何枚引かないといけないといったことを意識する必要がないと考えています。
採用カードにフォーカスをあてると《サリアの副官》と《スレイベンの守護者、サリア》は白単人間を使う理由となりえるカードなので、4枚採用しています。また、メイン戦でのイージーウィンを起こしやすいため、《銅纏いの先兵》も4枚採用したいです。その他のスペルなどを入れた後に、残った枠に環境的にいくつかのマッチアップで有効な《封じ込める僧侶》を採用しています。

・《スレイベンの守護者、サリア》
主要なデッキのほとんどで残るだけで有利な状況を作れるヘイトベアークリーチャーです。レジェンダリーではありますが、このカードが残っていることで有利な状態を維持できるため、引く可能性を高めたいです。
また相手の除去の的になりやすいため、除去の返しに2枚目をプレイするといった展開も強力です。
上記よりレジェンダリークリーチャーではあるが、4枚採用しています。
このデッキを使う理由1
有効なデッキ:イゼットフェニックス、吸血鬼、ニヴ、無駄省き、赤単、ロータスコンボ、青白コン、ゾウ

・《サリアの副官》
横並び強化するし理想展開時に押し付け勝利を起こしやすくするし、このカード自身も大きくなっていくため出した後も仕事するため、非常に優秀なカードなため4枚採用しています。
このデッキを使う理由2

・《銅纏いの先兵》
横並び強化を行うメイン戦でのイージーウィン要因。
このカードが除去されたあと横にいるカードは強化されていない状態になったり、そもそもこのカード自身のサイズは上がらないなどの問題があり《サリアの副官》ほど信用できるカードではない。
そのためサイド後は減らしたり抜くことも多いが、メイン戦では5枚目以降の《サリアの副官》のようなパワーがあるので4枚採用しています。

・《封じ込める僧侶》
メタカードであり、マッチアップによって大きく変わるカードです。そのため、余った枠に採用しています。権利獲得時には3枠余っていたので3枚採用しましたが、現在のリストでは2枠しかないため、2枚しか採用していません。
有効ではないマッチアップでは、2/2/2瞬速でしかないため、入れるリスクはもちろんありますが、このカードがメインでいいと思える環境なら、そういうリスクを受け入れた方がいいと考えます。
瞬速のため、《粗暴な聖戦士》を裏返すために構えるような使い方は理論上できるかもしれませんが、使ってるときに一度も起こったことはありません。
有効/不要な主要デッキは下記。
有効:イゼットフェニックス、吸血鬼、アマリアコンボ
不要:ニヴ、無駄省き、赤単、ロータスコンボ、青白コン、魂込め

3マナクリーチャーと枚数


土地が22枚のデッキであり、3マナを多く入れすぎると手札で被ってプレイしきれない展開が起こりやすくなってしまうため、多くとも8枚までしか採用したくないです。
その中でも《輝かしい聖戦士、エーデリン》は4枚採用するほぼ必須だと考えています。それ以外のカードではメインで腐る相手が比較的少なく勝利貢献度が高そうな《粗暴な聖戦士》も採用しました。

・《輝かしい聖戦士、エーデリン》
レジェンダリークリーチャーなので減らしている人もいますが、出して残った場合単体で勝利につながることも多く、除去後すぐに出しなおす展開も強いため、個人的には絶対に4枚採用すべきだと考えています。
このカードが手札に被って出せない展開は、このカードが場に残っていて優勢な場面が多いため、問題ないことが多いです。
このデッキを使う理由3

・《粗暴な聖戦士》
メイン戦では先攻後攻に関わらず相手のクリーチャーをどかして、ライフを詰めて勝てるパターンが多いため採用しています。
一方サイドボード後は、全除去を受けた際の影響が大きいため、減らすことが多いです。

その他スペルと枚数

スペルは全部で6枚が限界で、そこから減らせば2マナや3マナクリーチャーなどを追加できるイメージで構築しています。これはデータがあるとかではなく感覚論の話になります。
現在の主要デッキに対して、メイン戦では《精霊への挑戦》で詰めて勝てるマッチアップが多いと考えています。
ただしメインにスペル除去も少し欲しと感じたため、現在のリストでは《失せろ》も採用しています。

・《精霊への挑戦》
《精霊への挑戦》は、メインではほとんど攻めに使いますが、守っていい場面もあるため、柔軟に使っていきたいカードです。複数枚引いた場合には、2ターンかけて何点削れるかをイメージして使っていく必要があります。また、《変わり谷》は白のクリーチャーではないため、プロテクションが付与されないことに注意が必要です。
マッチアップによっては機能しにくいこともあり、環境の変化に応じて枚数が変わっていくカードです。
有効/不要な主要デッキは下記になります。
有効:イゼットフェニックス、吸血鬼、ニヴ
不要:アマリアコンボ、ロータスコンボ、青白コン、魂込め

・《失せろ》
《失せろ》はもともとサイドデッキに4枚採用したかったのですが、枠が足りずに権利獲得時に3枚としました。回していてメインに除去スペルが少しあってもいいと感じたのと、サイドの枠を確保できなかったため、メインに1枚採用することとしました。
カードの使い道などの詳細は、サイドデッキの方に詳細を記載します。

土地と枚数

土地の枚数は22枚です。
《変わり谷》4枚と《皇国の地、永岩城》2枚はほぼ確定だと考えています。権利獲得時は《アーデンベイル城》を採用していましたが、一度も起動したことがなく、またタップインが響く展開も発生したため抜いています。
現在のパイオニアのゲーム速度では《アーデンベイル城》を起動する余裕がないことが多く、また起動したい相手の多くは《魂の洞窟》が有効なため、《魂の洞窟》と入れ替えています。残りの枠は《平地》で埋めています。

・《変わり谷》
《変わり谷》はソーサリー除去を受けない人間クリーチャーです。このカードはマナも出せるスペルのイメージで使います。《サリアの副官》で積極的に+1カウンターを乗せること意識しています。
デッキを使う理由の4

・《皇国の地、永岩城》
伝説土地だから採用枚数は減らしているが、土地でありながら除去の役割も果たす非常に優れたカードです。

・《アーデンベイル城》
《アーデンベイル城》は5マナでトークンを生成できる土地です。
平地がない場合はタップインが必要なので、《アーデンベイル城》《変わり谷》の組み合わせでは初動が遅れるためキープしにくくなったり、起動が重くて使いにくいというデメリットの方が現環境では目立つということを回している際に気が付き、現在は採用をやめています。
サイド後では《婚礼の発表》と組み合わせて使うとバリューが高いため、《婚礼の発表》をサイドに採用する場合は合わせて《アーデンベイル城》採用する可能性も考えています。

・《魂の洞窟》
多色ではないので、打消し無効以外の意味合いはありません。独創力が増えたり、青白コンが増えた場合には価値があるため、そのような状況を見込んで4枚採用しています。ただし、サイドボード後はスペルの唱えにくさが問題となるため、状況に応じて枚数を減らすこともあります。
《アーデンベイル城》を入れる場合は平地の枚数が重要になるため、その場合は《魂の洞窟》を抜くことになります。

上記にともなう確定枠

・1マナ12
・《スレイベンの守護者、サリア》4
・《サリアの副官》4
・《輝かしい聖戦士、エーデリン》4
・土地22
残りの枠14枚ほどは自由にカードを選択できるという印象です。
フリースロットは使用者の趣味や環境で意識してる点で変わっていくと思います。

サイドカード解説

・《ポータブル・ホール》
主なサイドインデッキ:イゼットフェニックス、赤単、アマリアコンボ、魂込め
必要なマッチアップでは複数枚引いて多い展開が多い。
また1マナのカードのため、手札でかさばりにくいという利点もあり、そのため4枚採用しています。

・《救出専門家》
主なサイドインデッキ:イゼットフェニックス、吸血鬼、赤単、ラクドス
以前《婚礼の発表》を入れていた枠です。このカードはリソースとして優れており、ライフを回復もサイドボード後のゲームではありがたいです。
以前はラクドスミッドレンジが《墓地の侵入者》を採用しているため、このカード採用枠は《婚礼の発表》を優先していましたが、環境の変化により使いやすくなりました。
また、《スレイベンの守護者、サリア》が有効なマッチアップで釣り上げる展開もすぐれています。

・《失せろ》
主なサイドインデッキ:吸血鬼、ニヴ、無駄省き、アマリア
《失せろ》は地図トークンを渡してしまうというデメリットがありますが、エンチャント破壊と除去の両方を兼ね備えているため、メインとサイド合わせて4枚採用しています。
地図トークンを渡しても、相手がそれを使う余裕がない展開が多いため、そのデメリットがあまり気になりません。また、他の除去カード《運命的不在》、《石の宣告》、《邪悪を打ち砕く》などと比べて、範囲が広く、このカードが最も優れていると考えています。

・《傑士の神、レーデイン》
主なサイドインデッキ:青白コン、ロータスコンボ
青白コンに非常に有効なカードです。ただし、このカードはどちらかというとローグデッキ向けに採用しています。店舗のイベントで様々なデッキに遭遇する環境では、このカードが有効になる場面が増えると考えています。

・《没収の強行》
主なサイドインデッキ:ニヴ、無駄省き、魂込め
全体的な強化にも使えるため、最低限の効果が保証される点が魅力です。またローグデッキに対しても有効になりやすいカードとして採用しています。使えれば非常に強力ですが、重なってしまう場面が望ましくないため、1枚しか採用していません。

・《痛烈な一撃》
主なサイドインデッキ:赤単、魂込め
赤単や魂込めは、サイドカードを引いても使うタイミングがなく、負けるといった状況になりやすいため、軽くケアしにくいカードとして採用しています。
ただし、複数枚被るのは避けたく採用できる相手が少ないため、1枚しか採用していません。

・《安らかなる眠り》
主なサイドインデッキ:イゼットフェニックス
《安らかなる眠り》は、主流のデッキではイゼットフェニックス以外に必要なマッチアップはありません。
イゼットフェニックスのゲームのカギは《帳簿裂き》にあるため、《ポータブル・ホール》の方が効果的なことが多いですが、ゲームが長引くと墓地を利用する展開も増えていくため、1枚採用しています。
また、意図していない墓地利用デッキに対しても、このカードで勝つパターンが存在することもあります。アブザンパルヘリオンが増えるような状況になれば、採用枚数を増やすかもしれませんが、その場合は白単人間が環境的に使わない方がよいと思われます。

その他検討したが採用していないカード

・《選定された平和の番人》
先手後手で有効度合いの差が大きいことや、ハンデスが苦手だから、白単人間を選んでいるため採用しませんでした。
また、このカードを採用すると、メインの《粗暴な聖戦士》やサイドの《救出専門家》《傑士の神、レーデイン》との入れ替えが必要になりますが、それらのカードの方が白単人間というデッキにあっていると考えて採用していません。

・《溶岩拍車のブーツ》
MOで採用されているリスト見かけたため試した結果、手札1枚減るだけになることが多く、採用をやめました。
試行回数が足りていない可能性もありますが、複数枚採用しにくいカードなので、現在のリストでは採用する予定はありません。

・《万神殿の兵士》
1マナクリーチャーとして採用を検討していて、ニヴが増えるなら《徴兵士官》と入れ替える可能性があります。
ただし、ニヴ以外に《徴兵士官》よりも有効な組み合わせがないため、現状では採用する予定はありません。

・《光輝王の野心家》
2マナのクリーチャー枠です。ただし、《封じ込める僧侶》を優先しているため、現在は採用していません。
《封じ込める僧侶》が有効な環境でなくなればこちらを採用すると思われます。

・《運命的不在》
除去ですが、エンチャントを除去できないため、《失せろ》の方が優先されます。ただし、《失せろ》だけでは除去が足りない場合には検討されます。

・《石の宣告》
ソーサリー追放除去ですが、ソーサリーであり、クリーチャーにしか効果を及ぼさないため、あまり魅力を感じていません。
緑単やイゼットフェニックス以外で追放除去が必要なデッキが増えれば、採用を検討する可能性があります。

・《婚礼の発表》
1年ほど前の白単人間のリストでは、ほぼすべてのサイドデッキで3枚以上採用されていましたが、最近の環境の変化により、不採用で問題ないと考えています。
白単側のカードプールの変化ではなく、環境の変化とゲーム速度の高速化により、《救出専門家》の方が優れていると判断しました。

・《邪悪を打ち砕く》
《失せろ》のデメリットがなくなった代わりに、当たる範囲が減ったカードです。しかし、当たる範囲が減っている点が致命的なため、採用しません。

・《シェフェトの砂丘》
《アーデンベイル城》との相性が悪かったため、権利獲得時は採用していませんでした。
《アーデンベイル城》を抜いた後はタップインの問題は解消されましたが、赤単のようなデッキが環境に存在するため、《シェフェトの砂丘》ダメージを受けることを許容しにくいため採用しませんでした。現在も未採用ですが、コンボが多い環境になった場合は採用される可能性があります。

・《フロスト・ドラゴンの洞窟》
白のミシュラランド。
起動コストが重いため、起動できない試合が多く、かつ3マナ目以降ではタップインになるため、動きを阻害する場合もあり、採用しませんでした。
ただし、サイドに《婚礼の発表》を複数とる場合や、メインの3マナクリーチャーを増やしたいような環境になった場合、23枚目の土地としてメインに採用したいと考えています。土地22枚でこのカードを入れるよりも、23枚以上の土地を採用する場合に、準スペルとしての土地として扱いたいと考えています。

・《イーオスの遍歴の騎士》_2024/6/13追記
リソース回収カード。
強く生かすためには《選定された平和の番人》を採用するなど構築で意識しないといけないところが多い印象だったため採用していない。
またメイン戦で枚数が必要なマッチでは機能するものの、サイド後このカード出す前ににライフ詰めれなくて相手の脅威着地して負けたりとデメリットのが目立つと思ってる。
封じ込める僧侶が必要なマッチが多くなおかつ必要ターンが4ターン目以降のデッキが多い環境や、緑単のような精霊への挑戦を打って一発で倒したいマッチが増えているならば採用が検討できるが、このカードを軸とできないのに出せない事故要因になりうるためできれば採用したくないです。
このカードに合わせてデッキを組むならばボロス招集のようにうまくいかせるデッキを使った方がいいと考えています。

・《勇敢な旅人、ケラン》_2024/6/13追記
リソース回収カード。
単体での攻撃性能は低いが、タフネスが3であることやこのデッキなら基本ドローに近い性能になる。
レジェンダリーで2枚目をプレイする余裕がないことが多いので1枚までなら採用していいとは思っている。

・《未認可霊柩車》_2024/6/13追記
墓地対策カード。
《安らかなる眠り》ほど効果的ではないが、自分の墓地が追放されなかったりこのカード自身が殴りに行けたりと使い勝手はいい。
墓地対策を複数とりたくなく、1枚で効果的なカードを取りたいため《安らかなる眠り》を優先していたが、複数枠とる価値があるほど墓地利用デッキが増えたりするなら採用を検討できる。

主要デッキのマッチアップ&サイドボードガイド

現在まわしているリストベースでサイドボードガイドは記載します。

イゼットフェニックス

五分マッチ。
白単人間側は《スレイベンの守護者、サリア》が有効で、相手は《帳簿裂き》が有効なマッチアップです。
メイン戦では、相手は《スレイベンの守護者、サリア》を除去で触れるが、こちらは《帳簿裂き》を触れないという問題がありますが、軽いカード連打からの押し切りや《精霊への挑戦》など上からのライフ詰めるパターンがあり、トータルで五分の印象です。
このマッチアップでは、《変わり谷》のサイズを大きくすることが重要です。

サイドボード
in:《ポータブル・ホール》4  《安らかなる眠り》1《救出専門家》3
out:《粗暴な聖戦士》3 《銅纏いの先兵》4《アクロスの英雄、キテオン》1

吸血鬼

五分
メイン戦では、クリーチャーを連続して展開し、押し切ることができたり、《精霊への挑戦》で削り切って勝つことがあります。一方で、除去の連続や重いカードの着地から負けることもあります。
押し付けがぶつけ合いで強い方が勝つ展開が多いです。
最高のハンド同士や弱いハンド同士では吸血鬼側が勝つことが多く、そこそこのハンド同士では白単側が勝つことが多いです。
サイドボード後も似たような傾向ですが、吸血鬼側が全除去を増やす一方で、こちらも除去を増やして展開がぐだりやすくなります。
展開的には圧倒して勝ったり負けたりしますが、トータルで五分になる組み合わせです。

サイドボード
in:《救出専門家》3《失せろ》3
out:《粗暴な聖戦士》2 《銅纏いの先兵》2《精霊への挑戦》2

ニヴ

微有利
ニヴ側がどれだけ早いデッキを意識しているかで展開が変わりますが、基本的には、サリアやサリアの副官などのクリーチャーを用いて殴り切る展開を目指します。
サイドボード後も同様です。

サイドボード
in:《救出専門家》2《失せろ》3《没収の強行》1
out:《粗暴な聖戦士》3《封じ込める僧侶》2《銅纏いの先兵》1

無駄省き

微有利
メインは、相手に3マナハンデスを効果的に使わせないよう自分の手札を使い切れるよう展開して相手を圧倒し、ゲームを有利に進めることが重要です。
サイドボードでは、不要なハンデス札が減少し、代わりに除去ミッドレンジにシフトする傾向があるので、それに対応するため除去や除去対策を増やします。
メイン戦をとりやすいためトータルで微有利と考えています。

サイドボード
in:《救出専門家》3《失せろ》3《没収の強行》1
out:《粗暴な聖戦士》2《封じ込める僧侶》2《精霊への挑戦》3

赤単

有利
お互いに軽いカードを連打しあいますが、白単側のバリューランドの方が軽く、有効な札が多いことが利点です。
赤単の勝ちパターンは、《精鋭射手団の目立ちたがり》がらみで押し切ることが多く防ぐことが難しいです。
押し切ったら勝ち押し切られたら負けですが、白単の方が押し切りやすいため有利と考えています。

サイドボード
in:《ポータブル・ホール》4《救出専門家》2《痛烈な一撃》1
out:《粗暴な聖戦士》2《封じ込める僧侶》2《精霊への挑戦》3

アマリアコンボ

不利
コンボとがめられなく、コンボカードが単体でもゲインしたりタフネスが大きかったりとライフ詰めることができないため不利です。
サイドボード後も改善しないためワーストマッチアップです。
3色デッキが故の土地事故をついて勝てることを祈る必要があります。

サイドボード
in:《ポータブル・ホール》4
out:《精霊への挑戦》3《粗暴な聖戦士》1

ロータスコンボ

有利
《スレイベンの守護者、サリア》が強いしメインは除去もないから押し切れることが多くそのため有利マッチと考えています。
サイドもほとんど一緒ですが、相手側も《一時的封鎖》を採用したり、コンボ速度を速めるクリーチャーを採用したりするため、《失せろ》をサイドから入れて押し切りやすくします。

サイドボード
in:《失せろ》3 《傑士の神、レーデイン》2
out:《封じ込める僧侶》2《精霊への挑戦》3

青白コン

有利
《スレイベンの守護者、サリア》が有効でライフを詰め切る速度が速いため有利マッチだと考えています。
有利だと思っているせいであまり詳細を煮詰めれていない点はあります。

サイドボード
in:《失せろ》3 《傑士の神、レーデイン》2《救出専門家》1
out:《封じ込める僧侶》2《精霊への挑戦》3《粗暴な聖戦士》1

魂込め

五分
軽いマナ域で殴り合うが飛行を咎めれない白単と、2色デッキかつバリューランドがあまりとれていない魂込めで、どちらかが優位性を押し付けて勝つといった展開になり、トータルで五分となると考えています。

サイドボード
in:《ポータブル・ホール》4 《痛烈な一撃》1《没収の強行》1
out:《封じ込める僧侶》2《精霊への挑戦》3《銅纏いの先兵》1

緑単信心<2024/6/13加筆>

有利
増えてきたため加筆。
クリーチャー並べて《精霊への挑戦》でライフ削り切って勝ちを狙います。
相手が1マナクリ→2ターン目3マナクリーチャーみたいな動きされるとまあまあ負けます。
《変わり谷》は《精霊への挑戦》で一緒に攻撃できないので、早めに使い切るイメージで損なアタックでも使っていった方がいい場合が多いです。
《精霊への挑戦》で10くらいは削れるけど15以上あると削りにくいため、序盤にどれくらいライフ詰めれてるかが重要になります。
サイドボード後も同様ですが、こちら側があまり有効に使えないカードだけ減っていくためトータルで有利と考えています。

サイドボード
in:《ポータブル・ホール》4
out:《スレイベンの守護者、サリア》4

終わりに

プレミアム予選を抜けた際に考えていたことの思考メモでしたが、ここまで読んでくださった方ありがとうございます。

有料部分として今後の最新リストとそれに伴うサイドボード変更を記載していくスプレッドシートと、白単やボロス招集のようなタイプのアグロデッキについて話合いを行うディスコードサーバのリンクを乗せています。
ディスコードサーバーでなくても答えれる範囲で質問は受けれますので、何かあったらXのアカウント@reiseru256までお願いします。

 本記事「【プレミアム予選抜け】パイオニア 白単人間デッキガイド」はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。
 題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。©Wizards of the Coast LLC.

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