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木工、大失敗・・・

《前回までのあらすじ》
屋外テーブルの天板を張り替えたので、古い天板を製材した。
製材した木材を用いて、アウトドアキャリーのケースを作ることに・・・
設計図を描き、部材の切り出しまで終わった。

で・・・本日、部材同士の接合の前処理をしたのです。

ビスケットジョイントと言って、硬い木でできたビスケットのようなものを木材と木材の接合部に挟むのです。

ビスケットを挟むためには、ビスケットが収まる空間が必要になります。
今日、その空間を作っていました。
ルーターという道具の先端に回転するビスケット形状の刃が取りつけてあります。

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このルーターは中央のグレーの鉄板の下に逆さに取り付けてあり、
ビスケット形状の刃は、中央グレーの長方形箱の中心に存在します。

今日・・・暑かったのです。
屋外作業は意識が朦朧としまして・・・まあ、言い訳です。

実は、中央グレーの鉄板、左右を逆に取り付けてしまいました。
間違えない様に、台形にしてくれればいいのに・・・

このシステムの説明をしないと訳が分かりませんね・・・
この長方形の箱が前後に動くのです。
写真の場合だと、箱を前に押し出すと、箱の隙間からビスケット形状の刃が出てきます。
それによって、木材に半円状のビスケットが収まる部分を削りだす仕組みです。

グレーの鉄板が、左右が逆だと何が違うのか?

本来、グレーの鉄板の左側には穴が無くてはいけないのです。
この穴にグレーの箱の突起が収まるようなシステムなのです。

突起が穴に収まるとどうなるか?グレーの箱は動けなくなります。
セーフティガードなんです。
木材が中央の金属部分を押し込まないとグレーの箱は動けない様に出来ています。
金属部分を押し込むと突起が引っ込むのです。

ところが、私は、逆に取り付けたものだから、セーフティーシステムが働かない。
怪我はしなかったからよかったのですが、

穴が無いところに突起が出ているとどうなるか?
箱が、浮き上がってしまう
のですね。

異変に気付いていたのですが、暑くて頭が廻らなくて・・・
早く作業を終わらせたくて、そのまま続けてしまいました。

するとどうなるか・・・ビスケットの収まる穴の高さが場所によってバラバラ。

ビスケットジョイントすると、寸法に狂いが出て大失敗。

本来なら、部材の切り出しからやり直した方が手っ取り早いのですが、動画も撮影してしまいましたし、ここからどこまでリカバーできるか試してみようと思います。

更にです・・・穴が無いところに突起があって、それを前後に動かすのだから、鉄板には突起によって大きな切削傷が!!

あー悔やまれる・・・夏のバカヤロー!!

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