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子どもに映し出されている本当の私

こんにちは、透花です。
ONLINEで開設予定のサロン『透花-touca-』始動までの、日々の活動や想いを投稿していくnoteです。

インナーチャイルドカードでお話づくり

セッション作りの一端で、遊び感覚で子どもと始めた『インナーチャイルドカードお話づくり』。前回のnoteでご紹介した講座の最後に、Salleyさんがご提案くださいました^^

子どもにインナーチャイルドカードを1枚引いてもらい、その絵を見ながら自由にお話を創ってもらいます。数年前に、Eテレの子供番組でやっていた『おててえほん』みたいな感じです。(分からない方、ごめんなさい )

子どもなので、奇想天外なストーリーや場面設定は当たり前。こちらがついていけない急展開や「・・は?そこで終わる??」みたいな唐突な結末など、とにかく何でもアリ!気に入らないカードが出れば、3行くらいで終わっちゃいます・笑

この日4枚ほど引いた中で、私自身がとても驚いたお話がひとつありました。
子どもが引いたカードはこちら ↓

この絵を見ながら、娘が語ってくれたお話は・・・

娘:
「森の中でふたりの子どもが暮らすことになりました。今は大工さんにお願いしてお家を作ってもらっているので、シーソーやブランコをして遊びながら、お家が出来上がるのを待っています。終わり。」

私:シーソーをしながら、ふたりは今どんなお話をしてる?

娘:
「どんなお家にしようかって相談してる。女の子は、せっかく森の中だから
木でできた変わったお家が良いと言って、男の子は中が広い3階建てが良いって言ってる。」

「お家の中には、ひとりずつ部屋があって、ふたりで遊ぶシーソーや
すべり台も家の中にあるよ。今は、ベランダの大きさで言い合いになってる。女の子は周りの家に迷惑だから小さなベランダ、男の子はもっと大きいベランダが良いって言ってる。どっちがいいかまだ決まらない。終わり。」

こんなやりとりだったのですが、私がなぜ驚いたかと言うと・・・
木でできた変わった家で、家の中にはすべり台がある、言ってみればこの『すべり台付きログハウス』は、まさに私が小学生の頃から夢見ていた通りの、理想の家だったから。

小学3、4年生の頃、将来どんな家に住みたいか?をワクワク想像しながら眠りについていた時期がありました。
家の中には、子どもが自由に遊べるような仕掛けが散りばめられ、簡単なアスレチックができたり、メインは何と言っても2階からリビングにすべり降りてくる、木で出来た大きなすべり台!(どんな家?笑)

大人になって、まったく現実味がないことは分かっていながらも、この
『夢の遊び場のようなログハウス』は私の頭の隅に、変わらずありました。娘はそんな私の頭の中の家を、そのままお話にして聞かせてくれたのです。

子どもはリアル・インナーチャイルド

もちろん、子どもにその家の話をした事は一度もありません。カードの絵からシーソーやブランコで遊んでいる描写が出てくることは当然だと思いますが、このふたりの子がまさかログハウスを建ててもらっている最中だとは・・・なかなかにピンポイントな想像。不思議なこともあるなぁと考えて、思い当たりました。Salleyさんがおっしゃっていた、「子どもはあなたのリアル・インナーチャイルド」という言葉。

子どもは、実は本当の私がしたいこと、言いたいことや望んでいること、私の本音を映し出し、見せてくれている。私はそのメッセージを受け取って、あぁ、私本当はこうしたいんだな、こんなこと感じてるんだなって、気づくだけでいい。

その意味が、この日初めて体感できたのです。これまでも「他人は自分の鏡」という言葉は知っていましたが、そう、子どもこそまさに親にとっての高性能な鏡。私の内なる世界を、ありのまま映し出してくれている。

過去、泣きながら大暴れして「これはわたしのやりたいことじゃない!」「これがわたしなの!」と、全身で自己主張を繰り返していた娘の姿は、紛れもなく私自身の中にいた「本当の私」。何十年も押さえつけ、閉じ込めてきた、ありのままの私の姿そのものだったのです。

HSCという考え方を知り、娘の中で起きていることを客観的に理解することで、当時の私は救われました。あえて自分とは引き離し、子どもと距離をおくことで、子どもが映し出している私の本質から、無意識に逃げようとしていたのかもしれません。

子どもを通して目の前に突きつけられた「本当の私」の姿。それを認めたくなくて、受け入れられなくて、私は混乱し、憤りを覚えていた。それが真実でした。まさに、娘は私のリアル・インナーチャイルドだったのです。

もう、コントロールしない。子どもも、自分も。

Salleyさんの講座を通して最終的にこの視点が心底腑に落ちたとき、言葉がありませんでした。そして、まだ時折子どもに対して感じていた、混乱も、怒りも霧のように薄れて消えてなくなり、本当に肩の荷が降りる感覚がしました。

「あぁこれが本当の私の姿なんだ」
「ありのままの自分でいい、そのままの私で良いから、もう出ておいで」

不要な緊張が心身から抜け、母であるために、大人でいるために不都合と決めつけていた「本当の私」を閉じ込める努力から、私は解放されました。そして同時に、自分や子どもをコントロールしたいという欲求、コントロールしなければという思い込みから、私は自由になれたのです。

笑顔は幸せのもとだから

数日前、娘が話してくれている中にこんな素敵な言葉がありました。

「私は大きくなったら、みんなや子どもを笑顔にするお仕事がしたいよ。だって、笑顔は幸せのもとでしょ?」

これは、まさに私がサロンでこれからやりたいこと^^

・・どんな子どもの中にもある、こんなにもシンプルで愛に満ちた世界。子どもだけじゃなく、誰もが本当はこんなまっすぐな愛を内に秘めている<いのち>なのだと、改めて気づかされました。

インナーチャイルドカードと子どもが届けてくれる、あなたへのメッセージ。今日も頑張るお母さん、お父さん、何より子どもたちの笑顔が、ひとつでも増えますように。そんな想いで私もセッションを届けようと思います。

本日も、お読みいただきありがとうございました。
明日もみなさまにとって素晴らしい日でありますように。
感謝をこめて。


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