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零乃の性別

 突然だが、私の旧Twitterやpixivで関わっている人はこれに見覚えがあるだろう。

旧Twitter
pixivのプロフィール

 こんな細かい所まで見る人がいるかは別として、私が性別を答えると大体このような風になる。ここ最近はこういった言い回しをすることが多くなった。
 結論から言うと、私は女でも男でもある。もちろん私の姿を見たり声を聞いた人はわかると思うが、私の体は単なる女性だ。生まれた時からずっと女で過ごしてきた。
 だが精神と身体は常には一致するとは限らない。小学校高学年頃から少年モノのアニメを見始めたりしていたのだ。この時丁度世間でベイブレードが流行りだし、アニメを見る人が続出していた。実に私はそのうちの一人だった。でも気づけば見なくなってしまった。きっと自分に気持ち悪さを覚えたのだろう。今ぐらいの年齢なら誰が見てもおかしくないと思うが、まだ幼さという名の可愛さを残していた当時の自分にとっては違和感でしかなかった。かつて自分でも何故そんなものを見ていたのかは分からなかった。
 その一方で見た目に合うような可愛げのあるものにも興味は持っていた。未だにいくつか小さいぬいぐるみが部屋にある。いつ見てもめちゃくちゃ可愛い。
 この2つが共存していることが不思議でたまらなかった。そして、長年続いたこの違和感の理由に気づいたのはつい最近のことである。それが序盤の話に繋がってくるのだ。そして次第に「女だから〜しろ」なんて言葉に苛立ちを覚えるようになる。
 とはいうもののハッキリ断っておくが、私はトランスジェンダーの類には入らない。トランスジェンダーは身体と精神の性が一致しないことだが、先程の言葉には確かにイラつくとしても、自分が女であることには嫌味を感じないのだ。できれば最期まで女の身体のままで生きていたいし、可愛いものにもこれから先ハマっていきたい。
 さて、これだけで私が成り立ってると言えるのだろうか。

診断ドットコムより

 これはあくまでも娯楽にしかすぎないが、かつての違和感の原因は大体これにあるだろう。クラスにいる大半の女子みたいにプリクラ撮ったり韓ドラ見たりする選択肢はまずなかった。それに厨二的な話にもよくハマってしまうし、最近は独り言や家族の前で一人称が「俺」になることが増えた。まあよく一人称は昔からコロコロ変わるんだけど笑。
 自分でも細かいところまではよくわかってないからこれ以上あまり詳しいことは言えないのだが、おそらく昔のような中性という概念が存在しない社会ではもう生きていけないと思う。とにかく「男or女だから〜〜」という言葉は早く全人類の脳から消えて欲しいね。

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