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投資・配当の2023年前半のふりかえり~実情、反省、今後の見通し

こんにちは。ヒロです。7月10日過ぎでも梅雨まだ明けきらず、蒸し暑い毎日ですね。企業でしたら年度単位ですが、個人投資家として2023年はじめから6月末日までの投資と配当を簡単振り返り、年後半はどうするか、考えてみることにしました。私はインカムゲインが目的でずっとREITを中心に20年以上投資をしてきてよかったと思っています。ただあまりに偏ったポートフォリオなので、ほかの方に適しているかどうかはわかりかねますので、よろしくお願いします。今年の配当収益は以下の表のようになりました。

2023年前半の収益
1月から6月まで表のような感じで配当が入ってきました。特定口座にしていますので、源泉徴収後の配当金です(1円以下四捨五入、わずかに誤差あり)。

多くのREITが予想として次期、次の次の期まで分配金額を公表していますから、収益は予測できます。その銘柄の分配金やNAVなど数字と運営方針に納得できれば、一般企業と違って決算内容に一喜一憂はしません。半年間の配当金収入はREITだけでなく、株やインフラファンドも入れて174万円を少し下回り、月単位で平均してみると29万にわずかに届かないくらいです。サラリーマンが現役の時から続けてきた投資としてはこれで満足すべきと思います。キャピタルゲインはあまり狙っていません(含み損はいやですけど)。高配当の株や投資法人を長~く持ち、コロナなど大きな下落には思い切って買う、あとは見守るだけです。
 ちなみに表の中の下二つ、三井住友と三菱UFJは年度末配当の権利をもらって全部売ってしまいました。4月以降も両銀行株価は爆上がりしましたが、惜しいとは思いません。3月10日以後のシリコンバレー銀などの破綻、クレディ・スイスの経営難とUBSによる救済などがつづき、日本への影響も懸念されていたことから、心臓が持たないと思ったからです。景気後退の兆しがはっきり出ている中でアメリカの利上げは続き、逆イールド状況も続くでしょうし、今後も欧米銀行の経営難(FRBも債務超過?)から金融関係企業にはなにが起こってもおどろかない、という気持ちです。その代わり、日本リート(3296)、ケネディクス商業(3453)、NTT都市開発(8956)を買いました。今東証リート指数はJPX総研の東証リート指数が示しているように割安と考えてのことです(ただしオフィスリートについてはあとで再考します)。なにがなんでもリートというわけではないです。今から株価が今から20%くらい下がったら、野村の高配当ETFでも買ってみたいですね。ただ現在は、日経オンラインや東証リート指数などのリポートからも明らかなように、リートは割安です。

今年後半の投資について
 7月10日のモーサテでオフィスリートの軟調さを報道していて、東京のオフィスの供給過剰、高い空室率から賃料下落などの理由でPBR(NAV倍率)1倍割れ、東日本大震災の数値に近いそうです。オフィスリートはジャパンリアルエステートしか持っていないのですが、高値のころは80万くらいの株価が今は55万あたりをうろうろ。ホテル系リートとオフィス系リートの近年の不振はともにコロナパンデミックに起因するように見えます。しかし、前者が感染の鎮静化や対応政策の変更により回復が期待されるのに対し、後者の供給過剰や働き方の変化による空室率上昇・賃料低下もあって、その苦戦は構造的な原因によるもので、回復には相当時間がかかると思われます。でもジャパンは手放しません。大型優良オフィスリートは日本経済を都市計画でひっぱってほしい。グリーンで循環的な街づくり、働き方改革に対応するビジネスと暮らしの在り方。ジャパンだけでなく、大型優良リートを持つ楽しみは単に分配金だけでなく、私たちの暮らしのビジョンを示し、着実に実現してくれるという期待です。ESGや循環型社会に意欲のあるリート、関係企業のみなさまを応援しつつ、着実な投資を続けていきます。

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