見出し画像

汚部屋歴25年 片付けが人生を変えてくれた

私は片付けが、冗談じゃないレベルで苦手。
苦手すぎて、もうなんだか自分でも面白いくらいなんです。
学生の頃までは、母に怒られる理由の大半が
「部屋の汚さ」か「成績の悪さ」のどっちかでした。


自分の部屋に愛着が無い

以前までは、
「別に部屋なんて汚くても良い。」
そう思っていたんですが、それには理由があります。
まずそもそも、私は自分の部屋に愛着が無いんです。
と言うのも、自分の部屋で過ごす時間があまりにも少なくて。

母の教育方針で、勉強はリビングのテーブルでするのが日常。
あとはピアノを頑張っていたので、
またまたリビングで1日のほとんどをピアノに費やしていました。

私の部屋には二段ベッドがあって、高校生くらいまでは兄と共有して使っていたんですけれど、
やっぱりお年頃なので、「兄と寝るの嫌だ~~~」となり、
またまたまたまた(笑)リビングで寝始めました。

なので、一日数回、荷物を取ったり着替えをしたりする以外は、
自分の部屋にいることはありませんでした。

片付けが出来ない私なんて

そんな気持ちに変化があったのが、社会人になった頃。
「さすがにこのまま汚い部屋で生きていくのは嫌だ!」と思ったんです。
もちろんそれまでも、消防点検だったり家に来客があるという時には一念発起して掃除はしてました。
でもそれって一時的なもの。部屋に愛着がないので、もう一瞬で散らかしてたんです。
ちょっと見ます・・・?

モザイクかけても笑っちゃうくらいやばい
入り口からもうヤバい。悠長にギターなんか置いてる場合ではない。

さすがにモザイクかけないと見せられないんですが、
床の上には物だらけ。学習机の天板部分は、物が常にあるのでほとんど閉まったことなし。
本棚はどう考えてもキャパオーバー。
とにかく物が多くて汚い……

これは2018年の夏頃の部屋の状態です。
あれから5年(えっ5年……?)
今はこんな感じに落ち着いています。
他のところはまだちょっと汚いので、今後も片付けは継続します。


一応モザイク

まああの、綺麗!とか、オシャレ!とかではないです。
もう部屋を汚くする才能しかないので、ここまで整っているのが奇跡、みたいな感じなんです。
タンスを捨て、学習机を捨て、服をたくさん捨て、ぬいぐるみを捨て……
とにかく色々たくさん捨てて、新しく洋服ラックと机を買いました。
あ、あと壁紙も張り替えた!本当に大変だった。

大学を卒業して、社会人になって。
コロナの影響で、家にいることが格段に増えたのがきっかけだったと思います。
汚い部屋にいると、すごく気分が落ち込んでしまうということに気付きました。
「私って片付けすらできないんだ。汚い部屋で生きていくしかないんだ。
こんな簡単なこともできないなんて、なんてダメな人間なんだろう。」

という感じで、鬱々としてしまっていました。

同時期に上司からパワハラを受けて、より一層鬱々としてしまったんですけれど、
まあとにかくこの部屋でずっと生きていくのは無理が過ぎるな、と思ったんです。

あと成功する人の中で部屋が汚い人はいないと聞いて、
それはヤバいですねと思って(軽率)

ちょっとずつですが、綺麗になるように頑張れています。

汚部屋脱出のために心がけたこと

汚部屋クリエイターの私が部屋を片付けるために心がけたことは、
主に以下の3つです。
・とにかく持っている物を減らす
・衝動買いしない
・物の住所を決める
・床に物を置かない

いや4つやないかい。

私は片付けのプロではないので、この方法が正解かどうかは分かりません。
ただ物がやたら多い私には合っていました。

とにかく持っている物を減らす


私の部屋が片付かない一番の理由は、物がやたらと多かったからです。
正直「何が」と特定できないんですが、細々した雑貨とか、本とか……
あとは服が毎日違うものを着られるくらいありました。

私の持っている服の多くは、母から譲り受けたもの。
特に気に入っているわけでもなく、私自身にセンスが無いので、
服が多いことがストレスになっていました。
選択肢が多いと混乱して決められなくて、
メンタルが崩壊して泣いてしまうタイプ
なんですよね……。

他の雑貨たちも、数がたくさんありすぎて、
自分が何を持っているのかが分からない状況でした。
そうなると、探し物ばかりするようになってしまうんですよね。

なので、とにかくまずは物を減らしました。
「必要かも?」と思うものは、ほとんど必要ではないです。
もし本当に必要だったり、無くてはならないような物だったとしたら、
いつか自分の元に戻ってきてくれると思っています。

戻ってこないような、思い出の品はなるべく残しておきます。

衝動買いしない


私はパッケージやキャラクターなどの見た目で物を買うことが多くありました。
百均で全く使わない布とか買ってました。(いつ何に使うんだ……)
あまりにもそういうことが多くて、結局床の上とかに放置されて、埃を被って、ゴミ箱行き。
しかもスグにゴミ箱に行くわけではないので、部屋が汚くなるんですよね。
ということで、「いつか使うかもしれない」は信用しないことにしました。

今でも衝動買いしそうになる時はあります。
そういう時は、一旦持ち帰る。一日考える。一週間考える。次の給料日まで考えてみる。
そうやって考える時間を伸ばしてみると、
「なんであれが欲しかったんだっけなあ」と冷静になる時があります。
まあ冷静に慣れない時には買っちゃうんですけどね!

物の住所を決める


物の住所が決まっていなかった頃は、
どこに何を閉まったのかよく分からない状況で、
見つけるのも一苦労。

出したものをもとに戻さないのは日常茶飯事。
で、一旦置いて後で片づけるつもりが永遠に床に放置などなど……。

ぬいぐるみが机の上にあったり、化粧品が本棚にあったり。
服も夏服・冬服、外用・家用分かれずごっちゃにしまっていました。
盛りました、すみません。しまってすらいませんでした。

時たま片付けるときは、とりあえずぱっと見が綺麗であればOKということにしていて、
押し入れに色々詰め込んでしずかちゃんを迎え入れるのび太君と同じでした。

思えば、種類分けをする、という行為そのものが苦手だったんですよね。
最近は物を減らして、住所を決めた甲斐あって、
同じ種類の物を同じ場所に入れる、ということが出来るようになってきました。

使ったものを元に戻すのも、簡単になりました。
探し物をする時間も、以前より格段に減ったと思います!

床に物を置かない


あの、すごく言いにくいんですが……
部屋って小さい、糸みたいなクモ出ませんか……?私の家だけ?


私、片付けないくせにそういうクモが本当に苦手で。
でも床に物を置いてしまうと、どうしてもクモがこんにちはしてしまうんですよね。
私の新しい住まいですか?みたいな感じで。

それを一度目にしてしまうと、
片付けのハードルが一気に上がってしまうんです。
なので、なるべく床には物を置かないようにしています。

当たり前だろ、と思われるかもしれませんが、
片付けが出来ない人間はこういうのもなかなか難しいんですよ……。

汚部屋を卒業したら、人生に選択肢が増えた。


長々と語りましたが、
とにかく私は片付けが鬼のように苦手です。
今でも、片付けって難しいな、と思っています。

でもあんなに汚くて足の踏み場も無かった部屋が、少しずつ綺麗になって、
まず自己肯定感が爆上がりしました。
「片付けが出来ないゴミ女」くらいには思っていたんですが、
「苦手だけど頑張ってるよね」と思えるようになったんです。

特大のコンプレックスを何年もかけて乗り越えようとしている時点で、なかなか頑張ってるな、って。

部屋で過ごす時間も、何倍にも増えて、愛着も湧いてきました。
今書いているnoteも、日本語教師の仕事も、部屋が汚いままだったらやれていませんでした。
部屋を片付けることが、人生の選択肢を増やしてくれるなんて。

今後も色々と工夫してみて、過ごしやすい部屋を作って行ければと思っています。
「人に見せても恥ずかしくないくらい」を目指します!

汚部屋で悩んでいる方、もし見ていたら、一緒に頑張りましょう!
時間はかかっても、諦めなければきっと変わることができるはずです。

また綺麗な部屋に近づいたら、ご報告します。

れいな

いただいたサポートは、十分の一は献金に、残りは普通に私の血肉となります。 メンタルが急降下した日には温泉代になったりもします。温泉行きたいな・・・