高校から大学受験まで。

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カナダに行ったのは高校1年7月から2年7月まででした。

今はもう無いのかもしれませんが、高校生の交換留学を行うAFS https://www.afs.or.jp/ に類似するような団体で、1年間、公立高校に派遣されるシステムでした。

カナダのバンクーバー島にある、ビクトリアという町に派遣され、ホームステイしながら、公立高校に通いました。私は特に幼少期や小学生で英語を習っていたわけではありませんので、アルファベットを初めて習ったのは中学校1年生の時でした。3年間普通に中学校の英語の課題をやった上で、高校1年生を迎えてカナダに行きました。

学費は年間160万円と父が言っていた気がします。

行ってすぐに数学のミニ試験をやって、それの出来がよかったので、一つ上の学年に配属されました。「数学は日本の方がレベルが高いから、取らなくてもいいよ」と言われました。

現地では2セメスター制で、1学期に4つ授業を取り、毎日同じ科目をやるという感じでした。

英語(2種類)、社会、Art、Biology(2種類)、Chemistry、Physicsなどをやりました。正直申し上げて、授業のレベルは日本で通っていた中高一貫の高校の方が高かったと思いますが、全て英語でやるということで、英語はメキメキと上達したとは思います。

そこで感じたのは、英語や社会(歴史や政治を学んでグループディスカッションしたりとか)の授業は、やはり英語の壁があるのであまり活躍出来ませんでしたが、Biology、Chemistry, Physics, Mathematicsなどは日本で教育を受けた私の方が良く出来ましたので、むしろ教えてあげていました。

数学なら数式、Chemistryなら化学記号という共通言語を用いて、世界中の人たちと交流できるということに感動しました。また、理系の世界では国際学会が各分野で行われており、研究者になれば学会に参加して世界中の人たちと研究仲間になれるということを知りました。

で、帰ってきてからは研究者志望になりました。なんだかんだで東京に住みたかったですし、東大志望になり、東大に行くべく頑張りました。幸い、私の高校ではカナダで1年間取った単位を、日本の高校の単位に振り替えてくれたため、留年する必要はなく、高校2年に戻れました。留年しなくてはいけないかどうかは、学校の方針によると思います。

ちなみに米国の大学も興味ありましたが、学費が東大に行くよりもかなり高額になるのと、当時あまり情報が無かったので、検討しませんでした。高2の夏に帰ってきたので時間が無く、東大のことしか考えてませんでした。

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