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ホワイトニングって体に影響ないの?

こんにちは。大阪梅田駅から1駅の肥後橋駅近くの歯医者「Reina歯科医院」です。
歯を白くしたいけど、歯に影響がないか気になるという声をよくお聞きします。今回は、ホワイトニングの歯への影響について情報発信していきます。

Q.ホワイトニングのは身体に悪くないの?

A.歯科医院でのホワイトニングで使用する薬剤は身体に安全です。

米国食品医薬局(FDA)で、発がん性がないこと、人体への毒性がないことが報告されています。

医療ホワイトニングでは、主に過酸化水素(消毒薬のようなもの)の力で歯を白くしていきます。
過酸化水素を無毒化出来る酵素「カタラーゼ」が先天的に欠損している常染色体劣性遺伝疾患の無カタラーゼ症の方はホワイトニングが絶対禁忌になります。

Q.ホワイトニングで歯が脆くならないの?

A.医療ホワイトニングでは、歯は脆くなりません。

歯の表面の96%は無機質なので、反応しません。
ホワイトニングを行うのは、歯のエナメル質で、エナメル質は96%が無機質の柱上の構造で、残りの4パーセントはそれらをつなぐ接着剤のような役割をしています。医療ホワイトニングを行うと、接着剤の部分が少しなくなり、無機質の柱上の構造が丸みを帯びた形になります。これによって、光が乱反射して白く見えるようになります。また、着色成分の漂白も起こるので、歯が白くなります。

医療ホワイトニングで歯が白くなるしくみ

Q.ホワイトニングに副作用はある?

A.知覚過敏の症状がでることがあります。

医療ホワイトニングでは、過酸化水素が分解されて効果を発揮します。
・エナメル質が薄い部分やエナメル質に亀裂が入っている部分
・象牙質が露出している部分
に、過酸化水素が分解された際に発生する水素イオンが入ると、歯が染みる症状が出ます。
ホワイトニング後24時間で、過酸化水素の反応はほとんど終わるので、丸1日たつとしみることは少なくなります。

※歯の神経は、象牙質に刺激があると小さな炎症反応が起きます。通常は、刺激がなくなれば、知覚過敏は一時的なものなので問題になりませんが、ホームホワイトニングで歯がしみているのに歯を白くしたいので我慢して続けていると、歯の神経の炎症が続き、最悪の場合歯の神経の壊死を起こすことが稀にあります。
そのため、歯科医師の診断の元、適正に使用することが大切です!

+αのお話

ホワイトニングで使用する過酸化水素には、殺菌消毒作用があるため、特にホームホワイトニングでは数時間装着しているので虫歯や歯周病予防に効果があるのでは?と言われています。

医療ホワイトニングで使用する過酸化水素は日本国内では、医療機関でのみ使用が可能です。国内販売の市販ホワイトニング用品には過酸化水素が含まれておらず、着色除去の作用になります。
海外からの個人輸入で手に入れる方もおられますが、自己責任になりますので、注意して使用してください。

市販のホワイトニングと医療ホワイトニングの違いのイメージ

Reina歯科医院では、ホワイトニング後の知覚過敏予防のためにCAPシステムという歯質強化プログラムを導入しております。
また、ホームホワイトニングでの知覚過敏に対応するお薬や、バーニッシュという歯を強くするフッ素や知覚過敏を抑える成分の入ったお薬の使用など様々な対応を行っております。
知覚過敏があるけど歯を白くしたい!という方でも是非お気軽にご相談ください。


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