夢の国の副作用
東京ディズニーリゾートが大好きだ。
昨日までいた2年ぶりのパークは感動の連続でそれはもう何にも変え難い夢のひととき。
そして今日、仕事。日常。It's my life.
今に始まった事ではないが、この喪失感はただごとではない。
パークいくことで得られる多大な幸福感の反動が僕たちにとっては非常に脅威である。
でも行かない訳はない、行かなければならない。生きる為に。
現世の労働は前世の罪を償う為にやってるみたいな話があるけど、それを今日思い出した。
毎回これが緩和されるには時間を要する。
パークを離れてすぐは、まるで子どもがお気に入りの毛布を取り上げられたかのように泣き喚きたくなるような感情に駆られる。
さすがに本当には泣き喚かないけど、もう31歳だし。
今回も例に漏れず旅の終わりが近づくにつれ
そんな気持ちが心を埋め尽くしつつ、帰りに寄ったボン・ヴォヤージュ(舞浜駅とディズニーランドの間にあるディズニーストア)でふと気づいたことがある。
「ボン・ヴォヤージュ」という言葉の通り、お会計の際にキャストの方も最後に「よい旅を!」と言ってくれる。
もう帰るだけの僕らにとっては辛いように聞こえかけたが、逆に考えると
「このディズニーリゾートが旅先なのではなく、現実世界に向かう事こそが本当の冒険」
なのではないか、と。
そしてディズニーの皆さんはそんな我々にエールを送ってくれているのではないか、と。
そう考えよう、そう考えようじゃないか。
僕たちは現実世界の荒波を乗り越え、また必ずディズニーリゾートに帰る。
そう心に決めれば、今日からの仕事だって怖くない。みんなが応援してくれている、頑張れる。
同じように夢の国の副作用にもがき苦しむ同志たちに捧ぐ-----
ボン・ヴォヤージュ
以上、今回も駄文、最後までご覧頂き誠にありがとうございました。
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