ウロマガ

ダ・ヴィンチ・恐山さんは匿名ラジオで去年あたりに存在を知ってから、いろいろ小説やらアイマス配信やら今年は楽しませてもらった。ウロマガもたしか初日から読んでる。通勤の電車が3分くらいしか乗らないのだが、その時間に毎日読むのにちょうどよいのだ。

一番印象に残っている記事は「悪意の内側に足を踏み入れた日」2018年11月22日の日記である。

彼の会社がある中目黒に「れたす」というしゃぶしゃぶ屋さん?があって、その2軒先に似たような名前の店ができた、そして実際に行ってきた、という話である。

「れたす」の2軒となりに「れたすれたす&れたす」という店ができた。………………れたすれたす&れたす!!!!????

冒頭からめちゃめちゃ引き込まれて読んだ。そしてこの日の日記は

・アニメ『ゾンビランドサガ』めちゃおもしろい。

で締めくくられていたところも含めてよかった。ふーんと思ってそのあとプライム・ビデオにあったので見たらほんとに面白かった。結局最終回まで見て、泣いた。エモかった。

このれたすの話を読んで最初に思い浮かんだのが大阪王将と餃子の王将の話で、似たような話でロッテは日本の企業なのか、韓国の企業なのかという話がある。でも王将もロッテの話もあくまで情報でしかないというか、それに関するネットの記事を読んでもどこまでが本当のことなのか良くわからないって言う点でれたすの話と比べると面白みにかける。れたすに関しては現実感がすごかった。恐山さんが実際にランチで行っていた店におきた事件で、国税庁のサイトで調べた事実を掲載してまとめてくれていたりして、現実に次ぐ現実が載せられてて、ひーってなるけど、あくまで悪意の外膜を撫でるところまでしか書いていないところが、彼のうまさなんだと思った。最高。

実は「ハンバーグ」っていうオモロ集団が過去にいて、その後に「バーグハンバーグバーグ」っていうオモロ集団が結成されたっていうオチが頭に浮かんだけど、われながら発想が2流3流だな。という感じがして虚しい。話がうまくなりたい。

ところで「頭が良い」と一口に言ってもそれはいろいろな側面がある。記憶力が良い、言語能力に長けている、頭の回転が速い、物知りとかとか、全部ひっくるめて「頭が良い」という一言にまとめるのは横暴な気がする。エモいに通ずるものがある。

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