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訃報:大原れいこ(本名:犬養麗子)逝去のおしらせ

こんにちは。
大原れいこ(本名:犬養麗子)の長男の犬養拓といいます。

驚かれた方もいらっしゃるかと思いますが、僕の母の大原れいこは、2020年4月27日(月)午前10時01分に順天堂医院にて永眠いたしました。
享年84歳でした。

このお知らせが世の中に出るのは、僕が書いているこのnoteでの記事が最初です。

母親と生前親しくさせていただいた方々に、長男である自分の言葉で逝去のお知らせをさせてもらいたかったので、ここに文章を記します。

死因やお別れ会など今後のこともなるべく細かく書かせてもらいますので、よかったらご覧ください。

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大原れいこ略歴

1935年(昭和10年)7月27日生まれ。
2020年(令和2年)4月27日逝去。享年84歳。
洗礼名はマリア・ローザ。

実業家・大原孫三郎の孫であり、大原總一郎の長女。
テレビのプロデューサー、ディレクター。
代表作に『オーケストラがやって来た』『北京にブラームスが流れた日』『五嶋龍のオデッセイ』など。

『くらしきコンサート』の代表・プロモーターとしては、40年近くにわたり郷土の倉敷にロストロポーヴィチ、ヨーヨー・マ、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団などを呼び、公演を主宰。

1935年(昭和10年)7月27日生まれ。
1963年(昭和38年)TBS(当時:東京放送)入社。
1970年(昭和45年)テレビマンユニオンを共同で設立。
1979年(昭和54年)犬養康彦と結婚、長男の拓を出産。
1983年(昭和58年)弟・大原謙一郎、妹・正田泰子と『くらしきコンサート』を創立。
2020年(令和2年)4月27日逝去。

主な仕事

・1972年から10年間「オーケストラがやってきた」250本演出(テレビ大賞 優秀番組賞 ギャラクシー賞特別賞ほか)
・「北京にブラームスが流れた日~小澤征爾、原点へのタクト」
・TBS創立30周年記念企画 「カラヤンとベルリンフィルのすべて」
・「ふたりの約束」(テレビ大賞 優秀番組賞 年間最優秀プロデューサー賞)
・「今よみがえる幻の祝典曲 リヒャルト・シュトラウス ―その愛と哀しみ」(芸術選奨文部大臣新人賞)
・「99才のモーツァルト弾き ~M.ホルショフスキーの奇跡~」(ATP郵政大臣賞)
・「動乱の国から ~大野和士、ザグレブの四月~」
・「ベルリン、生と死の堆積」
・「チェルノブイリ 家族の肖像」
・「赤い夕日 ~小澤征爾、故郷の指揮台に立つ~」(文化庁芸術作品賞)
・「大河は海へ ~朝比奈隆、音楽と人生~」
・長野冬季オリンピック開会式 五大陸「第九」衛星生中継 海外統括プロデューサー
・「魅入られた祝祭 ~ ワーグナーの世紀」
・「正義の戦争はあるのか」(ギャラクシー選賞)
・10年連続ドキュメント「五嶋龍のオデッセイ」(エクソン・モービル児童文化賞 放送ウーマン賞 ATP特別賞)
・「サンクトペテルブルグ・音楽の都300年」(BSデジタル大賞)
・「証言ドキュメント 教育者、斉藤秀雄の真実」
・小田 実 遺す言葉(ATP優秀番組賞)
・「カルテットという名の青春 ~ 太郎、マドカ、麻理子、大と歩いた1371日~」(ギャラクシー賞 ATP優秀番組賞)
・「小澤征爾さんと音楽で語った日 ~チェリスト宮田 大25歳~」
・平成23年度 倉敷市文化章受章(くらしきコンサート代表として)
・オペラ映像演出 「愛の妙薬」「ノルマ」「ルチア」「椿姫」など
・「小澤征爾 走り抜けて80歳」
・第75回山陽新聞賞文化功労 受賞
・第18回岡山芸術文化賞グランプリ受賞

死因と闘病について

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死因は、膠芽腫(こうがしゅ)という脳の腫瘍でした。

最初に膠芽腫が見つかったのは2018年8月。
他の検査で脳のCTを撮った際に見つかりました。

見つかったときには膠芽腫の中でも最も悪性のグレード4というもので、すぐに入院〜脳外科手術を行いました。

その後、入院生活を経て、同年の秋からは都内の施設に入り、リハビリなどを行う毎日に。
私たち家族のほか、母の友人・知人の皆さんもお部屋によくいらしていただいていました。

ただ悪性の膠芽腫が見つかった時点で主治医の先生からも「余命はおそらく1年半〜2年と思っていただいた方が」とおっしゃっていただいていました。
(順天堂医院の主治医の先生は、発覚後からずっととても誠実に対応してくださっていました)

2019年の秋に再発し、入院〜手術で再摘出。
そして今年の3月に再々発してからは、再び入院生活となっていました。

脳の腫瘍のため、身体的に痛みがあるというわけではなく、去年から今年にかけても本人はとても穏やかに過ごしていました。

この1〜2ヶ月は、意識がなくなる時間が徐々に増えていくような感じで、最期を迎えるにはある意味で理想的な命の尽き方だったのではないかと思います。

葬儀とお別れ会について

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葬儀については、僕(長男の拓)が喪主としてごく近親者のみで執り行いました。

お花やお香典については、辞退させていただければと思います。

葬儀とは別に、お別れ会に関しては、新型コロナウイルスの流行が終息してから開催したいと思っています。

そのご案内はまた改めてさせていただきますが、そのお別れ会までの間に、母親に面識があった方々が思い出話などをしていただける場をご用意しました。

このようなご時世のため、インターネット上での場になるのですが、それについてご案内させてもらいます。

大原れいこの思い出をシェアする小部屋

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通常ですと、誰かが亡くなったら葬儀やお通夜があり、故人の思い出などをいろいろと話して分かち合う場所と時間があるかと思います。

ただ、今は新型コロナウイルス流行のため、そうした場をすぐにご用意することができません。

そこで、お別れ会までの間、インターネット上で故人の思い出話などのやり取りができる場所としてご用意させてもらいました。

インターネット上のお別れ会の会場や楽屋のようなイメージで、楽しんでいただけると幸いです。

ここでは、以下のようなことをしていただけます。

・大原れいこへのメッセージを掲示板に投稿する
・「こんな人だった」「こんなことがあった」という思い出話を掲示板に投稿する
・他の方のそういった思い出話を読むことができる
・僕(拓)という家族から見た母のエピソードも投稿します
・今後のお別れ会などのご案内をご連絡します

もちろん、母の友人には、年配の方も多いかと思います。
「インターネットでのサービスはやり方がよくわからない」という方は、周りのご友人、お子さんなどにご協力を仰いでいただけるとありがたいです。

お手数ですが、ご参加にはこのnoteというサービスへの会員登録も必要にはなります。
全ての方にとってやりやすいわけではない形になってしまう点をご了承ください。

この『思い出をシェアする小部屋』、いま記事を書いている『note』というサービスの『サークル』という機能を使用します。
以下のリンクから飛んで、『基本プラン』をお選びください。

なお、ご参加は、母と生前に面識があった方のみとさせていただきます。
その認証の意味も含めて、1ヶ月1,000円の定額制とさせてもらいました。

もちろん、いつご参加いただいても、途中で解約していただいてもかまいません。
今のところ、お別れ会までの期間限定のものとして予定しています。

皆さまからの月額の参加費は、noteさんの手数料を引いた全額を子どもの教育を支援するNPOに寄付させてもらいます。
その掲示板などの中で、寄付のご報告もさせていただきます。

この訃報記事を読まれた方へ

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ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。

母親が亡くなってから、メディアに載る記事とは少し違って自分の言葉でなるべく詳しく母のことをお伝えできた方がいいのではないかと考えて、こうした訃報のおしらせを書きました。

また、上でお知らせさせていただいたように、母の訃報に触れてからそのまま「インターネット上のお別れ会の会場」をご案内しやすいのではと考えたのもあります。

この訃報記事を読んだ方は、よかったら母と面識があったお知り合いの方にも広めてもらえるとありがたいです。
この記事ページのURLは、以下です。
https://note.com/reiko_taku/n/ne37b31af02ae

僕も自分が把握できている範囲内でお知らせさせてもらいますが、交友関係が広い母の知人の方全員にはなかなかご連絡できません。
皆さんのお力をお借りできるとありがたいです。

ご案内した『思い出をシェアする小部屋』も、皆さんが心地よくご利用いただければと思います。
使いかたに関しては、参加いただいた方々の感じを見ながら、僕もアレンジしていこうかと思っています。

そのほか、母のことで何かありましたら、僕あてにご連絡いただけると幸いです。
こちらのメールアドレスにお願いします。
info@inutaku.com

改めまして、とてもキャラクターの強い人であったかと思いますが、生前の母を支えていただき、ありがとうございました。

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