見出し画像

制作って、結局、思い込んだモンが強い

私は、長い間、デザインの仕事をしているのですが、最近、つくづく、自信を持って、自分をアピール出来る人間が強いな、と思うのです。

今日会った、素人のイラストレーターさん、正直言って、下手でした。

私だったら、絶対頼まないのに、クライアントがものすごく気に入ってたので何も言いませんでしたが、素人と言いつつも条件がテンコ盛りで、初めて見るような細かい契約書を作ってきて、あれこれと普通のイラストレーターが言わないようなことを禁止事項として盛り込んで、「絶対に、あなたたちの思うようには、私のこの素晴らしい作品をいじらせないわよ」と思いっきり牽制されたのです。

おい。

「あなたの100倍、私は上手いから、安心してちょうだい。」って言えば良かったなと思うくらい、勘違いも甚だしいものでした。

実は。

私は、私が思う、下手っぴな自称クリエイターが非常に嫌いです。
下手な人は、金銭など受け取らず、趣味でやればいいのです。

失敗の予感満載な超スキル不足な人でしたが、私は、なるべく良いサイトになるよう、頑張ろうと思います。

そして、下手な人に会ったこんな時、思い出すのが、以前会ったナース(死語)です。

ナースは、びっくりする高額な料金で、本職とはおよそかけ離れたブログのカスタマイズを請け負っていました。

ああ、小学校の頃、褒めてもらったことがあったのかな。お絵描きが好きなのね、と思ったのですが、当然、下手っぴな、素人の仕事でした。でも、ナースの中では、すげえ上手くできたでしょ!と自己評価が高いように見えました。

でも、その仕事がいくつか公開されており、なおかつ喜んでいる人が世界にいる、と知りました。

そして、ナースのマンガを描いて、あろうことか専門書の仕事に結び付いていたのです。

ヒョエ〜〜〜〜〜。。。

私が彼女くらい下手なら、恥ずかしくて出来ないけど、もちろん、ナースにしか描けない世界観があるので、技能というより、職種的な優位性でもって獲得できることもあるのだと思います。

そして、プロじゃないからこそ、素人として心底楽しめるのでしょう。

でも。

ああ。

だとしても、もっと上手い人がいるのになぁ。
とやはり思ってしまうのですが。

もしも、アリえないくらいにダメなら、プロの、ちゃんとしたイラストレーターさんを探そうと思います。

そして、私も、誰だってそう、仕事柄いくらでも上手い人を知っているからと言って、謙虚になったり、卑下しなくてもいいんだなあ、ということです。

上手くできた方が楽しいと思いますが、どうであっても、楽しんだもん勝ちかもしれませんね。









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?