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次期トランプ政権がパリ協定から再度離脱する可能性について

来年、トランプ政権が発足したら、再びアメリカがパリ協定から離脱するのではないかと心配している人が多いのではないでしょうか?

トランプ元大統領は2017年にパリ協定からの離脱を決定し、その決断は国内外から大きな批判を浴びました。最近の報道によると、トランプの政権移行チームは再びパリ協定からの離脱を準備しているとのことです。

今月8日付のロイターの記事にはこう書かれています。

トランプ次期米大統領の政権移行チームが、気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」離脱を宣言する準備を進めていることが分かった。米紙ニューヨーク・タイムズが8日報じた。
政権移行チームはさらに、資源の掘削・採掘拡大に向け、国立公園などを縮小する大統領令を策定しているほか、天然ガス輸出ターミナルの新規認可一時停止を解除し、カリフォルニア州などで厳格な汚染基準設定を認める措置を撤回する見通しという。
また、環境保護局(EPA)の本部を首都ワシントンから移転することも検討しているという。


バイデン現大統領は就任式の当日にパリ協定に再参加すると明らかにし、2021年の2月19日に正式に復帰が認められました。

来年トランプ政権が再び離脱を進めるとなると、気候変動対策におけるアメリカの立場が大きく変わることになります。​

トランプ氏はは気候変動やEV(電気自動車)に対して否定的な立場を取っていました。しかし最近はEV推進に前向きな姿勢を見せています。

これはイーロン・マスク氏やテスラを意識した発言であると思っている人は多いはずです。気候変動に対する本格的な配慮からではない可能性が高いです(個人的意見です)。

一方イーロンマスク氏は再生可能エネルギーや電気自動車(EV)の普及を通じて気候変動問題に取り組む重要性を強調してきました。彼はパリ協定に対して一貫して支持する立場を取っており、気候変動への対応が急務であると考えています。

しかし、今後の政治的な情勢によっては、彼の姿勢も変わる可能性があります(個人的意見です)。

トランプ氏とイーロン・マスク氏は、それぞれ非常に個性的な人物なのはみなさんご存知の通りです。共通の利害が一致する分野では協力する可能性もありますが、気候政策に関しては”今のところ”意見が大きく異なります。


次期トランプ政権が再びパリ協定から離脱するかどうかは、多くの人々にとって大きな関心事となっています。(個人的意見です)


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